2009/11/09 どうして、日本で投資信託は広まらないか?
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□ 毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.72(2009.11.9)
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グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつ資産運用アドバイザーのびとう@BFSです。このメールマガジン
は、おかげさまで第72号となりました。ご愛読感謝しています。
このメルマガで大事なお金の運用で皆さんにお役に立てるよう、しっかりその
成功へのステップを、CFA&CFPのびとう@BFSがわかりやすくお話していき
ます。
ぜひ、ご期待ください!!
このメルマガは、連載形式になっています。これを読めば、どうすれば資産運
用で成功するかがわかるようになっています。お知り合いや友人の方にも、早
めに紹介してあげてくださいね。
メルマガの最後には、びとう@BFSへの質問コーナーもあります。ご質問は無
料ですので、お気軽に日ごろの疑問や悩みを聞いてみませんか?
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■ どうして、日本で投資信託は広まらないか?
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このメルマガは、投資信託編となりました。皆さんの資産形成にとって投資信
託は大変有力な金融商品ですから、ぜひこのメルマガで勉強してくださいね。
以前のメルマガで、日本の家計の金融資産に占める投資信託の比率(2009
年3月)はたったの3.3%なのに対し、アメリカでは個人金融資産の中で投
資信託の比率は株式や預金を越え、20.7%のトップの地位(2007年)
を占めているとお伝えしました。まさに雲泥の差です。
小生からいわせてもらいますと、「こんなにいい商品がどうして日本では利用
されないの?」となるのです。あまりにも、皆さんは大きな機会損失をしてい
ます。はっきりいって「もったいない!」ということです。私は、別に皆さん
に証券会社のような「売らんかな」の腹づもりで言っているのではありません。
本当にもったいないのです!!
では、どうして投資信託は広まらないのでしょう。その背景をじっくりここで
見ていきましょう。
□ 証券会社や銀行の販売第一主義
投資信託は、正しい使い方をすると、非常に資産運用の強力な武器になるので
すが、そこに立ちはだかるのが、証券会社や銀行の販売第一主義です。この販
売第一主義があるから、投資信託は広まらないといってもよいのです。
皆さんにここで、爆弾発言をしておきましょう。それは、なにか。正しい使い
方をされると証券会社や銀行は、儲からないということです。
証券会社や銀行が儲かるためには、手数料の高い商品を次から次へとたくさん
買ってもらうことです。次から次へとたくさん買ってもらうためには、投資信
託を新しいお金で買ってもらうか、持っている投資信託や株、債券を売って買
ってもらうかのどちらかです。
確かに、ずっともってもらえれば、信託報酬という形で一部は収入として入っ
てきますが、どうもこれが重要視されているようではありません。証券会社や
銀行は、投資信託を長く持ってもらうことより、むしろ、新しく出てくる投資
信託を買ってもらうことを最優先に考えているのです。そのほうが、新たな販
売手数料が入ってきますから、収入が多くなるわけです。
そして、これは投資信託の正しい利用法ではないため、実際に皆さんは投資信
託のよさを実感することができず、投資信託が一般の皆さんの間で広まらない
ということになるわけです。
□ 個別投資信託の利益に目が行きがち
このような販売のアプローチになりますと、長く持つというスタンスが取りに
くい状況が生まれてきます。たとえば、少し上がり利益が出てきますと、この
投資信託を売って新しい投資信託を勧めるというセールス手法をとり、お客さ
まの目線も、これに釣られて個別の投信の利益に目が行きがちになるのです。
投資信託は、本来こういう風に使うものではありません。証券会社や銀行にう
まく利用されているため、正しい利用法が見えなくなっているのです。皆さん、
これは本当に困ったことなのです!!
