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2013/04/08 日銀の新金融緩和策への市場の反応に感じること

2013/04/08 日銀の新金融緩和策への市場の反応に感じること

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-日銀の新金融緩和策への市場の反応に感じること-

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社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣が深い。日
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グローバル・スタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤峰男です。この週刊メールマガ
ジンは、読者の皆様のおかげさまで、第237号となりました。

このメルマガは、連載形式になっています。『株式』編、『投資信託』編、『債券』
編と続き、現在第4弾『資産運用』編となっています。お知り合いや友人の方に
も、ぜひ紹介してあげてください。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へ
のステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完
全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けで
きます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメル
マガにしていきます。ぜひ、ご期待ください!! 

私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界
最高峰のグローバル・スタンダード資格、米国CFA証券アナリスト資格を有し
ています。日本発では得られない情報も、このメルマガでたくさん提供してい
きます。

米国CFA協会では、このようにいっています。

-CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとやって
も得ることができない心の安心を顧客にもたらす。

-CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決して
到達することのできないレベルで、お客様の事情や状況を詳細にわたり理解で
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■ メルマガ『資産運用』編

-日銀の新金融緩和策への市場の反応に感じること-

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新たな日銀首脳陣による金融政策決定会合が4月4日開かれ、その内容が黒田新
総裁により発表されると、株式市場、金融市場とも、それに大きく反応しまし
た。その動きを追ってみると、投資をいかに行うべきかの反面教師的な面が浮
かんできます。そのあたりを今日はじっくり見てみましょう。

□ 円は4日午後から急速に円安へ

初の日銀金融政策決定会合が開かれた4月4日午前中は、円は円高気味の92円
90銭近辺で推移していました。午後に入り、新たな日銀首脳陣による金融政策
の内容が発表されますと、円は急速に円安方向に転じ、96円20銭台へ3.7%急落
しました。翌日5日も円安が続き、96円80銭へ前日午前から4.2%下落、その後
海外でも円安が続き、東京では6日早朝には97円64銭と、2日間で5.1%も下落
しました。

□ 株価は急上昇のあと、乱高下を繰り返す

日経平均は4月3日終値12362.2円でしたが、4日は金融緩和策を好感し、後場に
入り急上昇、12634円+271.8円で終わりました。翌日5日には朝方特に外人から
大量の買い注文が入り、寄り付き直後、13000円を越え前日比+591.62円まで
急上昇ました。ところが、後場に入りやや熱が冷め、冷静さを取り戻し、結局
引けは12833.64円+199.64円となり、その日の高値と終値は、実に392円の幅が
ありました。実に出来高は過去最高の64億株を記録しました。

□ 債券は急上昇後急落し、取引停止に

4月5日債券市場にも買い注文が殺到し、午前中に10年国債利回りが0.315%まで
急低下、これまでの世界史上最低金利、昨年後半スイスに欧州債務危機で資金
流入が加速したときの0.39%を更新しました。ところが午後に入ると市場の様
相は一変、債券先物市場が急落し、2回にわたり取引停止となり、10年国債利回
りは午前の利回りの2倍近い0.62%まで急上昇したのです。債券のプロでも
「長年見たことのない1日の振れ幅だった」という歴史的な乱高下でした。

□ 大怪我したプロやアマチュアがたくさん出現

このような市場状況を見るにつけ、マーケットに振り回される市場参加者の姿
がスーッと浮かんできます。確かに、円は92円台から97円台に急落しました。
国際分散投資で外国資産に多く振り向けていた人は、これにより大幅な為替の
評価益を持つことになります。しかし、市場参加者はそういう人ばかりではあ
りません。外為証拠金取引で、大幅なレバレッジを効かせ、安くなった円から
円高にかける人もたくさんいます。また、外為証拠金取引では、短期売買で市
場の動きに流される傾向が強く、こういった乱高下局面では、急速な円安局面
で円を売り、逆目が出て円高になったり、円高を狙ったが今回のように円安に
なったりして、大きなレバレッジ(現金価値の数倍~数十倍の額)をかけてい
るため大幅な損を被るというケースも出てきます。乱高下が短期取引では、非
常にリスクを高くするのです。

