2009/01/19 株式投資で『これは違う、これだけはやってはいけない!』集No.3-アナリストやエコノミストがいうことはあてになる?
□ 毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.30(2009.1.19)
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CFPをもつ資産運用アドバイザーのびとう@BFSです。このメールマガジン
は、おかげさまで第30号となりました。ご愛読感謝しております。
このメルマガで大事なお金の運用で皆さんにお役に立てるよう、しっかりその
成功へのステップを、CFA&CFPのびとう@BFSがわかりやすくお話していき
ます。
ぜひ、ご期待ください!!
このメルマガは、連載形式になっています。これを読めば、どうすれば資産運
用で成功するかがわかるようになっています。お知り合いや友人の方にも、お
早めに是非紹介してあげてくださいね。
メルマガの最後には、びとう@BFSへの質問コーナーもあります。ご質問は無料
ですので、お気軽に日ごろの疑問や悩みを聞いてみませんか?
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■ 株式投資で『これは違う、これだけはやってはいけない!』集-No.3
-アナリストやエコノミストがいうことはあてになる?-
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さて新年にあたり、皆さまの今年の資産運用が成功するよう、株式投資で『これ
は違う、これだけはやってはいけない!』というテーマでお伝えしています。
ここで皆さんにお伝えしておきたいことは、その内容は、びとう@BFSの30年の
経験とグローバル投資理論に裏付けられた本当に役に立つ内容ということです。
まさに、当メルマガタイトルの『資産運用の成功へ導く』テーマが満載ですから、
ぜひお楽しみに!!
それでは早速、いってみましょう。
□ 著名な外資系証券トップアナリストが、日本株見通しで大はずれ
証券市場では誰もが知っているM氏。昨年のちょうど今頃、2008年の日経平均
17000円への急回復を予想していたのですが、大はずれ。この方、これまで
は弱気派として有名だった方ですが、急に超強気になり市場でも話題になりまし
た。結果は、皆さんご存知のとおりです。
この方は、2000年代前半は超弱気で鳴らしていたのですが、2003年5月
8000円割れからの反転で2004年4月12000円をつけたときにも、大
きくはずしています。
こういう場面を見ますと、どんなに著名で分析力があるアナリストでもはずれる
ときは華々しくはずれ、2~3ヶ月、半年程度先の市場見通しなど占いをやって
いるようなものと見えてきます。実際問題、本当にそう思います。
こう見ますと、どんなに著名なアナリストが言っていても、それを元に株式投資
をするのは、やめておいたほうがいいということですね。
□ 著名経営者や市場関係者の株価年初見通しの実態は、こんなもの。
昨年年初に日本経済新聞で経営者・有識者にアンケートをとり集計した、日経平
均の2008年見通しは、安値14500円~15500円に集中し、最安値は
14000円でした。高値は18000円~19000円に集中し、最高値はな
んと21000円(大手証券社長)でした。
その結果も、みなさんご存知のとおりです。
アメリカでも同じようなことが起きています。
2008年初のウォールストリートのS&P500の2008年末予想は1640だ
ったのですが、結果は903です。2008年初には、すでにサブプライムは十
分表面化していた時期です。
こう見ますと、本当に1年先のことでも見通すのはむずかしいことがよくわかり
ます。いっそのこと、予測は無理と割り切ったほうがいいのかもしれません。
□ 株式をすすめる側のアナリストは、売り推奨はしにくい
株式を投資家にすすめる側のアナリスト、すなわち証券会社のアナリストのこと
ですが、証券会社は機関投資家や個人のお客様に株式を買っていただくのが大切
な仕事のため、そこのアナリストは、売り推奨はしにくいという環境にあります。
セル(売り)とするのには、よほど勇気がいります。もしかして反対に株価があ
がったりしますと、アナリスト自体の能力が疑われてしまうリスクもありますし、
証券会社としては、その会社とは債券・株式発行などのほかの大切なビジネスが
ありますから、売り推奨など出しますと、その会社から他のビジネスでお返しを
被ることもあります。
実際問題として、あるキャリアの通信会社の主幹事証券のアナリストが、ずっと
その会社の買い推奨ばかりしていて、「このアナリスト、会社の太鼓持ちか」と
思われるほどでしたが、その証券会社から他の証券会社に籍を移すと、ガラッと
立場を変えるようになりました。
このあたりのバイアス(偏り)というのは、個人の皆さんはなかなかわかりにく
いと思います。したがいまして、アナリストの会社レポート、買い売り推奨など
も参考程度に止め、「アナリストがいいとすすめているから買う」というのも、
やめておいたほうがいいでしょう。
□ アナリストの為替見通しも、あてにならない。
アナリストや為替の専門家が出す為替の見通しは、決まってそのときのトレンド
の延長線、あるいは現在の為替水準の一定レンジ内と相場が決まっています。い
ってみれば、無難なコメントにしておくというところです。
ここでお伝えしておくべきことですが、為替ほど見通しが当てにならないものは
ありません。為替の先の見通しは誰にもわからないといってもいいでしょう。こ
とばを変えますと、為替自体がでたらめに動いていると見ておいたほうがいいと
いうことです。
そう考えますと、アナリストや為替の専門家がいっていることをベースに、為替
証拠金取引などを行なうことは、大変リスクが高いものとお考えくださいね。
□ アナリストの格付け(売り推奨、買い、中立)もあてにならない
先ほどは、株式をすすめる側のアナリストは買い推奨に偏るとお話しましたが、
今度は、アナリストの実際の格付けが信頼できるかということで、お話していき
ましょう。
ある外資系証券のアナリストが、オリックスの売り推奨レポートを2002年6
月に発行しますと、オリックス株価はそれを受け急落、11000円から1ヶ月
で8000円台前半まで下げました。翌年4月には、市場全体の株価が下がった
ことにもつられ、5000円割れまで下がったのですが、それから3年後には
35000円を超えます。
このアナリストのレポートを信じて8000円や7000円程度で売ってしまっ
た人は、さぞ臍をかむ思いでしょうね。このように、アナリストレポートはそれ
を根拠に買ったり売ったりすると、痛い目を被るということがよくあるのです。
重ねて申し上げますと、人間ですから誰も先を見通すことはむずかしいのです。
アナリストや市場の専門家などがもっともらしく言っていることのほとんどのも
のは、参考程度の情報としておくべきでしょう。
今週のメルマガ、いかがでしたか。ご意見・ご感想、どしどしお寄せください。
最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。来週も読者の皆さまに
役に立つ情報をご案内しますので、ぜひご期待ください!
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このメルマガは、株式編に入ってきています。これからも、中身の濃い情報を
ご紹介していきますので お友だちやお知り合いにも教えてあげてくださいね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間
になりますように!
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