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2021/11/22 米国株-今は高いから見送るか

2021/11/22 米国株-今は高いから見送るか

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-米国株-今は高いから見送るか-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第472号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

ぜひ、ご期待ください!!

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-米国株-今は高いから見送るか-

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米国株は大変堅調です。ニューヨークダウは36000ドルを超えてきました。こうなると、いまから米国株を始めようと考えている人でも、「ちょっと高いのでは」「もう少し様子を見てみよう」という人は必ずいます。むしろそう考えて、迷っている人が多いことは、容易に想像できます。そういう人のために、今週はじっくりとお話ししましょう。

□ ニューヨークダウは最高値だから高くなっているのは確か

ニューヨークダウは最高値を駆け上がっているのは確かです。いわばこれから始める人は、一番高いところを買うことになります。そうすると、「物」ではないのですが、もう少し安く買いたいという心理が働くのは、もっともな話です。1年前に3000ドルで買えたものが、いまは3600ドル払わなければ買えなければ、「なんだか高い買い物だ」と考えてもおかしくありません。しかし、いずれ4200ドルになれば、買っておいてよかったということになります。買わなかった人にとっては、高いと思っても買っておけばよかったということになります。

□ 目先で見れば、読みが入る

ここで、投資において大事なことをお伝えしましょう。「Think long term.→長い目で見る」ということです。私たちは、目先の「高い、安い」で、お金を運用しているわけではありません。目先の「高い、安い」で運用している場合、せいぜい2,3カ月程度持ってから「売る」という行動に出ることが予想されます。そうすると、一方では「もう少し下がるかもしれない」という読みが入り、「待つ」ということになります。2,3カ月の時間軸であれば、その読みが外れれば、また違う読みを入れ、新たな行動に出るのです。いわば、短期の中で「あっちこっちに動く」ということです。

□ 長い目で見れば、違った臨み方になる

しかし、運用を10年、20年という長い時間軸で見て、ニューヨークダウやS&P500というような十分に分散されたものに投資するのであれば、いまの水準が高いか安いかを考えるのは、意味がありません。米国の代表的なS&P500株価指数は過去150年で、年率9%に回っています。150年前に1ドル投資していれば、いま40万ドルを超えています。その間、私の知る限りでも、1929年の大恐慌、1970年代の株式の死、1987年のブラックマンデイ、2000年のハイテクバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックと来て、いまニューヨークダウは最高値です。

一つ、一つの出来事を見て、「おっかない」といって投資しなければ、ここまで上がってきたのに、結局は報われなかったわけです。実は、怒られるかもしれませんが、そういう人の方が多いのです。

□ 個別銘柄も長い目で見る

では個別銘柄は、どう見たらいいのでしょう。かなり高くなり(株価収益率PER(株価/1株利益)が40倍、50倍というように)割高で、高くて買えないという銘柄が多いのは確かです。しかし、その銘柄が10年、20年成長を続ければ、決して割高ではなくなってきます。たとえば、買ったとき40倍だったとしても、その銘柄が成長を続け10年後に、買った時の株価を現在の1株利益でみれば、3倍とか4倍となり、非常に低くなっていることはよくあることです。要は、買うとき割高であっても、その会社が10年、20年成長を続けられるかという見方が大事なわけです。ここでも「Think long term.→長い目で見る」ということです。

□ 目先と長期の両手使いはできない

しかし、目先で見ている人はそういうわけにはいきません。いわば人種が違うので、目先で見るのと長い目で見るのは、両手使いでできないのです。そして、目先の利益は長く続かない。結局あまり利益は出ないのです。そういう意味では、ニューヨークダウやS&P500というような十分に分散されたものに投資するにしても、個別銘柄に投資するにしても「長い目で見るスタンス」を養うということです。そしてそれには時間がかかるので、そのようにスタンスを決めてじっくり取り組むことが大事なわけです。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。
これからも、私、尾藤峰男は、メルマガ読者の皆さんに真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
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■ 編集後記:

やっぱりそうなったかという記事があり、私の推察も捨てたものではないと、思わずにんまりすることとなりました。17日の日経に「デジタル臨調、結論に半年、スピード感の遅れに懸念」とありました。思えば、菅前首相が2020年9月、「規制改革をど真ん中に置く」として、行政のデジタル化推進のためデジタル庁設置を宣言し、デジタル改革担当大臣が就任、そして1年であえなく菅政権は退陣。岸田首相が就任し、デジタル臨調を設置、これから鋭意デジタル改革を進めていくとのことですが、方向性がまとまるのは来年春、国会に法案を提出するのは23年となるというのです。ということは2020年9月に宣言したことが、具体化するのに3年かかるということです。その間に世界のデジタル化が急速に進む中で遅れはいよいよ増し、縦割りの官庁や既得権団体などからの圧力で、本来の目標が骨抜きになることが懸念されます。あまり期待していると、いつもの通り、期待外れになるのが見えてきます。

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA)
米国CFA協会認定証券アナリスト
日本証券アナリスト協会検定会員
1級ファイナンシャルプランニング技能士
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