トップページ > メールマガジン > 2010/11/08 債券の発行形態 No.4-日経平均連動債-

2010/11/08 債券の発行形態 No.4-日経平均連動債-

2010/11/08 債券の発行形態 No.4-日経平均連動債-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

□   毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.124(2010.11.8) 
■□ 
□■□               びとうファイナンシャルサービス(BFS) 
■□■□                      http://www.bfsc.jp 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格 
CFPをもつ資産運用アドバイザーの尾藤 峰男です。このメールマガジンは、 
第124号となりました。ご愛読いただき感謝しています。 
--------------------------------――― 

==== 
新着情報 
==== 

「わかりやすく、参考になった!」と好評につき 
☆★第2回『人生を安心して生きるための金融資産運用セミナー』開催!★☆ 
2010年11月27日(土)午後3時~午後5時 
金融機関から完全独立のFPが「本当の資産運用とは」を徹底解説! 

~参加無料、限定10名~ 
申し込みは、下記メールまたはTelにて「11月27日セミナー参加希望」と 
して、お名前とご連絡先をお知らせください。 
E-メール: info@bfsc.jp 
Tel:03-6721-8386 
――――――――――――――――――――――――――――――――― 
このセミナーで、バブル崩壊の前と後の30年以上の経験と資産運用分野で 
グローバルスタンダードの最高資格を持つ、完全独立のアドバイザーだから 
こそ語ることのできる「こうすれば人生を安心して生きられる資産運用法」 
をお伝えします。 

◆このセミナーで、老後や家族のために失敗しないお金の運用法がわかる!◆ 

日本の将来が不透明で先行き大丈夫かという不安がつのる中、自分や配偶者の 
老後や家族の将来はどうなるか、一人で考えあぐねていても解決の糸口は見つ 
かりません。 

証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれない、自分 
たちに実入りのいい商品ばかりすすめると感じることはありませんか?しかし 
一度しかない人生、家族とともに安心とゆとりをもって生きていくためには、 
老後の資産運用で失敗はできません。 

金融機関から完全独立で、お客様の利益を最優先に考えるびとうファイナンシ 
ャルサービスだからこそ、お話できることがあります。30年以上の経験とグ 
ローバルスタンダードの最高資格をもつFP・資産運用アドバイザー、尾藤峰男 
が「本当の資産運用とは」をこのセミナーでお話します。土曜の午後のひと時 
を、人生を安心して生きるために使ってみませんか。 

セミナーでお話しする内容 
●     日本株の停滞にどう対処するか。 
●     証券会社や銀行にだまされずにどう対抗するか。 
●     安心して人生を過ごせる資産運用はどうしたらできるか。 
●     財政破綻など日本のリスクが高まる中、どう資産防衛をするか。 
●     日本株に比べはるかに好調な新興国やグローバル市場の魅力 

セミナーに参加された方の声 
●	奥の深い内容だが、大変わかりやすかった。 
●	金融商品のコストの見方がよくわかった。 
●	お金の運用での時間の大切さがわかった。 
●	証券会社への対応法がよくわかった。 
●	日本だけではお金の運用はうまくいかないことがよく理解できた・・・ 

第2回『人生を安心して生きるための金融資産運用セミナー』 
日時:2010年11月27日(土)15:00~17:00 
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームA(日比谷帝劇ビル地下1階) 
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml 
(最寄り駅:有楽町・日比谷駅 三田線寄りの帝劇入り口B3出口から入ると 
わかりやすいです。) 

~参加無料 限定10名~ 
申し込みは、下記メールまたは電話にて「11月27日セミナー参加希望」とし 
て、お名前とご連絡先をお知らせください。 
E-メール: info@bfsc.jp 
Tel: 03-6721-8386 

☆★☆『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービス開始のご案内☆★☆ 
このたび弊社は、皆様のために『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービス 
を提供させていただくことにいたしました。次のようなことでお困りの方、お 
悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。ぜひお気軽にご利用くだ 
さい。 

