2019/03/25 銀行には近寄るな
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□ あなたの資産運用を成功に導くメルマガ！：No.419（2019.3.25）
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－銀行には近寄るな－
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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの
最上位国際資格「CFP」をもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤峰男で
す。この週刊メールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第419号とな
りました。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、そ
の成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。
金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に
役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの？』『本当
のことを教えて！』に答えるメルマガにしていきます。
ぜひ、ご期待ください！！
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◆◆メールマガジン発行者プロフィール◆◆
尾藤峰男
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会
検定会員」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。金融機関
と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、個人の金融資産や退職
金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな
投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋
経済、週刊エコノミストなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBCなどTV
にも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの
非常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業-関東財務局登録。
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－銀行には近寄るな－
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銀行はいよいよ利益を上げられなくなっています。みずほ銀行がようや
く行員の削減に踏み切りましたが、遅きに失した感が強いです。またそ
のやり方も、日本のメーカーがやってきたように、縮小に次ぐ縮小を続
けそうな気配です。それでも利益を上げるために、銀行や保険会社はな
りふり構わずにわれわれにアプローチしてくることでしょう。大事なこ
とは、いろいろな面でかかわりの深いわれわれは、それにどう立ち向か
ったらいいかをお話しましょう。
□ 従来踏襲型・優等生型で、クリエイティブ・パイオニア型ではない
銀行がやっている事業モデルは、はっきり言って50年前と変わってい
ません。銀行は一等地に店舗を持ち、大量一括採用、行員をたくさん抱
え、転勤はあいも変わらず定期的です。また融資はもっぱら担保型ロー
ンで、事業モデルや経営能力、新技術などを評価した貸付を行なってい
る姿は見えません。就職人気度も低下していて、辞めていく人も多くな
っています。傍から見て、どうみても人生の仕事として価値ある仕事が
できるとは思えません。長く勤めている間に「銀行が危ない」という可
能性も否定できません。「こんな会社に入っても仕方がない」から、若い
人はもっと他に仕事を見つけるべきでしょう。
□ 阿漕（あこぎ）な商売は留まるところを知らず
金融の自由化で、銀行は投資信託や保険を売れるようになると、最初は
そろりと始め、グループ内の銀行と証券にファイアウォールを設け、顧
客情報に仕切りを設けていたのですが、いまでは、やりたい放題。証券
会社より手数料稼ぎに走っているといってよいでしょう。豪ドル建て、
米ドル建て保険を売りまくり、苦情が国民生活センターなどに殺到して
いるそうです。今ごろ問題が取り上げられていますが、この外貨建て保
険については、私のニュースレターＮｏ．102（2017/10）をご覧くださ
い。
http://www.bfsc.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/no102-news-letter.pdf
退職金が銀行口座に入ってくると、途端に投資信託や保険を勧める電話
が入るそうです。「支店長がご挨拶に伺います」と言ってくるそうです。
またメガバンクではグループの証券会社にスルーで顧客を紹介し、そこ
でも投資信託を売りつける営業活動をやっています。なんと、その証券
会社は個人が投信で損している証券会社のトップランクに入っているの
です！
□ 売っているのは、目先で利益が入る商品ばかり
銀行の収益源は、いまでは保険と投資信託です。鵜の目、鷹の目で商売
のチャンスをうかがっています。その商品は、外貨建て保険、手数料の
高い投資信託です。他にやっていることといえば、一部の銀行で書類の
改ざんまで行なわれた不動産担保ローン、若い人まで狙い撃ちのカード
ローンと、目先手っ取り早く利益が入ることばかりです。優秀な人が集
まるところで、頭を使った商売をしているとはとても思えません。
保険会社も、保険の本来の目的である、いざとなったときの「保険」と
いう価値を捨て、経営者保険のように「節税目的」が見え見えの商品を、
売れるからと売りまくり、モラルもあったものではありません。銀行・
保険会社ともに、おのれの行為を「恥」と知るべきです。記者会見での
首脳の顔を見ていると、厚顔無恥という感があります。到底、海外の銀
行や保険会社に太刀打ちしていけるとは思えません。
□ われわれは、どう立ち向かうべきか
まず大事なことは、銀行が勧める保険や投資信託を買わないことです。
絶対に買ってはいけません。いざ苦情を持ちこんで「そういう話は聞い
ていなかった」といっても、太刀打ちできません。「渡した法定資料には
ちゃんと書いてある」で、おしまいです。「読まなかったあなたが悪いん
でしょう」と言っているわけです。
ではわれわれは、銀行にどう向かうべきか。銀行は決済だけに使うので
す。「振込、通帳記帳による管理」。これだけです。この頃は振込などの
手数料が高くなって、利息もつかない中、たまったものではありません
が、ここはやむをえないこととしておきましょう。これ以外は、銀行を
使ってはいけません。保険会社は、保険会社の営業セールス、保険代理
店がいうことは聞かないことです。近寄らないことが一番でしょう。そ
して保険を利用するのでしたら、自分で調べてネット保険で掛け捨て保
険を買いましょう。それが身の安全です。
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いかがでしたか、今週のメールマガジン。これからも私、尾藤 峰男は、
メルマガ読者の皆さんに、真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報
を発信していきます。ご期待ください！
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■ 編集後記：
イチローがついに引退しました。「長い間われわれに模範を示してくれて
ありがとう」と心から言いたいです。イチローの常に限界の少し先を越
え続けようとする姿勢は見習わないといけないと強く感じます。45歳ま
で、日本で9年、大リーグで19年、これだけの存在感を示した選手は日
本にいません。これからもイチローの生き様をぜひフォローしていきた
いです。
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