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2022/04/25 われわれが投信を買うとき、気をつけなければならない怖い話

2022/04/25 われわれが投信を買うとき、気をつけなければならない怖い話

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-われわれが投信を買うとき、気をつけなければならない怖い話-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第482号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

ぜひ、ご期待ください!!

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-われわれが投信を買うとき、気をつけなければならない怖い話-

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前回のメルマガは、同じ運用会社で、全く同じ中身の投資信託の運用管理費用(信託報酬)が0.66%、0.22%、0.1023%と費用が大きく異なる投資信託が存在しているというお話をしましたが、今回は、一つの投資信託で、ベンチマークと比較する際に、そもそも異なった基準で比較して、その投資信託があたかも、ベンチマークを上回っているような印象を与えているというお話をしましょう。なお、ベンチマークとは、東証株価指数、S&P500指数などの株価指数で、投資信託の運用がこのベンチマークを上回っているかどうかで、その投資信託の運用成果を評価しようとするものです。

□ 運用実績の推移の評価で、そもそも異なった基準で比較

日本株戦略ファンド、いまではなつかしいITバブルの真っ盛り、2000年2月に1兆円ファンドとして華々しく運用が開始されました。その残高はいまでは496億円。よくここまで減るものだと、運用担当者を気の毒に思うやら、持っている人もかわいそうだなと思ってしまいます。

さて、この投資信託の月次レポートの冒頭、設定来の「運用実績の推移」のグラフを見ますと、この投資信託はTOPIXを上回っているように見えます。実際、このグラフが表す投資信託は設定来+25.7%、このグラフでTOPIXは13.7%で、この投資信託の実績がTOPIXを大幅に上回っている形です。これを見て、投資家は「なかなかこの投資信託の運用実績はいい」という印象を持つかもしれません。

□ 分配金再投資の運用実績と配当金を含まない指数と比較

ところが、ここで注意しなければならない点があります。このファンドの実績は、分配金再投資の実績。一方TOPIXは配当金を含まない数字。これではそもそも比較のベースが全く違うのです。

そこで、粗々の計算ですが、この22年間のTOPIXの平均配当利回り1.65%で配当金を再投資して運用した場合にいくら増えるかを計算しますと、43.3%増えます。配当を含まないTOPIXの上昇率13.7%に、この43.3%を足すと+57.4%。粗々の計算ながら、比較するには、この+57.4%と配当金再投資の日本株戦略ファンドの+25.7%を比較するべきなのです。そしてその運用成績の差は、優に2倍以上の差。まさにこの運用実績の表示は、投資家を欺くものといっても過言ではありません。

これだけの差が開いているのは、運用の巧拙や残高が少なくなって運用コストがかさむことのほかに、日本株戦略ファンドの信託報酬が年2.09%(1.9%+消費税)と大変高いことも影響しているでしょう。毎年2.09%が運用成果から引かれている形です。

□ 他にも配当金再投資の運用実績と配当金を含まない指数と比較している投信があるのでは?

今回は、一つの投資信託で見ていますが、他にもこのような運用実績の表示の投資信託がたくさんあるのではないかと危惧してしまいます。我々最終投資家は、どういう基準で投資信託の運用実績を示しているのか、自分のところの投資信託に有利に評価していないか、購入する前によくよく注意しなければなりません。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。
これからも、私、尾藤峰男は、メルマガ読者の皆さんに真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
ご期待ください!

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■ 編集後記:

いよいよ今週土曜日、4月30日、3年ぶりにバフェット率いるバークシャー・ハサウェイの株主総会が、米国はネブラスカ州オマハで開催されます。私は、6回連続で、この株主総会に参加していますが、今年もリアルの株主総会に参加します!バフェット、マンガーが何を話すか、その模様は、当社ニュースレターやその他媒体でレポートします!どうぞお楽しみに!

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA)
米国CFA協会認定証券アナリスト
日本証券アナリスト協会検定会員
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