トップページ > メールマガジン > 2016/10/24 どうして日本の株式市場は「商いが閑散」なのか

2016/10/24 どうして日本の株式市場は「商いが閑散」なのか

2016/10/24 どうして日本の株式市場は「商いが閑散」なのか

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□ あなたの資産運用を成功に導くメルマガ!:No.373(2016.10.24)
■□
□■□           びとうファイナンシャルサービス(BFS)
■□■□                   http://www.bfsc.jp

-どうして日本の株式市場は「商いが閑散」なのか-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの
最上位国際資格「CFP」をもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤峰男で
す。この週刊メールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第373号とな
りました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、そ
の成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。
金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に
役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当
のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

ぜひ、ご期待ください!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

-どうして日本の株式市場は「商いが閑散」なのか-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本の株式市場は、10月に入っても閑散な状態が続いています。東証一
部で売買代金が2兆円を下回った日が、14取引営業日中12日。2兆円
を下回るのは、超閑散状態といってよいでしょう。このような閑散状態
は、暑かった夏からずっと続いています。「どうしてこのような状態なの
か」ということを知っておくことは、投資を成功させる上で極めて大事
なことです。そこで今週は、その要因を探ってみることとしましょう。

□ 日銀のETF買いが市場の価格形成を不自然に

私は、この頃毎朝、日銀のETF買い入れ結果を日銀サイトで見るのが日
課になっています。市場関係者はみな、そうでしょう。日銀は7月の追
加金融緩和で、日本株ETFの買い付けを倍増し、1年で6兆円超買うこ
とを決定しました。日銀が買い入れる場合、1日700億円超の日経平均、
東証株価指数、JPX日経400のETFを買います。その買い入れは不定
期で、10月は14日の買付のみとなっています。また設備人材ETFは
10月に入ってほぼ毎日、1日12億円買い付けています。この日銀のETF
買いが市場に依存感を与えます。いざ下がっても、日銀が買ってくれる
だろうという安心感です。これはいいことでしょうか。決して、そうで
はありません。価格形成機能を弱め、業績が悪くなっても株価は下がり
づらく、経営者には日銀が買ってくれるというモラル・ハザードが起き
ます。また、株価が下がらないので、安くなって買おうとする投資家に
とっては、買う機会を逸しかねません。こういう、いわばマニュピュレ
ートされた(人為的に作られた)市場には、賢明な投資家は寄り付かな
くなるのです。

□ 企業が株主フレンドリーではない

コーポレート・ガバナンスコードが導入され、社外取締役を入れる企業
はかなり多くなりましたが、まだまだ株主を惹きつけようとする企業努
力は、感じられません。上場企業の現預金は100兆円を上回って積み上
がり、株主資本利益率(ROE)の上昇が喫緊の課題として求められる中
で二年連続の下落です。また配当へのコミットメント(堅持姿勢)も弱
いとしかいえません。業績連動と称して、減益になれば減配する企業が
多く、配当への執着心はほとんど感じられません。業績がよくても配当
はずっと横ばいと、株主に顔を横に向けているような企業も少なからず
見られます。表向き「株主様」と奉っていても、裏から見れば、早く帰
ってほしいという本音がしばしば見えます。「株主フレンドリー」と投資
家が感じられる企業が、実際にもっと多くなることが強く求められます。

□ 利益の変動が大きすぎる

日本企業の業績を見ていると、利益の変動が大きすぎることが上げられ
ます。これはさまざまな要因が考えられます。

・中長期的な戦略がなく、目先の環境や他社動向に左右されすぎている。
・事業選択が景気変動の影響が大きいものに偏っている。
・キャッシュフローの安定に重点を置かない。
・利益に対するコミットメントがない。
・利益率確保より、売上に目が行き勝ち。

業種に関わらず、利益の変動が大きい企業が多いのは、日本企業の特徴
です。その際の言い訳は、円高、中国動向、原油安など外部環境。利益
を安定させる事業体質を作るのが経営者の役割です。

