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2010/02/01 パッシブ対アクティブ

2010/02/01 パッシブ対アクティブ

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□   毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.84(2010.2.1) 
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グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格 
CFPをもつ資産運用アドバイザーのびとう@BFSです。このメールマガジン 
は、おかげさまで第84号となりました。ご愛読いただき感謝しています。 

このメルマガで大事なお金の運用で皆さんにお役に立てるよう、しっかりその 
成功へのステップを毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!CFA&CFPの 
びとう@BFSがわかりやすくお話していきます。 

ぜひ、ご期待ください!!  

このメルマガは、連載形式になっています。これを読めば、どうすれば資産運 
用で成功するかがわかるようになっています。お知り合いや友人の方にも、早 
めに紹介してあげてくださいね。 

メルマガの最後には、びとう@BFSへの質問コーナーもあります。ご質問は無 
料ですので、お気軽に日ごろのお金についての疑問や悩みを尋ねてみませんか? 

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■	投資信託を取り巻く「?」 

        ―パッシブ対アクティブ― 

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このメルマガは、投資信託編となりました。皆さんの資産形成にとって投資信 
託は大変有力な金融商品ですから、ぜひこのメルマガで勉強してくださいね。 

さて、今回のメルマガのタイトルだけでは、何をいっているかよくわからない 
人もいると思います。そこで、まず解説します。投資信託は、パッシブ運用と 
アクティブ運用というまったく異なる考え方で運用している2つの分類に分か 
れます。 

そしてパッシブとは「受動的」という意味ですが、これは「指数連動型(イン 
デックス運用)」ともいいます。たとえば、東証株価指数や日経平均225株 
価指数どおりに動くことを目指す運用のやり方です。いい成績を上げようと目 
指すものではありません。あくまでも、ある株価指数にできるかぎり連動する 
ように運用できればできるほど、いい運用ということになります。 

一方、アクティブとは「積極的」という意味ですが、これはまさに「積極型」 
といいまして、ベンチマークとなる株価指数を上回る運用を目指すものです。 
たとえば、東証株価指数が1年で10%上がったとすれば、少なくとも10% 
超の運用成果を目指すというものです。 

ここまでは解説としまして、本題に入りましょう。 

□	アクティブ型の手数料は高く、パッシブ型は安い 

いきなり、また手数料の話になりましたが、アクティブ型の投資信託は、説明 
しましたように、ベンチマークを上回る運用を目指すものですから、個別銘柄 
やマクロ経済を分析するリサーチ・アナリスト、銘柄選択を決定するポートフ 
ォリオ・マネージャー、全体の投資政策を決定する上級幹部などの人件費や外 
部運用先への再委託(たとえばアフリカとかブラジルだと現地の運用会社に委 
託することが多い)などのコストがかかり、コストが高くなります。その分を 
信託報酬として高く設定するわけです。また、販売会社の手数料もどういうわ 
けか、それにつれて高くなります。 

一方、パッシブ型の投資信託は、指数連動型で、ベンチマークとなる株価指数 
どおりに動けばいいのですから、アクティブ型のように、リサーチ・アナリス 
ト、投資政策を決定する上級幹部の人件費、外部委託先への再委託費用などが 
かからず、コストが安くできます。ベンチマーク指数にできる限り連動するよ 
うにするためには、いわばコンピューター・トレーディング、プログラム・ト 
レーディング的なインフラが必要ですが、それ以外はコストがかからない仕組 
みになっています。そのため、積極型に比べ、一桁違う信託報酬になっている 
わけです。 

□ 日本の証券会社や銀行が売る投資信託は、アクティブ型が多い。 

日本の証券会社や銀行は、収益追求企業ですから、それは実入りのよい投資信 
託を勧めます。販売手数料や信託報酬が多い投資信託を売るインセンティブが 
働くわけです。そのために、アクティブ型の投資信託を販売する傾向が大変強 
いです。 

モーニングスターという投信評価会社によると、日本の投資信託の信託報酬は、 
昨年3月まで6年連続して上昇しているそうです。一方、アメリカは2003 
年がピークで、その後は減少傾向にあるそうです。日本では、投信を売ること 
により収益を確保するため、手数料を高く取れるアクティブ型の投資信託を売 
る傾向がますます強くなってきているということです。 

このアクティブ型という指数を上回る運用を目指すということのほかに、たと 
えば毛色を変えて、通貨選択型日経平均連動ファンドとか中東・アフリカファ 
ンドなどアクセスしにくい地域のファンド、さらには個人では手に入りにくい 
ハイ・イールド債券ファンドなどと、手数料が高くなることの説得性があるよ 
うな投資信託を設定して、手数料の高さを正当化するものもあります。 

では手数料が高くても、運用成績はいいのでしょうか。手数料の高さを埋めて 
運用成績がよければ、なにも言うことはありません。 

□	アクティブ型のほとんどは、パッシブ型に勝てない 

もうタイトルで結論を言ってしまいましたが、アメリカでの調査・研究によれ 
ば、10年間でみると、75%のアクティブ型の投資信託は、ベンチマークと 
したS&P500株価指数(アメリカの主要株価指数)を上回ることができなか 
ったそうです。(「敗者のゲーム」、C.エリス著」 

なぜこういうことが起きるかといいますと、プロが渦巻いている株式市場にお 
いて、誰かがベンチマークを上回れば、誰かがベンチマークを下回るというこ 
とです。というのは、ベンチマークというのは、すべての参加している人の成 
績の平均だからです。プロが生き馬の目を抜く厳しい市場において平均をずっ 
と上回ることは至難な中で、株価指数が年率5%で回るとして、信託報酬とい 
う手数料が1.5%も上乗せされれば、両足に鉄の重りをつけて歩いているよ 
うなものです。1年や2年ではベンチマークをたまたま上回ることもあるでし 
ょうが、5年、10年となると相当難しくなるでしょう。確かにアクティブ型 
でいいファンドもありますが、ほんとうに限られるのです。 

一方、パッシブ型の投資信託は、もともとベンチマークとなる株価指数に連動 
することを目指すもので、信託報酬を低く抑えています。たとえば、東証株価 
指数連動の上場投資信託は、信託報酬が0.11%というレベルです。アクティブ 
型の投資信託の手数料の10分の1にもなります。そして市場平均をひたすら 
目指すということです。5年、10年の間にベンチマークとなる株価指数を上 
回ることが相当難しいのであれば、そして、そういうファンドを探してきて買 
ったとしても、その結果が確認できるまで、5年も10年も待たなければいけ 
ないリスクを犯すより、パッシブ型で株価指数連動型のファンドを持っている 
ほうがよほど合理的ということです。 

今週のメルマガはいかがでしたか?感想・意見など聞かせてください。投資信 
託編は、まだ始まったばかりです。これからも、もっと皆さんが知らない、そ 
れでいてどうしても知っておくべき投資信託のお話をしていきます。 

どうぞお楽しみに!! 

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の濃い情報を紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげて 
くださいね。 

それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間 
になりますように!  

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編集後記: 

小生、どうやら風邪の引きかけを、今回もこじらせずに、過ごしたようです。 
風邪をこじらせますとあとを引きますので、何回となくうがいをするのですが、 
これが効くようです。そのとき、のどの奥まで唾液を切るようにすっきりさせ 
てから、うがいをするといいような気がします。 

それと、小生の場合、多少のどが痛かったり風邪気味でも、運動すると不思議 
と風邪の気配が次第に収まってきます。汗を出してかえって新陳代謝がよくな 
っていいのでしょうか。 

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