2011/05/23 転換してはいけないお宝保険
この度の東日本大震災により、犠牲になられた方がたとご遺族の皆様に対し、
深くお悔やみを申し上げます。また、被害にあわれた方がたには、謹んでお
見舞い申し上げます。
1日も早く復興し、皆様がもとの生活に戻られますことを、心よりお祈り申し
上げます。
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□ 毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.151(2011.5.23)
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お陰様で、残りのお席はあと僅かです。
日時:2011年5月28日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)
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(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、日経マネー、東洋経済などへのコメント多数。日経CNBC
にも出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社刊
投資助言・代理業として、関東財務局登録。
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お申し込みは、下記メールまたは電話にて「5月28日セミナー参加希望」と
して、お名前、ご年齢とご連絡先をお知らせください。
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Tel: 03-6721-8386
このセミナーで、バブル崩壊の前と後の30年以上の経験と資産運用分野でグ
ローバル・スタンダードの最高資格を持ち、金融機関から完全独立のアドバイ
ザーだからこそ語ることのできる「こうすれば人生を安心して生きられる資産
運用法」をお話します。
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日本の将来が不透明で先行き大丈夫かという不安がつのる中、自分や配偶者の
老後や家族の将来はどうなるか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口は見
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証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれない、自分
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● 証券会社や銀行にだまされないためには、どうしたらいいか。
● 安心して人生を過ごせる資産運用は、どうしたらできるか。
● 財政破綻など日本のリスクが高まる中、どう資産防衛するか。
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その他、たくさんのうれしいお声をいただいています。
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■ 毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.150(2011.5.16)■
グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤 峰男です。この週刊メール
マガジンは、読者の皆様のおかげさまで、第151号となりました。
このメルマガは、連載形式になっています。『株式』編、『投資信託』編、
『債券』編と続き、現在第4弾『資産運用』編となっています。お知り合いや
友人の方にも、ぜひ紹介してあげてください。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功
へのステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関か
ら完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報を
お届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』
に答えるメルマガにしていきます。ぜひ、ご期待ください!!
私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界
最高峰のグローバルスタンダード資格、米国CFA証券アナリスト資格を有して
います。日本発では得られない情報も、このメルマガでたくさん提供していき
ます。
米国CFA協会では、このようにいっています。
-CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとやって
も得ることができない心の安心を顧客にもたらす。
-CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決して
到達することのできないレベルで、お客様の事情や状況を詳細にわたり理解で
きる能力を持っていることを証明するものである。
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■ メルマガ『資産運用』編
-転換してはいけないお宝保険-
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皆さんが持っている預金の利回りが5.5%だとしたら、さぞうれしいことで
しょう。いまどき、そんなの、ありえません。ところが、多くの人が、生命保
険では5.5%で運用されている保険を持っているのです。「えっ? うらや
ましいなー。そういう人もいるんだなー。」と思っている人でも、自分の保険
が5.5%で運用されている人がきっとたくさんいるのです。今週は、そうい
う人たちへの、とっておきのお役立ち情報をお話します。
□ 5.5%予定利率の終身保険
皆さんの預金が、死ぬまで利率5.5%で回るとしたら、今、それを解約しま
すか?きっとしないでしょう。さらに同じく、死ぬまで1.25%利率の預金
に移し変えますか。そういう人は、まずいないでしょう。バブルの時代、5年の
利付金融債が8%となり、銀行の周りに列が出来たのを思い出しますが、その
当時、終身保険の予定利率(生涯の保証利回り)が5.5%となりました。そ