□ いい品物がなければ、お客も少ない

いい市場であれば、千客万来。朝から列を作って待っているでしょう。
いろいろな種類のものが安かったり、新鮮であったり、使い勝手がよか
ったりすれば、商品に目を凝らして喜んで買います。そういう市場は熱
心な売り手と興味津々の買い手が入り混じり、活気があります。しかし
ながら、ほしいと思うものがなく、商品も魅力に欠けるものばかりで、
売る人も熱心でなければ、そこに行く人は少ないでしょう。それが、ま
さにいまの日本の株式市場にあてはまるのです。市場の出来高が少ない
ことを「商いが閑散」とはよく言ったもので、本来、ずっとこのままで
は市場は持ちません。今の状態は、危機感を持たなければならない到達
点に来ているといって過言ではないでしょう。

□ 質のいい投資家が少ない

いい品物がないところに、上客はなかなか来ません。いわゆるロイヤル・
カスタマーといわれる常連客が現われにくいのです。いい品物であれば、
3世代前から使っているというほどに、長く愛顧してもらえることでし
ょう。これと同じで、株式市場にいい企業が多ければ多いほど、ロイヤ
ル投資家、すなわち長く保有してもらえる投資家が、たくさん付くよう
になります。この「質のいい投資家」という投資家層は、非常に大事で
す。質のいい投資家が多ければ多いほど、その会社は堅固で、持続して
利益を上げ続けている証左といえます。またその逆も真です。日本の企
業には、ぜひ「質のいい投資家」を増やすために、あらゆる手段を尽く
してほしいものです。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。これからも私、尾藤 峰男は、
メルマガ読者の皆さんに、真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報
を発信していきます。ご期待ください!
このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。
このメルマガへの率直なご感想・ご意見もお待ちしています!

メルマガ登録・解除はこちらから↓
https://d.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=bfsc

―――――――――――――――――――――――――――――

■ 編集後記:

「作られた市場」は「だめ」ということを実感するこの頃です。10月は、
先週末まで日銀が700億円超買いに入ったのは1回だけ。日銀も、その
買いのまずさを薄々感じているのではないかと、妙な期待を持ってしま
います。しかしながら買いをやめるとなれば、それはそれで市場にはマ
イナスのインパクトになります。始めから、こんな大量買いは止めてお
けばよかったのです。

―――――――――――――――――――――――――――――

=====
お知らせ
=====

◆第61回『退職金や金融資産をしっかり運用するためのセミナー』◆
-こうすればセカンドライフを豊かに過ごすことができる!-

~限定10名~
日時:2016年10月29日(土)15:00~17:00
場所:東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビルB1F
TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC
(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
http://tkpteigeki.net/access.shtml
参加費:3,000円(当日支払い)
申込み:メールinfo@bfsc.jp又は電話03-6721-8386にて
「10月29日セミナー参加希望」として、お名前とご連絡先とご年齢を
お知らせください。

びとうファイナンシャルサービスが、日本の将来を洞察鋭く見通して、
お金の運用をどうしたら間違いなくできるかをわかりやすくお話しする
セミナーを開催します。証券会社や銀行から完全独立の立場で、お客様
にもっとも適した金融商品やアドバイスを提供する弊社のセミナーは、
お越しいただいた皆さまから大変好評です。

大切なお金の運用で、本当のことを知るのはたいへんむずかしくなって
います。日本の将来が不透明感を強め、国の年金にも頼れない中、自分
でしっかりお金を運用する必要がますます高まっています。このセミナ
ーで、他では絶対に聞けない、人生を安心して過ごせる「正しいお金の
運用法」を学んでください。きっとかけがいのない時間となることでし
ょう。

30年以上の経験と資産運用で頂点のグローバル資格を持つ、金融機関
から完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤 峰男だから語れる「人
生を豊かに過ごすためのお金の運用法」をお話します!毎回「来てよか
った!」と大変好評なセミナーです。ぜひお越しください。

-お話しする主な内容-

● 国際分散投資のメリットと必要性。
● 本当に正しい資産運用の実践法。
● お金に困らない老後の安心をいかに確保するか。
● よい金融商品はどういうものか。
● 安心してお金の相談をできるところはどこか。
● NISAにどう対応したらいいか。

講師プロフィール:
尾藤峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFPR」「日本証券アナリスト協
会検定会員」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ唯一の日
本人。
金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーとして、個人の金融
資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資へ
の造詣が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメ
ント多数。TV東京・日経CNBCにもたびたび出演。
著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。
投資助言・代理業-関東財務局登録。

