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2025/8/25 日米の寄付文化の違いは、国の土台作りに深くかかわる 

2025/8/25 日米の寄付文化の違いは、国の土台作りに深くかかわる 

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-日米の寄付文化の違いは、国の土台作りに深くかかわる-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第562号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

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-日米の寄付文化の違いは、国の土台作りに深くかかわる-

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アメリカの富豪による寄付活動を見てみると、日本とかなり違う状況が見て取れます。それが、国の勢い、持続的成長にかなり影響しているように感じます。そのあたりを、今週はじっくりと見てみましょう。

□ 米国の寄付活動は、富豪の義務とみなされる

バフェットは2006年から寄付を始め、これまで600億ドル(約9兆円)以上を寄付しています。そして、遺言で、2000億ドル(約30兆円)にのぼる財産のほとんどを、寄付するようにしています。また、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツも、世界の医療環境の改善を図るゲイツ財団に対して、これまで同じく約600億ドル寄付しています。そして今後20年で、財産のほぼすべての2000億ドルを寄付するとしています。またこの二人は、2010年に「ギビング・プレッジ」を立ち上げ、世界の億万長者に対し、生前もしくは死後に財産の過半数を慈善事業に寄付することを約束するよう呼びかける取り組みを始めました。現在までに400名以上が署名し、その総資産は約1兆ドルに達しています。

古くをさかのぼれば、19世紀のアンドリュー・カーネギーは「富の福音」という論文で「巨万の富を築いた者は、その富を社会に還元する義務がある」と説き、現在の価値で約5兆円を寄付しました。ジョン・D・ロックフェラーも同様に、石油で築いた富の大部分を教育や医療分野に投じています。その活動は、いまでもロックフェラー財団として、活発に続けられています。

□ 日本の寄付活動は、米国にくらべ桁が違う少なさ

そして、かたや日本。日本の個人寄付総額はGDP比で約0.1%と、アメリカの約2%と比較して圧倒的に低い水準にあります。日本での大富豪といわれている孫正義さんの寄付額は、公表されている限りでは、東日本大震災時の100億円、ユニクロの柳井さんも、学術支援として100億円程度。とはいっても、寄付していただいていることは、とてもありがたいことです。

□ 日米の違いは一体どこにあるのか

米国の場合は、マックス・ヴェーバーが「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」で言っていますが、「富裕になったものは、恩恵を増し加えられて天国に宝を積むために、出来るだけ他に与えなければならない」という精神なのです。また、アメリカ特有の「ノブレス・オブリージュ」の思想があります。これは、フランス語由来で「高貴なる者の義務」を意味し、富や地位を得た者には社会的責任があるという概念です。こちらも、アメリカの富豪の寄付文化の根底にある思想です。

一方、日本の場合は、隣組や互助的な「講」や「頼母子講」といった共同体内での助け合いが主流だったのです。共済会、協同組合、歳末助け合いは、長年にわたり根付いています。与えるではなく、支え合うという方向に向かったということです。

税制面でも差があります。アメリカでは寄付による所得控除の上限が調整総所得の60%まで認められるのに対し、日本では所得控除と税額控除のいずれかを選択できるものの、上限が比較的厳しく設定されています。(所得控除は、総所得金額の40%、税額控除は、所得税額の25%)

□ この寄付活動がどう国力に影響するか。

アメリカでは、富裕層からの大規模寄付が大学や研究機関の財政基盤を支え、スタンフォード大学やハーバード大学などの私立大学が世界最高水準の研究環境を維持しています。これらの大学から生まれるイノベーションが、シリコンバレーをはじめとする産業クラスターの形成を促進し、持続的な経済成長の源泉となっています。

また、慈善財団による社会課題解決への投資は、新たなビジネス分野の開拓にもつながっています。ゲイツ財団による保健医療分野への投資は、グローバルヘルス産業の発展を後押ししました。例えば、ワクチン普及を目指すGaviアライアンスへの16億ドルの寄付や、エイズ・結核・マラリア対策基金への数十億ドルの拠出により、途上国の医療インフラ整備が加速しています。

いわゆる基礎の部分で、アメリカの場合、寄付文化が大きな役割を果たしているのです。経済発展の観点から見ると、日本でも寄付文化の醸成により、大学研究の独立性向上、スタートアップエコシステムの充実、社会的企業の育成などが期待できます。特に、少子高齢化や地方創生といった課題に対し、民間資金の効率的活用は重要な鍵となるでしょう。

文化的背景の違いはありますが、日本独自の寄付文化を育てることが、持続可能な経済成長への新たな道筋となるでしょう。

いかがでしたか、今週のメルマガ。このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。また率直なご感想・ご意見もお待ちしています!

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■ 編集後記:

私のオフィスには、テーブル・ヤシをいうプラントがあります。このプラント、実は10年ほど前に買ったのですが、そのときの大きさは、30センチ。それがいまでは、3メートルにも及び、もう数センチで天井に着きそうなのです。さらに、このプラントに、子、孫のプラントまでできました。実は、私のオフィスは、太陽光はなく、部屋の蛍光灯のみ。そして毎日水を上げるだけ。それで、この状態です。これは、まさに自然のなせる業。この状態は、資産運用、投資の世界にも、実は当てはまるのです。

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA) 
       米国CFA協会認定証券アナリスト
       日本証券アナリスト協会検定会員
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       日本FP協会CFP認定者

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