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。 
● お金はほとんどが、利息のほとんどつかない定期預金においてある。 
● いまの運用のやり方でほんとうにいいか、自信がない。 
● 株や投資信託で大損した…。 
● 銀行や証券会社に訊いても、うまくいかない。 
● 銀行や証券会社から、高い手数料の商品ばかり勧められ、信用できない。 
● お金の運用を誰に訊いたらいいか、わからない。 
● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。 
● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、しっかり殖やしたい。 
● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたら 
いいかわからない。 

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール予定 
毎週水曜日 18:30~ 
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~ 
なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。 
完全予約制ですので、事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。 
E-mail: info@bfsc.jp 
Tel: 03-6721-8386 

☆★『びとうファイナンシャルサービス公式ブログ』★☆ 

完全独立のFP・資産運用アドバイザーがお金の運用を取り巻くテーマの視点・ 
論点をお届けします。これから日本はどうなる?どう資産を運用したらいいの 
か?キーとなるポイントは?皆さんにとって役立つ情報を随時配信します。 

「今こそはじめよう 外国株投資入門」(日本経済新聞出版社)好評発売中!! 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532354250/bfsbookintro-22/ref=nosim 

=================================== 

このメルマガでは、大事なお金の運用で皆さんにお役に立てるよう、しっかり 
その成功へのステップを毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!CFA& 
CFPの尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。 

ぜひ、ご期待ください!!  

このメルマガは、連載形式になっています。これを読めば、どうすれば資産運 
用で成功するかがわかるようになっています。お知り合いや友人の方にも、紹 
介してあげてくださいね。 

メルマガの最後には、質問コーナーもあります。ご質問は無料ですので、お気 
軽に日ごろのお金についての疑問や悩みを尋ねてみませんか? 

─────────────────────────────────── 

■	メルマガ『債券』編 

-債券の発行形態 No.4-日経平均連動債- 

─────────────────────────────────── 

このメルマガは、『株式』編、『投資信託』編と続き、第3弾として、『債券』 
編となっています。このメルマガのタイトルにあるように、このメルマガを毎 
週読めば、資産運用の成功に導いていくということをきっと実感できることで 
しょう。どの金融機関にも属さず、どの運用会社にも気を使う必要はない、完 
全独立のファイナンシャル・プランナーだから書けることがあります。これか 
らも、『本当はどうなのよ?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガに 
していきます。どうぞご期待ください!! 

これまでは、国債・社債・外債など、発行主体や日本内外の債券という識別で 
説明してきましたが、債券の発行形態には、他にも見ておく必要があるものが 
あります。それは、固定利率、変動利率、ゼロ利率などの発行条件にかかわる 
もの、その他にも債券ではあるが、それでも説明が必要な、デュアル・カレン 
シー債、日経平均連動債、新株引受権付転換社債、優先出資証券など、舌が回 
らないような名称の債券があるのです! 

ある意味では、これらは、証券会社の金儲けの種になっている面、顧客に対す 
る目くらましになっている面、儲けをたっぷり取るためにコストをわかりにく 
くしている面、売りやすく顧客に有利に見える面(実際は危ない)、あとあと 
売る時にも証券会社に儲けがたっぷり入る面など、皆さんにとっては気をつけ 
なければならないものばかりの話が出てきます。 

これを信じるか、信じないかは皆さんの自由ですが、ここで申し上げておくこ 
とがあります。私、尾藤 峰男は証券会社に21年間いて証券会社がどういう振 
る舞いをするかを熟知し、債券を個人に売る個人営業、債券発行を海外政府や 
メガバンクを含む発行体に働きかける推進部門、債券発行を準備・手続きする 
債券引受部門、海外現地法人トップとして債券売買を実際に行った経験があり 
ます。さらに、金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界最高峰の 
資産運用・証券分析知識をもつとされるグローバルスタンダード資格、米国 
CFA証券アナリスト資格を有しているということです。 

