2009/10/13 あまり触れられない、しかしもっとも大事なこと-手数料
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CFPをもつ資産運用アドバイザーのびとう@BFSです。このメールマガジン
は、おかげさまで第68号となりました。ご愛読感謝しています。
このメルマガで大事なお金の運用で皆さんにお役に立てるよう、しっかりその
成功へのステップを、CFA&CFPのびとう@BFSがわかりやすくお話していき
ます。
ぜひ、ご期待ください!!
このメルマガは、連載形式になっています。これを読めば、どうすれば資産運
用で成功するかがわかるようになっています。お知り合いや友人の方にも、早
めに紹介してあげてくださいね。
メルマガの最後には、びとう@BFSへの質問コーナーもあります。ご質問は無
料ですので、お気軽に日ごろの疑問や悩みを聞いてみませんか?
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■ 知らないと損する「投資信託の仕組み」
あまり触れられない、しかしもっとも大事なこと─手数料
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このメルマガは、投資信託編となりました。皆さんの資産形成にとって投資信
託は大変有力な金融商品ですから、ぜひこのメルマガで勉強してくださいね。
さて、これからしばらく「投資信託の仕組み」を勉強します。やや説明トーン
になってくるところもありますが、できるだけわかりやすくお話していきます。
この「投資信託の仕組み」を知っていることは、皆さんの大切なお金を預ける
わけですから、絶対に大切なことなのですね。いいかえると、知らないと損す
る「投資信託の仕組み」なのです!!
ここで知っている人もあえて整理することもいいですし、知らなかった人は投
資信託の基礎を勉強するいい機会です。ぜひ知っておいてほしいことばかりで
す。多分皆さんは、これを読むことによってほかの人に投資信託については優
位に立つことでしょう。
さて、そこで、今回は投資信託の仕組みのうち「手数料」です。皆さん、こう
思っている人はいませんか。「手数料なんて、ゼロコンマ何%の違いくらい、
どうってことないよ!」「販売手数料だって、一回限りでしょ。多少高くても。」
「あまりせこく考えるのは、了見が狭いと思われるよ。」「品物でも、高いも
のは質がいいでしょう。投資信託もおなじでしょ。」
確かに、普通に考えますと、こういう考え方も成り立ちますね。私も、手数料、
手数料といって、「この人、せこいのでは」と思われたくありません。
しかし皆さん、考えてみてください。皆さんは、大事なお金を増やすために、
投資信託に長い間にわたりその運用を委ねるのです。そして超低金利で10年国
債でも1.3%程度の金利しかもらえないとき、毎年の投資信託の運用手数料
が1.3%も違いがあったら、どうでしょう。毎年10%の運用利回りになる
のであれば、その程度の違いは目をつぶるかもしれません。しかし、今の時代
は運用利回りがせいぜい5~6%程度です。そのなかで(販売手数料の差も
2.5%程度あるので)コストが30~40%も運用利回りの足を引っ張ると
なれば、これは問題ですね。
そこで、皆さんにはここで投資信託の手数料にはどういうものがあって、それ
をどこが収入としてもらうか、いかにそのコストが高いか、などを中心にお話
していきます。
□ 銀行や証券会社では、手数料の話はあまり出ない。
証券会社や銀行のセミナーでは、投資信託のセミナーが盛んに行われています。
そこでは、新興国経済の話、豪ドルやブラジルレアルなど高金利通貨の説明、
中国がいかにこれから有望かなど、景気のいい話がプレゼンテーションされま
す。そして決まって「それを対象とする投資信託」が紹介されます。しかし、
手数料の話は、通常あまりしません。
また、銀行や証券会社の窓口でも、投資信託をパンフレットや販売プロモーシ
ョン資料などを使って盛んに勧めますが、手数料の話はあまり聞きません。基
本的に「手数料」については「あたらず、さわらず」というスタンスです。し
かし、ここで注意しなければならないのは、お客さまが投資信託を購入するに
あたっては「目論見書」がかならず渡され、その中には「手数料」の記載があ
ります。ということは、お客さまは手数料について認識しているということに
なるのです。まず、手数料について説明を受けていなかったということにはな
らないということを理解してもらいたいと思います。
そこで、皆さんが投資信託を購入する際に関わってくる手数料について説明し
ていきましょう。
□ 投資信託を購入するときに払う「販売(買付)手数料」
これは、投資信託を銀行や証券会社の窓口やオンライン証券で購入するとかか
ります。「ノーロード(販売手数料なし)」の投資信託も、一部オンライン証
券や直販投資信託ではあります。
証券会社や銀行の窓口で買う投資信託のほとんどは、販売手数料がかかります。
それも、購入額の1.5~3%程度が平均してかかります。これを皆さん、ど
う感じますか?安いと考えますか、高いと考えますか? おそらくたくさんの
皆さんがどこに基準を置いて判断したらいいか、わからないでしょう。
私の経験からは、一般に購入できる投資信託の中で、2%以上の販売手数料が
かかる投資信託は、高いとみてよいと思います。2%以上の販売手数料の投資
信託は、買わないに越したことはないと考えていいでしょう。
よほど過去の運用実績がいい投資信託は、それでも購入に値することもあるで
しょう。しかしそれは本当にまれです。
この販売(買付)手数料は、証券会社、銀行、オンライン証券など、投資信託
を販売したところがすべて収入として受け取ります。ですから、販売手数料が
高いほうが売る側のインセンティブは高いということです。この販売手数料が、
証券会社や銀行の大きな「飯の種」なのです。特に昨今は、証券会社は株式売
買手数料で飯が食えなくなり、銀行は融資や海外ビジネスで飯が食えなくなり、
両方がますます投資信託の販売手数料に収益を依存する度合いが高くなってい
るということを、購入する側である皆さんは忘れてはいけません。
□ 投資信託を持っている間払い続ける「信託報酬」
皆さんの中に、「えっ?投資信託を持っている間、手数料払ってるの?」と思
っている人はいませんか?
