知っていておいしい話-複利の効果
皆さん、複利運用というのは、ご存知だと思います。これがどのような効果を示すかということについてお話しましょう。さて、それでは6%で10年、20年、30年運用するとしてどうなるかを見てみます。
6%で10年だから、6%×10年=60% これは間違えです。正解は80%
以下の複利効果を示してみます。
100万円を6%で複利運用 10年後 179万円 20年後 320万円 30年後 574万円
毎年100万円で6%運用 10年後 160万円 20年後 220万円 30年後 280万円
下の段は毎年6万円を出して、元本100万円で運用する場合。
このように、複利運用をしますと時間が立つにつれて大きな差になってきます。そしてぜひ意識しておいていただきたいのが、複利運用をしますと年月が経過すると同じ運用利回りでも増える額が違ってくるということです。開始1年後には、増える額は6万円ですが、10年後の1年間には10万円、20年後には18万円、30年後には実にその額は32万円と、1年に増える額は5倍以上に膨れるのです。いわば上昇カーブが、富士山のすそ野から頂上に近い9合目から10合目あたりの状況になっていくのです。ここに資産運用の時間の大切さの秘密が隠されているといってもよいでしょう。
これは何を示唆しているかというと、早く複利運用をすればするほど、後での効果が大きくなると言うことです。若いときからしっかり複利運用をしていると、30年もすると大きな成果になってくるのです。