2011/04/04 資産運用で、切っても切れない為替 -為替のリスクがあるから、外国投資は怖い?
この度の東北地方太平洋沖地震の影響により、犠牲になられた方がたとご遺族
の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。また、被害にあわれた方がたに
は、謹んでお見舞い申し上げます。
1日も早く復興し、皆様がもとの生活に戻られますことを、心よりお祈り申し
上げます。
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◆ 同じく3月18日(金)日経CNBCで、今回の急激な円と日本株の乱高下につき
、この要因と今後の見通し、資産運用の臨み方についてコメントしました。
◆ 日経マネー(3月24日発刊、一部地域25,26日)で2ページにわたり、
私、尾藤 峰男が外国株の紹介をしています。ぜひご覧下さい。
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グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤 峰男です。この週刊メール
マガジンは、読者の皆様のおかげさまで、第144号となりました。
このメルマガは、連載形式になっています。『株式』編、『投資信託』編、
『債券』編と続き、現在第4弾『資産運用』編となっています。お知り合いや
友人の方にも、ぜひ紹介してあげてください。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功
へのステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関か
ら完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報を
お届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』
に答えるメルマガにしていきます。ぜひ、ご期待ください!!
私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界
最高峰のグローバルスタンダード資格、米国CFA証券アナリスト資格を有して
います。日本発では得られない情報も、このメルマガでたくさん提供していき
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米国CFA協会では、このようにいっています。
-CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとやって
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-CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決して
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きる能力を持っていることを証明するものである。
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■ メルマガ『資産運用』編
資産運用で、切っても切れない為替
-為替のリスクがあるから、外国投資は怖い?-
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皆さんは、外国投資をやらない理由として、為替が怖いとよくいわれます。た
だ、それだけで外国投資をしないのは、あまりにももったいないといわざるを
得ません。資産運用をするときに、外国への配分をしないでポートフォリオを
組むことはあり得ません。現在のような日本の状況ですと、海外への配分比率
は、むしろ日本より高くてもいいくらいです。
一方で、以前に比べれば日本人も外国投資にはずいぶん馴染んできているよう
ですが、まだ為替に対する正しい考え方を持っているかというと、残念ながら、
それはお寒い限りです。
そこで、今回は資産運用をする際には切り離せない為替について、みて見たい
と思います。
□ なぜ円は強いのか?
財政破綻がささやかれ、国債残高は急増しているなかで、なぜ円は強いのでし
ょう。それをとく鍵は、物価にあります。以前にインフレになりますと為替は
安くなりますとお話しました。インフレになるということは、通貨の価値は下
がるのです。同じものを買うのに、たくさんお金を払わなければならなくなる
からです。
では、デフレになるとどうでしょう。インフレの反対ですから、通貨は強くな
るのです。同じものを買うのに少ないお金で買えるようになるわけですから、
通貨の価値は上がるのです。
日本は、景気がよくない中、長い間デフレが続いています。そのため、円の価
値はますます上がり、どんどん円高になるのです。景気が悪い中で、経済のけ
ん引役の輸出産業が円高圧力を受ければ、ますます海外に生産拠点を設けるよ
うになったりして、日本の産業は空洞化していく道をたどります。デフレも悪
いし、円高もよくないのです。
一言で、円高はデフレが主因といってよいでしょう。デフレが続く限り、円は
強くなるともいえるのです。
□ ヨーロッパはいま金融危機で大変な状況だが、本当にそう?