日本の金融機関は、世界の金融機関に完全に後塵を拝していますが、その意味 
では私、尾藤は、まったくの手間味噌ですが、個人の資産運用の面で、世界の 
先陣を走っていると自負しております。そして、皆さんのためには、証券会社 
や銀行からの防護壁になるということを忘れないで下さいね。そのためのコス 
トは、銀行や証券会社に損させられるであろうと見込まれる額(人生を壊すほど 
巨額になることもある)や自分だけでやっているより正しくやっていればもっ 
と得られるであろう投資パフォーマンスに比べれば、保険程度に安いものとい 
うことです。 

さて、そこで今回は、日経平均連動債です。これは、債券の満期までに日経平 
均がある一定水準(たとえば現在の日経平均から30%や40%安にならなけ 
れば、通常の利率より数倍もの高い金利がもらえる、というような仕組みをも 
つ債券です。一見大変有利に見えますが、実は、ここには非常に怖い仕掛けが 
埋め込まれています。そしてそれは、証券会社のおいしい儲けの種になり、皆 
さんにとっては、一生をも壊しかねない非常に大きな損失を生みかねないもの 
なのです。 

やや専門的になるところもありますが、全部を理解する必要はありません。危 
ない商品ということを認識していただくだけでも十分です。 

□  日経平均連動債の実例 

たとえば、こういう債券があります。今年2010年6月に大和証券で売り出された 
債券です。 

1.	名称 ノルウェー地方金融公社(格付けAAA、S&P,Moody’s) 

2.	利率 4.81% 

3.	満期 3年 期限前償還条項付き 

4.	ノックイン価格: 6月22日の日経平均価格の60% 

5.	償還金額:3年の期間内に、日経平均株価が一度でもノックイン価格以 
下にならない場合、額面金額が支払われる。一度でもノックイン価格になった 
場合には、償還額は、額面金額×償還日の10営業日前の日経平均株価÷2010年 
6月22日の日経平均株価になる。 

6.	期限前償還条項:期限前償還評価日において日経平均株価が2010年6月 
22日の日経平均株価の105%以上の場合、額面金額100%で期限前償還さ 
れる。 

発行体の格付けは最高格付けで問題なし。発行体は、おそらく日経平均のリス 
クは取ってなく、固定利率か変動利率のドル資金を得ているはずです。通常の 
マーケットで調達するより有利な条件を、証券会社から提示されていることが 
想像されます。 

そこで、この債券の条件を見ると、満期3年で円での利率が4.81%と異常に高い 
です。3年国債は現在0.16%。定年退職者や高齢者は思わず買ってしまう人があ 
とを絶ちません。そしてAAAの債券を買ったつもりが株を持つことになり、虎の 
子の退職金や老後の資金が半分になってしまったという取り返しの付かないケ 
ースが、この10年多発しています。 

□  日経平均連動債の仕組み 

この債券の仕組みを説明しましょう。やや、複雑になりますが、エッセンスだ 
けでも吸収するとよいでしょう。 

これだけ高い金利が出せるのは、どうしてでしょう。日経平均のプットオプシ 
ョンの売りによって得られた資金が、本来の利率(たとえば0.2%)に上乗せ 
されるからなのです。プットオプションを買っていると、一定水準より日経平 
均が下がると利益が出る仕組みになっていますが、プットオプションを売ると 
いうことは、逆に日経平均が一定水準より下がると、損が出ることになります。 
高金利の裏には、この日経平均のリスクがあるのです。そのリスクを知らない 
で購入する人が、実に多いのです。 

ところで、証券会社の自己売買部門などの運用側は、このような債券をつくる 
ために、プットオプションの買いで対応します。プットを買うということは、 
下げると利益が出ますが上がると損するため、それをヘッジするために日経平 
均の先物を買って、上がると利益が出るように証券会社のポジションを中立に 
します。専門的にはこれをデルタヘッジといいます。 

