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お金の増やし方講座

金融詐欺にご用心!-未公開株や高利回りの社債

以前から、高利の出資証券、真珠やエビ養殖事業への投資、外為証拠金の運用での高配当の約束など、高齢者を狙った金融詐欺が手を変え品を変え、続いていますが、金融詐欺の被害が後を絶ちません。この金融詐欺で怖いのは、老後の大切な資金が、一瞬にして消滅してしまうということです。特に、現在のように雇用や年金への不安が膨らんでくると、専門知識はないが、資産を少しでも増やしたいという心理になり、それに付け込まれ、被害が拡大している状況です。

このところ、急速に増えている金融詐欺のケースで被害が拡大している「未公開株」や「社債販売」による手口をここで紹介しましょう。

まず、「未公開株勧誘」です。その手口は「この環境関連企業の株は、数ヵ月後上場を予定しており、上場後の値上がりは確実」と購入を勧め、被害者は数百万円~一千万円以上を支払って株を購入。予定日になっても上場しないので、問い合わせてみると連絡が取れなくなってしまう。また未公開株がらみで目立つ事例は、複数のメンバーが絡む「劇場型」の手口です。まず金融業者を名乗る男から「A社の未公開株をもっていたら高値で買い取る」と電話があり、直後に別の男から「A社の未公開株を1株150万円で買わないか」と勧誘の電話が入る。高値での買い取りを当てにして未公開株を購入し、被害にあうというケースです。他にも、過去に被害にあった人に、その損害を回復することを約束し、その条件として未公開株を購入させる手口、公的機関を装って信頼性を高めたり、謝礼を払うからと代理購入を求めたりといった手口も、国民生活センターによれば増えているそうです。2009年度に未公開株について寄せられた相談は、5560件と過去最高になっているとのことです。

また「社債販売」を巡るトラブルも多発しています。例えば、「発展途上国でレアメタルや原油を採掘している」「現地の生活や経済に貢献している」などと好印象を与える文句を入れた、10%を超える高利の社債の案内書が送られてくる。別の業者が、「その社債だったら、それを5倍の値段で買い取る」と持ちかけるので、社債を数百万円購入してしまったが、買い取るといった業者が、さまざまな理由をつけ、買い取らないというのが代表的ケースです。

老後の大切な資金を、一瞬にしてなくすということは、大変な痛みです。このような未公開株や社債がらみの話、冒頭でお話した甘い投資話は、自分だけで判断せず、必ず家族や友人、FP、消費生活センターなどに相談することが必要です。

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