上でお話しましたとおり、昨日寄付直後の日経平均590円高近辺で買った人は
たくさんいるはずですが、結局引けはそこから400円ほど安く終わりました。
まさに1日では高値つかみ。引けは前日比+199.64円でしたが、前日比590円高
近辺で買った人にとっては-400円です。

同様に、債券でも同じようなことが起きました。4月5日午前中に10年国債利回
りが世界史上最低金利の0.315%まで急降下した時には、プロのディーラーを
含め、たくさんの人が国債を買っています。ところが午後に入り、0.62%まで
2倍近くに暴落。「あまりに荒い値動きに大やけどをしたディーラーが続出した」
そうです。プロのディーラーは、国債などの場合、何百億円、何千億円とポジ
ションを持ちますから、これだけの乱高下になりますと、その損失額は大きく
膨らみます。

この歴史的な乱高下は「黒田ショック」と早くも言われています。

□ これらの動きを見るにつけ、感じること

このような市場の動きを見るにつけ、市場の信頼性への危うさを感じます。
この変動幅はどう見ても異常であり、市場参加者の投資行動が、あまりにも急
激過ぎです。あえて極言すれば、市場参加者の熟達度に疑問を感じます。いか
に日本の株式市場や金融市場の底が浅いかを反映するものと感じます。また変
動幅が大きい市場は、投機的でリスクが高いと見るべきです。これだけ大きい
変動を短期で追って利益を得ることはほぼ不可能で、「これだけ円が安くなっ
たから、これだけ株式市場が上がったから、ここで儲けた人がいるか」という
と、実際のところは、短期ではあまりいないでしょう。むしろ、大やけどを負
った投資家がプロ、アマチュア含め、たくさんいることでしょう。

そう考えますと、市場を安定したものにするためには、いまこそ基本に立ち返
って、企業統治(コーポレート・ガバナンス)の強化、株主重視姿勢の改善、
持ち合い・買収防衛策の撤廃が求められるのです。

□ このような市場環境のときに取るべき態度

このような市場環境のときに飛び込んで利益を取ろうとしても、大きなけがを
するだけです。むしろ、これまでしっかり構築したポートフォリオをじっくり
持ち、円安と株価の上昇の恩恵をフルに受け、資産価値が上がっていくのを楽
しみに眺めているという姿勢が大事です。まさに私ども、びとうファイナンシ
ャルサービスでは、お客様にそのようなスタンスで臨むようにお願いしていま
す。

このような株式市場、為替市場、債券市場の乱高下は、大きな流れのなかでい
つか起きる金融市場の調整であり、それが短期間で起きるか、ある程度時間が
かかるかの違いだけです。長期投資というスタンスで臨み、いつも市場に参加
している状況にいれば、大きな怪我などすることなく、昨年来の大幅な円安、
急速な株価上昇の恩恵はすべて取り込み、懐も心も豊かに、ゆったりと人生を
過ごせるというわけです。このような市場の動きに対してちょっとした臨み方
の違いで、人により大きく違ってくることを忘れてはなりません。

いかがでしたか、今週のメルマガ。これからも私、尾藤 峰男は、メルマガ読
者の皆さんに、真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきま
す。ご期待ください!

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■ 編集後記:

いい会社の株を持ち、その会社の株価が上がり、配当金も毎年増えて、投資家が
いい思いをし続けるということは、その会社が売上を上げ、利益を上げることが
できるからです。そして、それはきっとその会社の商品やサービスが世の中の役
に立ち、その見返りとして利益を会社にもたらしているといってよいでしょう。
ということは、いい会社に投資している投資家は、社会に役に立つ会社に投資す
ることにより、社会に貢献していることになります。こうして、社会はうまく回
っていくのです。よい投資は、よい社会貢献であるということです。

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  の健康管理をするホームドクターです。

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■ 発行責任者     尾藤 峰男(びとう みねお)
           米国CFA協会認定証券アナリスト
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