プットオプションは、一定水準より日経平均が下がると利益が出ると、先ほど 
お話しましたが、この一定水準から大きく離れていれば少ないヘッジですむの 
ですが、一定水準に近づいてくるとプットオプションの発生確率が高まるため、 
幾何級数的にヘッジ量を増やさなければならないという特徴があります。この 
デルタヘッジによって積みあがる先物の買いが、相場の急落時に波乱の種にな 
ります。 

ところで、この一定水準に日経平均が近づくと、急速に一定水準の価格に向か 
って日経平均が下がる傾向があります。一定水準に日経平均が届くと、ノック 
インといってオプションが発生し、ヘッジが不要になるからです。この債券で 
は、2010年6月22日の日経平均の60%がノックイン価格であるため、元本に 
対して購入者は40%の評価損失を出したことになり、一方プットを買うこと 
によりこれに対応した証券会社の自己売買部門は、逆にそれに相応する利益を 
得ることになります。 

ノックイン価格に到達させ、プットオプションの買いの利益を出すため、大量 
の先物売りで相場を下げる手口がここに出てくるわけです。さらにヘッジが不 
用になった大量の先物の買いは成行きで処分されるため、株価の下げを加速す 
る要因になります。また、これらの先物売りは相場を下げるわけですが、急落 
した時点で一転して安値で買戻し、相場が上がった時点で多額の利益を得よう 
という思惑もあり、取引倫理上きわめて悪質といわざるを得ません。そして、 
まさに市場を大きくかく乱させ、この債券を持っている人ばかりでなく、一般 
の個人投資家など善良な投資家に大きなリスクを与えることになります。数年 
前には、こういう商品が数千億円もあったというのですから、由々しき事態で 
す。 

□  こういう商品を出すのは、お客の利益を犠牲にして証券会社が儲けるため 

皆さん、この図式を見てみましょう。 

このような日経平均連動型債券のような仕組み債は、「発行体の利益+販売会社 
の収益+税金=お客様の損失」という利益相反するゼロサム関係になっているた 
め、当然「発行体の利益+販売会社の収益+税金」がプラスになるように設定さ 
れているのです。そのため、購入者の期待収益値は必然的に大幅なマイナスに 
なるようになっているのです。 

これをもう一つの式で見てみましょう。 
「株価が下がってノックインした場合の予想される利益×ノックイン確率」> 
「支払い利金」 

日経平均連動債のような仕組み債は、この式の左辺が必ず大きくなるようにな 
っています。ということは、発行体(ただし通常マーケットの発行条件よりや 
やよい程度)や証券会社(かなり収益を取れる裁量がきく)にかならず利益が 
出るようになっているということです。購入する皆さんは、利益が出ないよう 
になっているわけです。このような債券は、得られるリターンに対して、被る 
リスクが著しく高い仕組みに作られています。おそらく、得られる利益に比べ 
て、損失を被った場合の損失額は数倍~10倍以上になるといってよいでしょう。 

□  この仕組み債を証券会社の営業担当者はどう売るか 

ここで怖いのは、たくさんの退職者や高齢者が、証券会社の営業担当者のうま 
いセールスに乗せられ、これらの債券を買って、ノックイン価格に届いてしま 
い、図らずも「債券だと思っていたものが、株に化けちゃった!ということに 
なるのです。さらにその時点では数十%も元本は下がっている・・・。これで 
は、老後の生活も大きく狂ってしまいます。 

証券会社のセールスは、この債券でしたら、こう説明するでしょう。 

「ノルウェー地方金融公社はAAAの債券ですから、信用度は最高です。元本が戻 
ってこないということはまずないです。さらに利率は4.8%ですよ。3年の国債が 
0.16%なのに、AAAで4.8%といったら、ものすごくお得です。日経平均がここか 
ら40%下がったら、この金利はもらえないのですが、3年の間にまずそういう 
ことはないでしょう。また、ここから日経平均が5%上がれば、額面で償還され 
るのですから、高い金利をもらってさっさと償還すれば、いうことありません。 
そんなの、すぐですよ。」 