投資信託が、売り買いに使われるということは本来ないのです。投資信託を使
って正しい資産運用をしようとすると、一部例外を除き、お金を使うとき以外
には売らないのです。なぜなら、本来は売ったら買うものがなくなるからです。
今もっているものが、ベストのものなのにそれを売ったら、買うものがありま
せんね。単純な理屈です。
□ 正しい利用法を知らない
皆さん、正しい投資信託の利用法を知っていますか? 「知っていたら、この
メルマガ、読んでないよ!」といわれそうですが、ほとんどの人が正しい利用
方法を知らないため、新しいお金で自信を持って投資信託を買わないのです。
あるいは、限られたお金だけを投資信託に回し、あとはほとんどを預金にして
おくという状態になっているのです。
正しい利用方法を知らなければ、当然投資信託の良さはわかりませんね。そう
しますと、投資信託は全体としてなかなか増えないのです。
□ 実際に、いい思いをしていない
投資信託でいい思いをしている人は、日本ではこのところ少ないのが、実状で
しょう。たとえば、日経平均が現在10000円前後ですから、10年前に日
本株の投資信託を買った人は、おそらく損しているでしょう。また、このとこ
ろ円高ですから、外債ファンドを買っている人は、元本が下がっていることで
しょう。そうしますと、投資信託を買っても、あまり利益は出ていないという
人が、大半だと思います。実際にいい思いを投資信託でしている人が少ないの
も、投資信託がなかなか広まらない理由のひとつです。
□ いままで、利用できる商品が少なかった
これまで、手数料の高い投資信託が多かったのも事実です。また、海外に分散
できる投資信託が少なかったということもあります。海外に分散できるファン
ドでも、手数料が大変高いものが多いということもありました。
しかし、このところETF(上場投資信託)という大変使い勝手がよく、手数料も
かなり安い投資信託が出てきて、この問題は解消されつつあります。後で詳しく
説明しますが、このETFは資産運用にはなくてはならない金融商品になってきま
した。
しかし、ここでも証券会社は、ETFを熱心に勧めようとはしません。(なお、銀
行はETFをもともと取り扱えません。)なぜ勧めないかといいますと、ETFは手
数料が安く、ほかの投資信託を勧めたほうが、よほど実入りが多いからです。
したがってお客さまが、ETFをほしいといわない限り、勧めることはありません。
オンライン証券ではETFを自分で買えますが、いったいどのETFを買ったらいい
のか、判断に迷うことでしょう。資産運用には、専門家のアドバイスが必要な
のです。
こんなことで、投資信託は、日本でなかなか広まらないのです。投資信託は、
正しく使えばすばらしい金融商品なのですが、残念ながら日本ではまだ日の目
を見ていないということです。
しかし、皆さん安心してくださいね。これからじっくりこの投資信託の正しい
利用法をお伝えしていきますからね!!
今週のメルマガはいかがでしたか?感想・意見などお聞かせいただければ大変
うれしいです。投資信託編は、まだ始まったばかりです。これからも、もっと
皆さんが知らない、それでいながらどうしても知っておくべき投資信託のお話
をしていきます。
どうぞお楽しみに!!
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このメルマガは、投資信託編、債券編、資産運用編、ライフプラン編など中身
の濃い情報をご紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげ
てくださいね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間
になりますように!
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編集後記:
最近、「ぼくらの頭脳の鍛え方」という立花隆氏と佐藤優氏の対談による、読
書の効用、必読の400冊を紹介する本を読んだのですが、この二人は、まさ
に読書という面ではすごい量、すごい領域をカバーする知の巨大吸収人です。
立花氏の蔵書は7~8万冊というから、想像を絶する量です。図書館が優にで
きてしまうでしょう。世の中には、超絶の人物がいるものですね。二人とも、
月に十数万から20万円は本を買うそうです。佐藤氏がいうには、牢獄の中で
検察の厳しい取調べに落ちなかったのは、読書のおかげだということでした。
また、今度牢獄に入ったらもっと効率的に読書ができるといっています。この
読書、人生のうえでも伴走者にするのにもってこいの便利なツールだと感じて
いるこのごろです。
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高い倫理観で、お客さまの利益のみに目を向けたサービスを提供しています。
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ターです。
皆さんに、こんなことはありませんか。
・退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。
・お金はほとんどが、利息の少ない定期預金においてある。
・いまの運用のやり方でほんとうにいいか、自信がない。
・株や投資信託で大損した…。
・銀行や証券会社に訊いても、うまくいかない。
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