そう思っている人は、ここで正しく理解しなければいけません。そうなのです
よ。皆さんは、投資信託を持っている間、ずっと自動的に毎日、決められた手
数料を元本から引かれているのです。「えっ?知らなかった!!」と今、思っ
ている人もいるのでは?!
この毎日引かれている手数料を「信託報酬」といいます。これも、言葉で理解
するにはむずかしい表現ですね。あえて解釈しますと、「皆さんが運用会社を
信じて託したお金を運用する、あるいは換金や分配金の支払い手続きをする、
あるいはお金を預かる手数料、維持管理料」ということでしょうか。いまさら
ながら「信託報酬」とはわかりにくい言葉です。
この信託報酬は、販売手数料と違って、販売会社、運用会社、信託銀行の3社
が分け合います。たとえば、1.5%の信託報酬のうち、0.7%を販売会社、
0.7%を運用会社、0.1%を信託銀行という具合です。この3社がかかわ
ってくるわけですが、ここにいわゆる「力関係」が働く要素があります。とい
いますのは、たくさん販売してくれる販売力のあるメガ銀行や大手証券会社は
発言力が強く、信託報酬のうちの自分たちの取り分が多くなるようにできる余
地があるわけです。たとえば、もともとの取り分割合が大きくなっているか、
あるいは販売量が多くなれば累進的に割合が多くなるという形です。
ということは、運用会社や信託銀行が自分たちの取り分を落とさないでメガバ
ンクや大手証券会社が自分たちの持分を多くしようとすれば、全体のコストは
高止まりし、皆さんがこういうところから買う投資信託の手数料は、高止まり
する可能性があるということになります。
信託報酬は、どの程度以上が高いといえるでしょう。私は、1%以上の信託報
酬は高いと見てよいと考えています。そうしますと、おそらく3分の2以上の投
資信託が引っかかるでしょう。皆さんの中には、「えっ?そんなに高いコスト
の投資信託が多いの?」と感じる人もいるでしょう。あるいは「わたしの投資
信託も、そうだ!!」
ここで、次のような比較をしてみましょう。これだけコストが違ってくるとい
う実例です。
□ これだけコストが違う投資信託
下の比較は、ある同じ範疇(ここでは東証株価指数をベンチマーク)の投資信
託のコスト比較です。(あとで説明しますが、市場連動型と積極運用型の運用
スタンスの違いはあります。)
ある安いコストの投資信託(市場連動型)
販売手数料 0.1%
信託報酬 0.11%
ある高いコストの投資信託(積極運用型)
販売手数料 3.15%
信託報酬 2%
いかがですか。ずいぶん違いますね。そして、長い目で見れば(5年以上)
7割以上のケースで安いコストの投資信託のほうの成績がいいという調査結果
もあります。
皆さん、この違いをどう感じますか?これでも、たいしたことはないと思いま
すか?5年持つとすると、1年当たり2.5%のコストの違いになります。本
来5~6%前後の運用利回りしか取れない中で、半分程度がコストです。
そのほかに、投資信託の手数料としては、信託財産留保額といって(これも舌
をかむような言葉ですが)換金するときに一定割合(たとえば0.3~1%)の
額が元本から引かれるという手数料もありますが、あまり覚えておく必要はあ
りません。とにかく、いつも投資信託を購入するときは、販売(買付)手数料、
信託報酬に厳しく目を光らせることです。
□ 皆さんは、高い手数料を払う必要はない。
投資信託のコストはまだかなり下げられるはずです。おそらく半分程度に下げ
られる余地があるでしょう。しかし、何年も前から高止まりです。あるいは上
がってきている傾向もあります。これをどう歯止めしていくか、それは、ひと
えに皆さんの厳しい目にかかっているといってよいでしょう。
今週のメルマガはいかがでしたか?感想・意見などお聞かせいただければ大変
うれしい限りです。投資信託編は、まだ始まったばかりです。これからも、
もっと皆さんが知らない、それでいながらどうしても知っておくべき投資信託
のお話をしていきます。
どうぞお楽しみに!!
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このメルマガは、投資信託編、債券編、資産運用編、ライフプラン編など中身
の濃い情報をご紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげ
てくださいね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間
になりますように!
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編集後記:
東京が2016年オリンピック開催を逃して残念と思っていたら、今度は、広
島が長崎と共同で2020年オリンピック開催に手を上げてきました。オバマ
大統領が核兵器廃絶宣言でノーベル平和賞を受賞したのに合わせての発表です。
2020年核兵器廃絶の実現にむけ、被爆地である両市がオリンピック開催地
になるのは、大変すばらしいことだと思いますね。あまり政治的にオリンピッ
クを利用しないほうがいいという考え方もわかりますが、世界が共通の目標と
しての核廃絶を、原爆の被爆地で開催するオリンピックの時期に設定し、それ
に向かって進んでいけば、大きな推進力を得たことになりますね。
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