ここで、付け加えておきますと、日経平均が105%以上になると、3年の間4.8% 
の金利をもらえるメリットはなくなってしまうということです。これを、さっさ 
と償還されるのですからリスクは少ないなどと、セールス文句を変えてしまうの 
ですから、恐れ入ります。この売り言葉にだまされて、買ってしまった人がいか 
に多いことか。 

まず上の式「株価が下がってノックインした場合の予想される利益×ノックイン 
確率」>「支払い利金」を証券会社はきちんと計算しているのですが、購入する 
側はこれを知る由もなく、ただなんとなく錯覚して、セールスの催眠術にだまさ 
れるということです。「まず、そこまでは、下がらないだろう。」という「なん 
となく感覚」で決めてしまう怖さ、ですね。 

なお、いえることは、おそらく証券会社のセールスは、この債券の仕組みを正し 
く理解している人自体が少ないのではないかということです。おそらく、上のよ 
うなセールストークを定型にして売っているのでしょう。 

これが、外貨建て日経平均連動債などとなれば、さらに悲惨です。こういう債券 
もあります。たとえば、「日経平均がある一定の水準(当初の60%)まで下が 
らなければ、豪ドルで12%の金利がもらえる。ただし、日経平均が105%以 
上になれば強制償還される。また一定水準まで下がれば3年満期まで持つことに 
なり、その時点の日経平均÷当初の日経平均の割合で、豪ドルで償還される。」 

これは、たとえば当初の日経平均が13850円で購入時の豪ドルが100円として、も 
しある一定水準でノックインしますと、償還時に日経平均が9000円で豪ドルが80 
円ですと、1000万円購入したものが520万円(1000万円×9000円÷13850円×0.8 
(為替))ということになります。12%のクーポンに幻惑され、なんとなくい 
いと思って買ってしまったものが、元本が半分になってしまった・・・という事 
態になってしまうのです。 

また、このような仕組み債は、中途売却ができにくくなっていて、大幅な損失を 
被ることもあります。そもそも中途売却を前提にしていないのです。一方で日経 
平均が5%上回れば強制償還して、あとの高利率はもらえないというのですから、 
元々証券会社有利に作られているのです。 

□  いくらのコストになっているかつかめないのが問題 

ここでもう一つ問題は、購入する時の手数料がいくらかわからないのが、問題で 
す。先ほどの不等式は、つねに>になっていましたが、その程度がどの程度かわか 
らない。もしかすると、証券会社は、とんでもない手数料を取っているかもしれ 
ないのです。それは、見えないブラックボックスといってよいのです。それだけ 
でも買うに値しない商品といえます。さらに、売りを仕掛けることにより、半ば 
強制的にノックインさせ、プットの買いポジションで利益を得る、また安く売り 
叩いた後買い戻してその戻りで利益を得る。こういうあとに続く利益まで入れる 
と、一体どれだけの利益を得ているか、私、尾藤自身もよくわかりません。 

こういう商品がいまだに出回っていること事態が、日本の市場の未熟度、あるい 
はモラルの低さ、現在の低迷の原因になっているといってもよいでしょう。日経 
平均連動債、いかがでしたか?なお、「一定水準まで、ある指標や株価、為替な 
どが下がらなければ、高い金利がもらえる」というような債券、投資信託は、み 
な同じような仕組みですので、すべて買うべきではありません。今度こういう商 
品を勧められたら、皆さんの対応がこれまでと違うことを願っています! 

さて、来週は、デュアル・カレンシー債についてお話しましょう。 

では、次回をお楽しみに!! 

