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2010/08/23 社債はどう?買ってもいいものなの?

2010/08/23 社債はどう?買ってもいいものなの?

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ぜひ、ご期待ください!!  

このメルマガは、連載形式になっています。これを読めば、どうすれば資産運 
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■	メルマガ『債券』編 

        ―社債はどう?買ってもいいものなの?― 

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このメルマガは、『株式』編、『投資信託』編と続き、第3弾として、『債券』 
編となっています。このメルマガのタイトルにあるように、このメルマガを毎 
週読めば、資産運用の成功に導いていくということをきっと実感できることで 
しょう。どの金融機関にも属さず、どの運用会社にも気を使う必要はない、完 
全独立のファイナンシャル・プランナーだから書けることがあります。これか 
らも、『本当はどうなのよ?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガに 
していきます。どうぞご期待ください!! 

さて、前回は、国際バブルが弾けるとどうなるかという、怖いながらも現実に 
ならないとは限らない話をしましたが、今回はもう少しおとなしい「社債」の 
話です。 

□	社債は、会社の借金 

社債は、会社が銀行から融資を受ける借入金と同じです、お金に色はありませ 
んから、銀行から借りようが、社債を発行して借り入れしようが、会社の金庫 
に入れば、みんな一緒です。この資金を、従業員の給料に充てても、原料購入 
に充ててもいいですし、工場・機械の購入に充てても、一向に差し支えありま 
せん。 

□	社債は、一般にたくさんの人から借金するもの 

会社の金庫に入ればお金に色はないので、社債でも、銀行借り入れでも同じな 
のですが、ここで、非常に大きな違いをお話しましょう。それは、誰が資金を 
提供しているかということです。銀行借り入れは、供給元は銀行です。いわば 
供給先1対受取先1の関係です。一方、社債、例えば電力債は、多くの人がそ 
の債券を購入します。いわば不特定多数の人が購入することが前提です。 

□	社債は、銀行借り入れより、返済能力が高い企業が発行するべき 

銀行は、企業の審査能力が高いし、日ごろから一般には手に入らない情報を企 
業から入手できる立場にあります。そこで、銀行単独で企業に融資しても、あ 
る程度その企業の信用度はつかめます。ところが、社債は、不特定多数の人が 
あまりその企業を知らないで、購入するという状況が出現します。一般の人が 
その企業の財務内容や返済能力を知ろうと思えば、決算報告書、年次報告書な 
どを詳しく調べ、その返済能力分析するべきなのですが、とてもそこまでやる 
人はいないのが、現実です。そのため、財務内容がしっかりして、日ごろから 
定期的に入ってくる収入が確実に見えているような企業、たとえば電力会社、 
ガス会社、鉄道などが、社債発行企業としては向いています。 

□	高金利に目がくらんで社債を購入すると、痛い目にあう。 

社債は、上記のような安定した会社が発行することが多いですし、そうあるべ 
きなのですが、資金繰りのために社債を発行する企業も、たまにあります。た 
とえば、2000年から2001年にかけて900億円も発行されたマイカル 
社債。社債の高金利に目がくらみ、思わず購入してしまった主婦、サラリーマ 
ン、年金生活者。訴訟を起こしましたが、あえなく棄却。元本の30%しか返 
ってこなかったとのことです。個人の皆さんが、その会社の中味をよく知るこ 
とはほとんど不可能といってよく、この責任は本来勧めた証券会社にあるとい 
ってよいのですが、法律上はこれが効きません。「証券会社は単なる売り子」 
という建前でして、債権者、この場合債券購入者の利益を対して債務者、この 
場合債券発行者と交渉するのは、受託会社という購入する時には見えない存在 
なのです。 

ここでいえることは、いい金利の債券には裏がある、ということです。すなわ 
ち信用度が低い、債務返済能力に問題がある、資金繰りに窮しているから高い 
金利も飲み込むのです。このあたりを十分注意して、危ないものには近づかな 
いというスタンスを持つことです。 

ところで、ここでも強調しておきますが、マイカル社債を「すごい高い金利で 
すよ。」といって勧めたのは証券会社です。そして、証券会社は、マイカル社 
債が債務不履行になっても、「おあいにく様でした。わたしたちには責任あり 
ません。」で終わりです。所詮証券会社は、単なる売り子、あるいは手数料稼 
ぎの台詞がうまい役者ということです。皆さんの利益を戴している存在ではあ 
りません。 

さて、来週は、債券において非常に重要な話をします。それは、格付け(レー 
ティング)です。皆さんが会社の財務内容や決算報告書をいちいち集めて、分 
析して買うか買わないか決めるということは、現実には不可能です。そこで登 
場してくるのが、債券にレーティングをつける格付けです。これを見れば、そ 
の会社の格付けはいくらで、どの程度の信用度があるかがわかるのです。 

では、次回をお楽しみに!! 

今週のメルマガ、いかがでしたか。それでは皆さん、来週以降のメルマガ「債券」 
編を、是非ご期待ください!! 

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の濃い情報を紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげて 
くださいね。 

それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間 
になりますように!  

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編集後記: 

今週より、アシスタントの方に来ていただくことになりました。これまで私が 
あらゆることをやっていましたので、仕事の軽重がなかなか取れにくいという 
ことがありましたが、これからは、すっきりしてくるのではないかと、いまか 
ら楽しみです。 

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