2010/06/07 上場投資信託(ETF)No.2
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グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつ資産運用アドバイザーのびとう@BFSです。このメールマガジン
は、おかげさまで第102号となりました。ご愛読いただき感謝しています。
このメルマガで大事なお金の運用で皆さんにお役に立てるよう、しっかりその
成功へのステップを毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!CFA&CFPの
びとう@BFSがわかりやすくお話していきます。
ぜひ、ご期待ください!!
このメルマガは、連載形式になっています。これを読めば、どうすれば資産運
用で成功するかがわかるようになっています。お知り合いや友人の方にも、早
めに紹介してあげてくださいね。
メルマガの最後には、びとう@BFSへの質問コーナーもあります。ご質問は無
料ですので、お気軽に日ごろのお金についての疑問や悩みを尋ねてみませんか?
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■ 投資信託の種類
―上場投資信託(ETF)No.2―
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このメルマガは、現在投資信託編です。皆さんの資産形成にとって投資信託は
大変有力な金融商品ですから、ぜひこのメルマガで勉強してくださいね。
さて、前回に続き、投資信託には、どういう種類の投資信託があるかを、お話
しましょう。そして、皆さんが購入するには、どういう投資信託がいいかも、
お話します。じっくり読んでみてくださいね。繰り返しますが、証券会社や銀
行は、利用者の利益に立った説明は、しませんよ。これは、くどいほどこれま
でもお知らせしていますが、ぜひ肝に銘じておきましょう。
さて、前回は上場投資信託の内容や仕組みについてお話しましたが、お分かり
いただけましたでしょうか。上場投資信託は、個人の資産運用にとって、非常
に有効な金融商品です。ここで、もう一度繰り返しますが、非常に有効な商品
ということは、証券会社にとっては、利幅が少なく、収益には非効率な商品と
いうことです。したがって、上場投資信託を熱心に勧めることは、無いのです。
□ 上場投資信託は、税制上優遇される
前回のメルマガで、上場投資信託は、株と同じにみなされるとお伝えしました。
ということは、どういうことかといいますと、株と同じく、売却益や配当金の
10%の優遇課税措置や売却損失の3年間繰り越し控除、株や株式投資信託の
売買損益との損益通算ができます。
そして、一部オンライン証券で購入できる債券型上場投資信託も、株式投資信
託とみなして、株式の優遇税制が適用されるのです。ということはどういうこ
とかといいますと、外債や外貨預金をするよりも、配当金の部分で税制上は有
利になります。外債や外貨預金は、利金に対し20%課税になりますが、債券
型上場投資信託は、債券の利金に相当する配当金の部分は10%課税で済み、
しかも株との損益通算や繰越控除までできてしまうので、時には配当金が無税
で丸々もらえるということもあります。オーストラリア・ドル債などの利金は、
高利回りでいいと思っていても、実際には利金に20%課税されているのです。
なお、正確性を期すため債券の売買益については課税されないということはお
伝えしておくべきですね。この面では債券の税制が優遇されますが、ただし債
券の売買益は、株式などに比べ、幅がかなり少ないということは、認識してお
くべきでしょう。
□ コストは、一般の投資信託の数分の1
一般の投資信託の信託報酬は、このところ上がり気味だそうです。これだけ投
資信託のコストは高いと指摘されていても、まだ上がっているということは、
それでも買う人がいるからに他なりません。実際には、一般の人たちはコスト
には無頓着という実態がここでも示されます。販売手数料が3.625%、信託報
酬が2.1%でも、「儲かる」と思えばどんどん買うのです。それが現在の投資
信託事情なのです。ここに付け込んでいるのが、証券会社であります。現在の
一般の投資信託の平均信託報酬は1.5%程度です。販売手数料は3%程度が平均
といってよいでしょう。
上場投資信託は、信託報酬は高くても0.7%止まり、買付手数料は大手証券で
も1.5%程度です。これは上場投資信託の場合の上限コストといってもよいで
しょう。コストが安い上場投資信託になりますと、信託報酬が0.09%、買付
手数料はオンライン証券であれば2000~3000円程度で済んでしまいます。これ
では、大手の証券会社の「飯の種」にはなりません。同じ市場を対象とするフ
ァンドで、指数連動型と積極運用型の違いがあるとはいえ、かたや300万円買っ
ても2000~3000円程度の買付手数料、一方は同じ金額の購入で10万円を越える
販売手数料がかかるという実態があるのです。
皆さんには、両者の運用成績を比較するわけではなくこのコストの差が見えに
くいため、ぴんと来ないかもしれませんが、ぜひ留意しておくべき、非常に重
要な点なのです。そして、大手証券会社にとっては、最も知ってほしくない情
報といえるでしょう。
□ 上場投資信託は、資産運用の有力なツール
上場投資信託は、たとえば、国別、世界の地域別(エマージング、アジア、ヨ
ーロッパ等)など、業種別、テーマ別(高配当、エコロジー、社会的責任投資、
割安株、市場変動幅の2倍の変動をするファンド)など、さらには株だけではな
く、債券、商品にも幅広く広がっています。これらをうまく利用して、国際分
散投資が可能になります。
いわば、自分で自由に、いろいろな種類の上場投資信託を利用して、自分にあ
った資産運用ができるということです。それも、一般の投資信託のコストの数
分の1でできるのです。このように、上場投資信託は、個人の資産運用にとっ
て非常にツールなのです。
ただし、一つだけ留保事項をお伝えしておきます。自分で上場投資信託をうま
く使って資産運用を行うことは、なかなかむずかしいですし、しかもこれを長
い間続けることは、個人の方にとって、実際には不可能ともいえるのが、正直
なところです。我田引水的に聞こえるかもしれませんが、一度専門家に相談し
て、しっかりとしたポートフォリオを、上場投資信託によって組むことが賢明
といってよいでしょう。
それでも、自分でできるという方は、どうぞご自身でやってみてください。証
券会社の言うとおりに公募型投資信託を買うよりは、マシでしょう。
今週のメルマガはいかがでしたか?感想・意見など聞かせてください。さて、
「投資信託編」は、このあたりで終了といたします。「投資信託編」いかがで
したか?少しでも、皆さんの情報収集の一助になれば、うれしい限りです。
さて、次週以降は、どのようなテーマにするか、十分検討の上、ご案内します。
どうぞお楽しみに!!
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このメルマガは、投資信託編、債券編、資産運用編、ライフプラン編など中身
の濃い情報を紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげて
くださいね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間
になりますように!
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編集後記:
先週号で、「交代論」が出てくるのは、無理もないのかと、書きましたが、あ
っという間にそのようになってしまいました。なんともろいものか、首相の座
というものは、こんなにあっさりと変わってしまっていいものでしょうか。
「情けない」の一言です。
こういうことが、起こるということは、別の角度から見れば、「国民不在」
「国民をバカにしている」としか言えません。今の日本は「何が起こってもお
かしくない」という感覚を国民が持つべきであり、「自分のことは自分で守る」
というスタンスが非常に重要な時代になったということです。「国が面倒見て
くれる」などと考えるのは大間違いで、国債暴落、超インフレで、国の借金は
棒引きという、終戦後の光景が再現されることも想定して、自分や家族を守る
姿勢が、重要になってくるのです。
さて、弊社オフィスは、浜松町駅前の「汐留ビルディング」に移転しました。
オフィス環境は、大変快適です。一度お気軽にお立ち寄りください。
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