=================================================================== 

びとう@BFSへのお気軽質問コーナー: 

資産運用や株式投資の日ごろの疑問やお悩みを、聞いてみませんか? 
info@bfsc.jp へお気軽にどうぞ。びとう@BFSがやさしくお答えします。 

=================================================================== 

このメルマガは、投資信託編、債券編、資産運用編、ライフプラン編など中身 
の濃い情報を紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげて 
くださいね。 

それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間 
になりますように!  

─────────────────────────────────── 

編集後記: 

第1回『人生を安心して生きるための金融資産運用セミナー』は、大変好評の 
うちに終わりました。セミナー途中でも活発な質問があり、大変なごやかな雰 
囲気のなか、2時間があっという間に過ぎてしまいました。アンケートも、 
「わかりやすかった。資産運用の必要がわかってよかった。これからは海外に 
も投資したい。」等々、今後もセミナーに参加したいという方ばかりでした。 

そこでセミナーの好評にお応えして、第2回の『人生を安心して生きるための金 
融資産運用セミナー』を11月27日(土)に、冒頭にご案内しておりますとおり 
開催することにいたしました。厳しい時代の資産運用の環境のなかで、きっと 
得られるものがあることでしょう。 

お申し込みは、「11月27日セミナー参加希望」としてお名前とご連絡先を、下 
記までお知らせください。 
E-メール: info@bfsc.jp 
Tel: 03-6721-8386 
─────────────────────────────────── 

メルマガ登録はこちらから→ 
http://www.mag2.com/m/0000267917.html 

バックナンバーはこちらから→ 
http://www.mag2.com/m/0000267917.html 

─────────────────────────────────── 

書評ブログもやっています! 
http://blog.goo.ne.jp/dreamct-1 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

皆さまだけの利益を考える資産運用アドバイザー 

BFS びとうファイナンシャルサービス http://www.bfsc.jp 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
■BFSは、皆さんの目標や夢の実現のため、30年を超える長い経験と知識、 
高い倫理観で、お客さまの利益のみに目を向けたサービスを提供しています。 
たとえますと、いつもお客さまのかたわらでお金の健康管理をするホームドク 
ターです。 

■BFSは、完全な独立系アドバイザーとして、いつもお客さまの側にいて、 
お客さまにとってベストの金融商品のご紹介や助言サービスを提供し、皆さん 
が日ごろかかえるお金に関する問題や悩みをすべてクリアに解決します。 

お問い合わせはこちら→ 
https://secure70.chicappa.jp/~weblike.jp-bfsc/inquiry.html 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

■メルマガ名     『毎週3分で、資産運用の成功に導くメルマガ!』 
■発行人サイト    http://www.bfsc.jp/ 
■発行人       びとうファイナンシャルサービス(株) 
           関東財務局長(金商)第905号 
■発行責任者     尾藤 峰男(びとう みねお) 
           米国CFA協会認定証券アナリスト 
           日本証券アナリスト協会検定会員 
           1級ファイナンシャルプランニング技能士 
           日本FP協会CFP認定者 
■メルマガの登録   http://www.mag2.com/m/0000267917.html 
■購読解除      http://www.mag2.com/m/0000267917.html 
■ご意見・ご感想   info@bfsc.jp 

出典を明らかにしていただければ、ご自由に転送いただいても構いません! 

(重要事項) 
・内容については、万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあ 
りません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、発行人 
は一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 
断でなさるようにお願いいたします。 
・メール本文・データ等の著作権は、発行人に帰属します。 

Copyright (C) 2010 Bito Financial Service, Co., Ltd. All Rights Reserved.

びとうファイナンシャルサービス(株)

〒105-0022
東京都港区海岸1-2-20
汐留ビルディング3階 リージャス内
Tel: 03-6721-8386
Fax: 050-3156-1072
Mail: info@bfsc.jp

ホームページ制作,杉並区高円寺,ノーブルウェブ