ヨーロッパは、ギリシャの財政危機に始まり、アイルランドも国家破綻でIMF管
理下に、ポルトガルも財政難から金利が急上昇、スペインも大丈夫かという段
階です。そのため、さぞや欧州企業も大変だろうと思うでしょう。
そこで、LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)、BMW、シーメンスというよ
うなフランスやドイツのグローバル企業の株価を見てみましょう。
2010/3/31 2011/3/31
BMW 34ユーロ(4200円) 59ユーロ(6900円)
シーメンス 74ユーロ(9200円) 97ユーロ(11400円)
LVMH 86ユーロ(10700円) 112ユーロ(13200円)
いずれも堅調です。実は、これらの企業は、統一通貨ユーロの通貨安の恩恵を
フルに被っているのです。この間、トヨタの株価は3800円から3350円、ソニー
は3600円が2600円ですから、ユーロのこれらの会社に投資していたほうがよか
ったわけです。「ヨーロッパは大変だ。」といいながら、これらの企業はユー
ロ安の恩恵をフルに受け、業績は絶好調なのです。
□ 外国株投資は、為替リスクはかなり消える。
外国株は株だから、債券の外債よりもっとリスクはあるだろう、ましてや為替
リスクは債券より高いのではないかと漠然と考えてしまいがちです。しかし、
意外に思われるかもしれませんが、実際には、外国株は思っているより為替リ
スクが高くないのです。どうしてそうなのでしょう。
インフレが高い国の通貨が、低い国の通貨より安くなるのですが、インフレ率
が高い国の経済はどうなのでしょう。企業の業績は落ち込むでしょうか?イン
フレになると業績は落ち込むと漠然と考えていると、ちょっと違うのですね。
企業は値上げをしてコスト高を吸収し、さらには従業員の給与などの間接費は
遅れて上げるため、業績が上向くのです。また、通貨安になれば、先ほどのヨ
ーロッパのグローバル企業の株価が上がるように、輸出収益が上がるため、業
績はよくなります。この二つの要因で、株価はあがります。さらに、インフレ
になりますと、実物資産である株や不動産に投資資金が回りますので、株価は
上がります。
これらにより、通貨安になっても、株価の上昇が為替損をかなり吸収するので
す。これを1993年からの長年にわたる円での米ドルと米国株への投資リスクの
関係から見てみましょう。
NYダウ 円の対ドルリスク 円換算NYダウ 減った為替リスク
リスク 15% 11.2% 17.6% 8.6%
皆さん、これを見てどう思いますか?
為替のリスクは2.6%(17.6-15)しか増えていないのです。本来、米ドル為替
リスクは11.2%もあるのですが、そのほとんどが消えています。これは、先ほ
どの株価上昇要因によるものなのです。
□ 外債はこうはいかない。為替リスクが残る。
外債はどうでしょう?為替リスクを吸収するほうに働く要因はあるでしょうか。
ちょっと見てみましょう。インフレになりますと通貨安になるのですが、金利
も上昇し、債券の価格は下がります。この通貨安と債券価格の下落を吸収する
要因はないのです。したがいまして、投資した債券の価格は安くなる、さらに
は債券の価格も下がるというように、ダブルで投資利回りはマイナスになる方
向に働きます。
このため、為替に対するリスクという面では、外債の方が外国株より、為替リ
スクの株や債券という原資産の投資利回りに対する相対的リスク度合いは、は
るかに高いといえます。債券はペーパーマネーで応用が利かず、まるで機械の
ようなものに対し、株価が表象する企業は、生身の生き物で経済の動きにうま
く適応する姿を現している、といってもよいでしょう。
円の為替リスクは、債券と株では、どちらも同じだろうと思っている人がほと
んどでしょう。しかし、実際にはこのように違うのです。このあたりを知って
おくと、ずいぶん外国投資をする際の視点が違ってきます。
そこで出てくる結論は、為替リスクのことを考えるなら、「外債の為替リスク
は大きく、外国株の為替リスクは少ない」ということをよく覚えておけば、資
産運用の成功に大きく近づくということです!
為替のことが頭にあり、漠然と「為替リスクがあるから、外国投資は怖い」
「別に海外で生活することはないから、外貨はいらない」などという理由で外
国への投資を見送るとすると、これは取り返しの付かない大きな間違いを犯し
ているといってもよいのです。
いかがでしたか、今週のメルマガ。円はこのところ円安に振れています。これ
まで長かった円高トレンドの転換の時期が迫ってきているのかもしれません。
そして、一度トレンドができますと為替のトレンドは長く続く傾向があります。
このメルマガを、お友達にも紹介して上げてくださいね。
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■ 編集後記:
大震災や原発問題での海外からの支援には、本当にありがたく感じます。ニュ
ースによれば、タイの発電会社が、巨大な発電設備まるごとを、日本に拠出し
てくれるということです。インドネシアやニュージーランからも、という自国
の震災や津波の時に、日本から支援をいただいたことに感謝を忘れていない、
今回は、惜しみない支援をしたいとのことです。
ここで、カーネギーの言葉をご紹介します。
「私は危機に直面したときに、必ず誰かが救いの手を伸ばしてくれることを信
じて疑わない。」
被災者の皆さん、この苦しみを乗り越え、明るい未来を信じて、ぜひ頑張って
ください。
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