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2010/09/27 外債とは? こういうことをご存知ですか?

2010/09/27 外債とは? こういうことをご存知ですか?

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軽に日ごろのお金についての疑問や悩みを尋ねてみませんか?  

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       ―外債とは? こういうことをご存知ですか?-  

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このメルマガは、『株式』編、『投資信託』編と続き、第3弾として、『債券』
編となっています。このメルマガのタイトルにあるように、このメルマガを毎
週読めば、資産運用の成功に導いていくということをきっと実感できることで
しょう。どの金融機関にも属さず、どの運用会社にも気を使う必要はない、完
全独立のファイナンシャル・プランナーだから書けることがあります。これか
らも、『本当はどうなのよ?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガに
していきます。どうぞご期待ください!!  

さて、今回は、外債についてのお話です。これも、皆さんが知っておくと大変
役に立つ情報が詰まっていますよ!決してこれまで投資雑誌やメディアで取り
上げられなかったあるいは知られていない、役に立つ情報を覚えていただける
ことでしょう。ご期待ください!!  

□  外債とは?  

そこで、皆さんにまず「外債とは」という初歩的質問をしましょう。ここで、
皆さんは、「なんだよ、これが役立つ情報かよ?」と感じる方もいらっしゃると
思いますが、何ごとも基本が大事。ご辛抱ください。  

さて、外債とは、外国債券の略です。では外国とは何をさして外国というので
しょう。発行者が外国なのでしょうか。あるいは発行する場所が外国なのでし
ょうか。発行する通貨が外国なのでしょうか?一言で外債といっても、さまざ
まな解釈があります。たとえば、日本で発行される円建ての世界銀行債は円建
て外債といわれ、一応外債です。また、世界銀行が外国で円建て債を発行して
も、外債と呼べます。  

しかしながら、ここでは説明をわかりやすくするために、発行する通貨が外国
通貨の債券を外債と呼ぶことにしましょう。  

□	どうして外債を買うか?  

外国債を買う人が日本にもたくさんいますが、どうして外国債を買うのでしょ
う?それは、実は簡単なのです。「金利が高いから」、ただそれだけです。では
どれだけ金利が高いかといいますと、次の通りです。  

                   各国国債金利(9月24日)  

          日本   米国   独    豪州   ブラジル   南アフリカ  

1年   0.12%   0.25%  0.56%    4.72%      11.09%   -  

5年   0.29%   1.35%  1.48%    4.92%      11.75%   7.15%  

10年  1.01%   2.6%   2.34%    5.05%      11.62%   7.94%  

このように、国によって金利はずいぶん違います。ブラジルや南アフリカは大
変魅力的です。日本の金利がいかに低いか、は歴然としています。この日本の
低金利状態は、10年以上の長い間続いています。日本の個人の皆さんが、高
金利の外債を買ったり、グローバル・ソブリン・オープンなどの外債ファンド
を買ったりする気持ちが痛いほどわかりますね。  

□	金利が高いのはいいが、リスクはないのか?   

ただ、皆さん、忘れてはいけないことが一つあります。それは、金利が高い分
を埋め合わせるリスクはないのかということです。実は、皆さんあるのですよ。
当然外債を買っている人はわかっていると思いますが「為替リスク」です。実
は、外債には、債券特有のリスク、すなわち元本が返ってこない債務不履行リ
スク、金利変動リスクのほかに、大きなリスク要因である為替リスクがあるの
です。これを忘れてはいけません。  

そして為替は、短期では投機的な売買や需給関係で動きますが、長期ではイン
フレ率の差で決まるといわれています。たとえば、日本と豪州で比較して見ま
すと、日本のインフレ率が-1%、豪州が3%とします(両国は、現在ほぼこ
の水準)と、その差は4%です。この4%分、毎年豪ドルが安くなるというの
が、インフレ率の差によって為替が決まるという意味です。  

そのため、上の表で5年の国債の両国の金利差、4.63%のうち4%分は豪
ドル為替が安くなることにより差し引かれ、年あたり0.63%しか儲けがな
いということです。皆さんは、外債に投資する場合には、長期ではこのインフ
レ率の差により為替レートは決まるという理論を覚えておきますと、ちょうど
債券を保有する期間に合う(長期という点で)ので、有力な根拠になるのです。
いってみれば、高金利の分は為替損を覚悟せよ、ということです。  

どんなに金利が高くても、その裏側にはその高い金利を帳消しにする為替損の
リスクが控えていることを忘れてはいけません。そのため、為替損が出るのは、
外債の場合、いわば当たり前程度の気持ちで臨むべきなのです。  

□	思わず買いを誘う、証券会社の外債の新聞広告に気をつけよう!  

たとえば、「AAAの最高格付け 欧州復興開発銀行のブラジルレアル建て債 
金利12%」という証券会社の新聞広告。これを見て皆さん、どう思われます
か?「AAAの国際機関の債券なら返ってこないリスクはほぼないし、金利が
ものすごく高いから買ってみよう」と考える人もいるでしょう。そう考えるの
は、無理もないのです。実は、私が見るに、この広告は、AAAと高金利を強
調する広告の表示形態になっていまして、「為替リスクがものすごく高い」と
いうべきところは、下のほうに「為替リスクがあります」と本当に小さく書い
てあるだけなのです。おそらく気がつかない人も多いでしょう。  

元本が返ってこないリスクはありませんが、為替リスク(たとえばブラジル
レアルでは、理論的には5年で円建て元本が60%近く減る)があるという
ことを心すべきなのです。いやー、証券会社のセールスは怖いですよ。くわば
ら、くわばら・・・。実は、こういう通貨を組み込んだ外債ファンドがもの
すごく売れているんですね。一本のファンドで七、八千億円と・・・。証券
会社にだまされて、個人の皆さんがものすごいリスクを負っているというこ
とに、大変な危惧を覚えます。  

さて、外債といっても、気をつけなければならないことが多いことをお分か
りいただけたことと思います。次回は、少しお話しましたが、外国債を購入
する場合の注意すべき点をお話します!すでに買っている人も、これから購
入しようとする人にも、必ず役に立つ内容です。ご期待ください。  

では、次回をお楽しみに!!  

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の濃い情報を紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげて
くださいね。  

それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間
になりますように!   

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編集後記:
いやー、尖閣諸島の海保巡視艇衝突の中国漁船船長の解放には、びっくりしま
した。対中国外交で、大きな失敗と今後への計り知れない禍根を残したといっ
てよいでしょう。フィリッピン、インドネシア、ベトナムなど、中国と海域の
領有権問題をかかえる国々も、日本の対応に大きな落胆を覚えているのではな
いでしょうか。  

民主党、素人集団の「愚かな対応」としか言いようがありません。政府は、検
察の決めたことといっていますが、誰もそんなことは信じません。もしそうで
あれば、さらに問題です。しれっと、検察のせいにすることが、そもそも政治
感覚を疑います。こんなことでは、中国に増長され、今後ますます振り回され
ます。菅総理がイニシアティブを取って、今回の問題に対応した節も見えませ
ん。菅さんは市民運動家であって、政治家ではありません。  

来年3月の予算成立の帰趨に向け、政治が大きく動くのは、目に見えていると
いってよいのではないでしょうか。  

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           米国CFA協会認定証券アナリスト
           日本証券アナリスト協会検定会員
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