~限定10名~
日時:2016年10月29日(土)15:00~17:00
場所:東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビルB1F
TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC
(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
http://tkpteigeki.net/access.shtml
参加費:3,000円(当日支払い)
申込み:メールinfo@bfsc.jp又は電話03-6721-8386にて
「10月29日セミナー参加希望」として、お名前とご連絡先とご年齢を
お知らせください。

◆『お仕事帰り・休日の無料個別相談』好評実施中! ◆

弊社は『お仕事帰り・休日の無料個別相談』を実施しています。
次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをいたします。

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。
● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。
● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。
● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。
● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。
● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいかわからない。
● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。
● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やしたい。
● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。
金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイ
スを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~

他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。
完全予約制です。
E-mail: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386

◆ びとうファイナンシャルサービスのお役立ち情報源 ◆

☆★情報満載!『びとうファイナンシャルサービス公式ホームページ』★☆
http://www.bfsc.jp

☆★『あなたの資産運用を成功に導くメルマガ!』★☆
http://www.bfsc.jp/mailmagazine/ バックナンバーもすべて掲載!

☆★『月刊ニュースレター』★☆
http://www.bfsc.jp/newsletter/ バックナンバーもすべて掲載!

☆★おすすめメルマガ『日刊!”信頼の社労士”が思う、「仕事の本質」』★☆
社会保険労務士小田一哉さんの365日毎日更新のメルマガをご紹介し
ます。会社員としての勤務経験や社会保険労務士としての日々の仕事を
通じて、「仕事の本質」を考えていくメルマガで、わたしたちが日々の仕
事をしていく上でとても参考になります。
「目先」にとらわれず、「長期の視点」で「仕事の本質」を考えていく、
真面目で硬派のメルマガです。購読申し込みは、こちらからぜひどうぞ!
http://www.mag2.com/m/0000230023.html
小田一哉さんのプロフィール
http://ameblo.jp/oda-sr/theme2-10006799554.html

=============================

皆さまだけの利益を考えるFP・資産運用アドバイザー

BFS びとうファイナンシャルサービス http://www.bfsc.jp

=============================

■びとうファイナンシャルサービスは、皆さまの目標や夢の実現のため、
30年を超える長い経験と知識、高い職業倫理で、お客さまの利益のみに
目を向けたサービスを提供しています。いつもお客さまのかたわらでお
金の健康管理をするホームドクターです。

■びとうファイナンシャルサービスは、金融機関から完全に独立した
FP・資産運用アドバイザーとして、最高水準の知識と理論に裏付けられ
たベストの金融商品の紹介や助言サービスを提供して、お客様に安心し
て人生を過ごしていただく資産運用をご案内しています。

お問い合わせはこちら→
https://secure70.chicappa.jp/~weblike.jp-bfsc/inquiry.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■メルマガ名   『あなたの資産運用を成功に導くメルマガ!』

■発行人サイト  http://www.bfsc.jp/

■発行人     びとうファイナンシャルサービス(株)
投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第905号

■発行責任者   尾藤 峰男(びとう みねお)
米国CFA協会認定証券アナリスト
日本証券アナリスト協会検定会員
1級ファイナンシャルプランニング技能士
日本FP協会CFP認定者

■ご意見・ご感想 info@bfsc.jp

(重要事項)
・内容については、万全を期しておりますが、その内容を保証するもの
ではありません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害につい
ても発行人は一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、
利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
・メール本文・データ等の著作権は、発行人に帰属します。
・本メルマガの内容を引用する際は、出典を明記してください。

※このメールは、お名刺の交換や弊社への資料請求、また弊社のメルマ
ガ登録をされた方へ、お役に立てる情報をご提供させて頂く事を目的と
しています。メルマガの配信停止をご希望の方は、大変お手数ですが、
下記のURLから登録解除をお願いします。

登録・解除はこちらから↓
https://d.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=bfsc

Copyright (C) 2016 Bito Financial Service, Co., Ltd. All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

びとうファイナンシャルサービス(株)

〒105-0022
東京都港区海岸1-2-20
汐留ビルディング3階 リージャス内
Tel: 03-6721-8386
Fax: 050-3156-1072
Mail: info@bfsc.jp

ホームページ制作,杉並区高円寺,ノーブルウェブ