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2022/01/17 いよいよ日本株が追いつかなくなっている

2022/01/17 いよいよ日本株が追いつかなくなっている

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■□ No.476(2022.1.17)
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-いよいよ日本株が追いつかなくなっている-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第476号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

ぜひ、ご期待ください!!

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-いよいよ日本株が追いつかなくなっている-

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このところ日本株が「どうしたの?」というほど力強さがなくなってきています。ニューヨークが上がるとちょっと上がり、少し下がるとドンと下がる、円高になると下がり、下値に買いが入らない状況です。朝、寄付きでほぼ一日の先行きがわかるという展開です。日本株の世界の時価総額シェアは2021年末に6%を切ってきました。1990年バブル最高値の時には、皇居の不動産価格でカリフォルニア州が買えると豪語されたのが、思い出されます。さて、どうしてそうなってしまったのか、実は、私が「これでは危ない」と20年間言ってきたことが、いまそのまま当てはまるのです。

なぜ、こうなってしまったのか、改めて見てみましょう。

□ 株の持ち合いが抜けない

30年前から、株の持ち合いの弊害が言われてきています。しかし、持ち合い解消は遅々して進まず、企業はいやいやながら、形だけ進めてきたという状況です。ずいぶん減ってきたと半ば言い訳のように聞かれますが、そのスピードはいたって遅いと言えます。また株の持ち合いの言葉を代えたような「政策保有株」といわれるものは、厳然と存在します。その比率は20%、30%と、まだかなり大きいのです。これでは株の持ち合い解消が進展しているとは全く言えないのです。

□ 官が関与しすぎる

今回のプライム市場、スタンダード市場、グロース市場と、東証1部、2部、マザーズから衣替え。一般投資家からすれば「よくわからなくなった」というのが実感です。形を変えれば、「何かやったと見えるだろう」という意図が伺えます。しかし表面を変えればよくなると考えるのは、役人の発想です。今回の市場変更は、私たち投資家に響きません。今回の市場構成の変更には、金融庁が深く関与しているようです。産業界には経済産業省が深く関与するように、金融・証券には、匙の上げ下げまで金融庁が深く関与するということは、念頭に置いておいたほうがよいでしょう。市場に官が深く関与する変更はうまくいきません。

□ いまだ株主還元は薄い

私は長く米国市場を見てきましたが、米国企業を見ていると、株主への還元という意識が、「雲泥の差」といえます。米国では、企業は株主還元を生命線と見ています。直近で、そのいい例にエクソン・モービルがあります。原油の先物価格がマイナスになり、エクソンの株価は急落、配当利回りが11%超えになるような状況となり、減配は避けられないと見られていたのが、40年近い連続増配を守るため、四半期配当を0.86ドルから0.87ドルになんと増配したのです。これは、増配を守る意図があることが見え見えのものでした。こういう姿勢が日本企業には見られません。

□ 日銀の完全な思い違い

最近も、日銀は日本株ETF買いを行いました。これは、世間の圧力には聞く耳持たないというような形です。これだけ日本市場を力ないものにした元凶ということがわからないということです。50兆円にも及ぶETFの年間信託報酬は700億円を超えるものです。これは、本来株を直接持っていれば払う必要のないものです。いわば、国民のお金の無駄遣い。マスコミも、もう少しこういう問題を取り上げるべきでしょう。

このように、日本株式市場には、直さなければいけない欠陥が多く、日本株の浮上は、当分見込めないと見ておいた方がいいでしょう。現在「誰も彼もが米国株へ、日本株は閑古鳥」という状況は、一朝一夕のことではありません。まるでゆで蛙がぬるま湯につかっているように、長い年月を経てこうなったと見ておいた方がいいのです。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。
これからも、私、尾藤峰男は、メルマガ読者の皆さんに真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
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■ 編集後記:

1月も、はや後半。今年はあまりお正月気分にもなれませんでした。日本はオミクロンが急速に拡大、いったいどうなるのでしょう、というのが実感です。早く3回目の接種を受けたいところですが、それまでは、うがい、マスク、手洗いと、決められたことを淡々と守るということ以外はないのでしょう。こういう時こそ、気持ちの持ち方が大事。やるべきことをじっくりとやり、規則正しい生活を続けるということですね。お互い頑張りましょう!

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA) 
       米国CFA協会認定証券アナリスト
       日本証券アナリスト協会検定会員
       1級ファイナンシャルプランニング技能士
       日本FP協会CFP認定者

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