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2013/02/04 債券は本当に株よりリスクが低いか?

2013/02/04 債券は本当に株よりリスクが低いか?

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-債券は本当に株よりリスクが低いか?-

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米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、1級
FP技能士、金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーとして、個人の金
融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。2000年当
社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣が深い。
日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにも
たびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。
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グローバル・スタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤峰男です。この週刊メールマガ
ジンは、読者の皆様のおかげさまで、第229号となりました。

このメルマガは、連載形式になっています。『株式』編、『投資信託』編、『債券』
編と続き、現在第4弾『資産運用』編となっています。お知り合いや友人の方に
も、ぜひ紹介してあげてください。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へ
のステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完
全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けで
きます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメル
マガにしていきます。ぜひ、ご期待ください!! 

私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界
最高峰のグローバル・スタンダード資格、米国CFA証券アナリスト資格を有し
ています。日本発では得られない情報も、このメルマガでたくさん提供してい
きます。

米国CFA協会では、このようにいっています。

-CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとやって
も得ることができない心の安心を顧客にもたらす。

-CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決して
到達することのできないレベルで、お客様の事情や状況を詳細にわたり理解で
きる能力を持っていることを証明するものである。
                                   
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■ メルマガ『資産運用』編

-債券は本当に株よりリスクが低いか?-

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債券は、もっていれば利息は必ず支払われ満期には約束された金額が必ず返って
くる契約になっています。もしこれが守られないと債務不履行となります。とこ
ろが株の場合は元本が保証されてなく配当金も減ったり増えたり変動します。ゼ
ロとなってしまうことも珍しくありません。そのため債券は株よりリスクが低い
といわれています。

□ 従来の理論は「債券の比率が高いポートフォリオはリスクが低い。」

債券の比率が高いポートフォリオはリスクが低いといわれています。年齢の数と
同じ比率で債券を組み入れればよいとされ、たとえば60歳の人は60%の債券比率
にするとよい、70歳の人は70%の債券比率に上げるとリスクが低くなるとされま
す。このように、株より債券はよりリスクが低い資産として扱われているのです。

□ 日本の低金利は下限まで来た。

日本の10年国債は、現在0.8%です。この利率がどんなに下がろうと下げ余地は
0.8%しかありません。まさか金利を払ってまで(マイナス金利)国債を買おう
という国民はいないでしょう。「税金払って、そのうえ国の借金に、貸す方が
金利を払う?」そんな馬鹿なっ!一方、上げ方向は青天井。別に3%に金利が上
がっても何の不思議もありません。私たちはデフレの時代が異常に長く続いたた
め、超低金利に慣れきってしまい、金利がないということを不思議に思わなくな
ってしまったのです。金利感覚が失せたといってよいでしょう。昔、私が新入社
員の頃、ロクイチ国債が発行され、金利の低さが懸念され、大暴落しました。
1980年代には10年国債が8%の時もあったのです。それ以来金利は低下し続け、
もはや下げ余地がないほどの超低金利のところまで来てしまいました。

□ 危惧される急激な金利上昇

昨年解散・総選挙が決まると時を同じくして、急速な円安となりました。11月
13日1ドル79.37円だった円は先週末92.95円と、2ヶ月半ほどで17%も急落した
のです。だれもこれほどのペースの円安は予想もしていなかったでしょう。

これは金利についても同じことがいえます。ここまで低下してきた金利が緩やか
に上昇というのは考えにくいといってもよいでしょう。それは、希望的、願望的
観測といってよいかもしれません。金利の上昇は急に起こりえます。円安はイン
フレによってもたらされるとすれば、マーケットは、今後のインフレを円安とい
う形で急速に織り込み始めたといえます。そして、インフレは金利の上昇、国債
価格の下落となるわけです。ここでポイントはどれほどのペースで金利は上昇し
ていくかということです。日本の国債残高はうなぎのぼりに増え続け、もはや減
らすことは至難の業となりつつあります。こうした中で、戦後最長となった円高
が、急激な円安によりここで一気にはじけたように、上げきった国債バブルの破
裂はいつ起きてもおかしくなく、その場合急速な金利上昇という悪いシナリオを
真剣に想定しておくべきでしょう。

日銀の試算によれば、大手銀行が保有する債券の評価損は金利2%上昇で7兆円、
3%の上昇で10.3兆円増えるとのことです。いみじくも大手銀行幹部が「金利が
いったん急上昇を始めると、金融機関は一斉に債券を売り、売りたくても売れな
い状態になる」とコメントしています。これは、国債価格の暴落を意味します。
たとえば、0.8%の10年国債の金利が翌日に3%になったとすると、簡易計算で、
国債の価格は22%下がります。まさに急激な下がり方です。

□ 債券はリスクが低いとはいえない時代になってきた。

そのときリスクが低いとされる債券を高い比率で組み入れているとどうなるで
しょう。安全資産をたくさん組み入れているそのポートフォリオは大幅な価格
下落に見舞われるのです。これからは、上記のような急速な金利上昇のシナリ
オを視野に入れれば、債券をたくさん入れているからより安全な、リスクが低
いポートフォリオとはいえない時代になってきたといってよいかもしれません。
ゆうちょ資産の80%、年金資産の70%、金融機関の預金の25%が国債となって
いる日本の運用構造の現実は、危機意識を持って認識しておく必要があります。

□ 現実を踏まえたポートフォリオ構築の必要性が高まる

このような金利急上昇シナリオを踏まえたポートフォリオ構築が、今後必要に
なってくるでしょう。金利が急上昇すると、ペーパーマネーである債券から、
いわゆる実物資産である不動産や株式に資金が移動します。ハイパーインフレ
が起こったジンバブエ、ブラジル、アルゼンチンなどで、株式がインフレをは
るかに超えるパフォーマンスを発揮したことがそれを証明しています。そうな
れば、きっと日本株も上がることでしょう。しかしながら、日本企業の低成長、
企業統治の貧弱さ、株主還元意識の低さなどを考えると、外国株への投資がさ
らに注目されるところです。これらの面では、外国企業の方が日本企業よりは
るかに優れているからです。また、外貨資産への投資は、インフレによりもた
らされる円安でさらに強みを発揮します。外貨資産、株式への投資が、今後資
産運用の中で大事なポイントとなることでしょう。

国債価格の暴落、ハイパーインフレ懸念、超円安など、起きてほしくないこと
は山々ですが、希望的、願望的観測をいっていても始まりません。起こりうる
リスクに対してあらかじめ適切に対策をたて、そのような事態になっても揺る
がないポートフォリオにしておくことが、いま求められているのです。

いかがでしたか、今週のメルマガ。これからも私、尾藤 峰男は、メルマガ読
者の皆さんに、真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきま
す。ご期待ください!

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■ 編集後記:

ここのところの日本株の上昇で、ほぼ一手買いなのが外人です。個人も、国内
機関投資家も全て売り越し。個人はやれやれ、やっと戻ったという売り。年金
など機関投資家はもともと日本株比率を継続して下げています。今後の日本株
の先行きを占う上で、どうも心もとない感が否めません。依然として金融機関
や生保の持ち合い、政策絡みの保有の売りも多いようです。ここのところのユ
ーフォリア(熱狂)相場が落ち着いたとき、果たしてさらに上昇させる役割を
担う投資主体が登場するのか、やや心もとないところです。

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  の健康管理をするホームドクターです。

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           投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第905号

■ 発行責任者     尾藤 峰男(びとう みねお)
           米国CFA協会認定証券アナリスト
           日本証券アナリスト協会検定会員
           1級ファイナンシャルプランニング技能士
           日本FP協会CFP認定者

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