して、たくさんの人が、当時この保険に加入しています。
生命保険会社は、将来支払う保険金のため、保険料の大半を運用に回します。
その運用利回りが、予定利率といわれる保険契約者への保証利回りです。
生命保険会社は、当時5.5%で今後何十年にわたって十分運用できるだろう
と見積もったわけですが、ゼロ金利のいまとなっては隔世の感です。
□ 5%前後の予定利率の保険は、生保にとって頭の痛い逆ザヤ
いまどき、5%で間違いなく回る金融商品があったら、誰でも飛びつくでしょ
う。30年国債でも2.2%程度ですから、5.5%で利回りを契約者に約束し
ているため、生保にとっては、逆ザヤといって、運用ではとてもまかなえず、
実態は、身銭を切る赤字垂れ流しなのです。しかも、それがこれからも30年、
40年続くとしたら、経営上大きな重りを科されたようなものです。現在の予定
利率は、大手生保で1.25%程度。いま新規で終身保険に入ると、この予定
利率が該当する生保では適用されるわけです。現在新たに入る保険契約者には
この予定利率が適用になるのは、当然のことですが、これが、5%以上の予定
利率(保証利回り)の保険を持っている人にも、本人が知らないまま、1.25
%の予定利率の保険に移されるとしたら、問題ですね。それが、バブル崩壊以
降問題になっている保険の「転換」です。
□ 予定利率3.75%以上の保険は絶対に解約してはいけない
1996年以前の保険は、3.75%以上の高い予定利率で運用されている「お宝
保険」がほとんどです(1976年以後の保険)。ところが、現在の低金利でこん
な高い利回りで運用できるわけがなく、生命保険会社にとっては、「お荷物保
険」でしかないのです。生命保険会社にとって「お荷物」であれば、利用者に
とっては「お宝」です。
そこで、バブル当時の5.5%もの高い予定利率の保険は、なんとしてもなく
したいという経営の判断が働くのは、いわば当然のことです。「うちは転換営
業が遅れていた。今後はがっちりと高い予定利率の顧客の保険の転換を進める。」
と断言する経営幹部もいるそうです。(週刊ダイヤモンド4/30・5/7合併号)
考えても見てください。私、尾藤 峰男は現在56歳ですが平均余命の88歳まで
の22年間利率5.5%の国債を持っているとしたら、100万円払い込んでいると、
いまでは181万円の価値になっているのです。まさに「お宝」です。それを、こ
れより大幅に安い価格で解約させられ、22年間1.25%利率の国債に乗り換えさ
せられるとしたら、大変手痛い打撃です。
これがイメージとして、予定利率5.5%の終身保険を予定利率1.25%の
保険に「転換」させられることに重なるといってよいでしょう。
□ 「転換」営業にはくれぐれも気をつけよう。
予定利率は保険証券には書いていないので、保険契約者は知らぬ間に低い予定
利率の保険に「転換」させられ、結果的に長きに渡り(何十年も)高い保険料
を払わされる羽目になるのです。
「保険の更新の時期ですね。」「いい医療特約ができました。」「保険を点検
しましょう。」とかいって、営業セールスの「転換」へのアプローチは大変巧
妙です。何とか話せる手がかりを作ろうと、アプローチをしてきます。
その結果、高い保険料の保険に転換させられるのです。さらに、それが見えに
くいような保険契約に設計しなおすこともよくあります。たとえば、終身保険
の保険支払い終了時期を延ばすとか、終身部分を減らし定期部分を増やすとか、
「幕の内弁当」のように医療特約などをてんこ盛りにし、わかりにくくすると
いったやり方です。
□ 皆さんの取るべき対処法
皆さん、自分の保険の予定利率はいくらかを知っていますか?まず、これがス
タートです。預金の金利はたとえ1年定期でも、皆さん、当然知っていますね。
保険の予定利率を知らないということは、皆さんの大切なお金、それも何百万
円、時には千万単位で、何十年もの間運用される利率を知らないということに
なります。これではいけません。そもそも、「終身保険って、何十年もの利回
り保証があったの?」という人もいるのではないでしょうか。そして、自分の
保険の予定利率が3.75%以上であれば、「転換」セールスには絶対に乗ら
ないことです。
とはいっても、この「転換」が進まないと生保の経営は改善しないので、契約
者にとっては、実は保険金支払い能力の改善の面で痛いところなのです。経営
の改善が進まないと経営が行き詰まり、いざ自分が死んだ時に約束どおりに支
払われず、みずから自分の首を絞めるということですので、生保の経営改善に
一肌脱ごうという人は、どうぞ「転換」に手を貸してあげてください。
しかし、問題は、このようなお宝保険を解約させられ、保険料がグーンと上が
った保険に入らされたと気づかないままの人が非常に多いということです。
そうならないようにするための基本動作は、まず自分が入っている保険の予定
利率がいくらかを先ず知ることです。これは、保険会社のコールセンターに保
険番号を言えば、すぐ教えてくれます。そして「今度いい保険が出来ました。
特約も今の時代にあったものになっています。」などといって近づいてきたら
「おいでなすったな。」と身構えるべきでしょう。それにしても手口が巧妙で
すから、「転換」を警戒していても、いざ手続きが済んでみると「転換」させ
られていたなどということにならないとも限りません。事前に「危うきは遠ざ
ける」くらいが、もっとも安全といえるのではないでしょうか。
あまり人を疑うのは、好まないところですが、今の時代に自分や家族を守るに
は、この程度のことまで、あえてしなければならない時代なのでしょう。
今回の保険シリーズは、週刊ダイヤモンド、2011/4/30、5/7合併号「安心の保
険」によるところ大であることをお伝えしておきます。
それでは、皆さん、今週も充実した1週間でありますように!
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■ 編集後記:
日がたつのは早いもので、1年が始まったと思ったら、もう5月も終わり。日が
たつのは齢とともに早くなるといいますが、早く感じるのは暇でない証拠と前
向きに解釈しています。
日本経済、それにしても停滞色が強いのが気になります。日本企業の奮起が望
まれます。一方政治の体たらくには、もっとあきれます。この戦後最大の危機
の時に、民主党内で「菅おろし」などやっている場合か。自民党も、当事者意
識はなく、はため気分。政治家など所詮、この程度です。日本国民すべてが自
分自身をしっかり持って、生きていく必要があります。政治や役人に期待して
は、先行きの見通しを間違えます。
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