2010/07/19 債券の発行体には、どういうところがあるの?
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■ メルマガ『債券』編
―債券の発行体には、どういうところがあるの?―
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このメルマガは、『株式』編、『投資信託』編と続き、今回より、いよいよ
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さて、『債券』編の第5回目は、債券の発行体には、どういうところがあるかと
いうところをお話しましょう。日本の個人の皆さんが買える債券には、さまざ
まな発行体があります。なお、そもそも発行体とは何かといいますと、債券発
行により資金を手に入れることができる借主のことです。発行体などとかっこ
いい名前を使っていますが、要は借り手です。
そこで、ここでは、一挙に発行体を並べてみましょう。
□ 発行体にも、さまざまな発行体がある。
まず、日本国内では、国、地方自治体、政府機関、企業、金融機関があります。
大体こんなところです。そして、海外の発行体もありますね。国、州政府、地
方自治体、政府機関、世界銀行やアジア開発銀行などの国際機関、企業、金融
機関などです。なお擬似発行体のような、不動産やローンを担保とするような、
資産担保証券のようなものもあります。
国といえば、まさに日本国政府、地方自治体は、東京都とか大阪府や横浜、さ
いたま市など政令指定都市もよく見ますね。企業といえば東京電力、東京ガス、
NTT、JRなどはおなじみです。一般の事業会社も社債として、発行しますね。
政府機関は、日本政策金融公庫が代表的です。
海外の発行体も、海外政府や世銀、米州開発銀行などの国際機関、政府機関な
どが日本で円建て外債を発行したり、海外で発行した外貨建て債を日本で販売
したりしておなじみです。何年か前に、アルゼンチン国債が日本で債務不履行
になったのは、記憶に新しいところです。IBMやシティバンクなどの企業も日
本で債券を発行しています。
そこで、今回は特に、国(日本や外国政府)という発行体について、考えて見
ましょう。
□ 国という発行体
さて国は、最も信用度が高いと思っていませんか?たとえば、日本のどの企業
よりも信用度が高いと。また、日本の国債であれば安全と思っていませんか?
国ですから、貸したお金が返ってこないということはないだろうと・・・。確
かにある面ではそうなのです。国が借りたお金を、円であれば返せないという
ことはないのです。「何で円だけ?」
よく気がつきました。「円であれば」・・・。ここに奥が深い、また恐ろしいス
トーリーが展開されるのです。なにやら、夏の幽霊話のようになりますが、そ
のくらい怖い話ということを忘れてはいけません。
□ 国が国債の借金を返せないということはない
なぜでしょう?返せないということはない、とは。種明かしをしますと、国は
借金が返せなくなる恐れがあった場合には、税金を上げれば収入が増え、それ
を借金返済に回せるからです。今回の民主党の参議院選挙敗北の原因に、消費
税の10%上げ問題がありました。このように、国民は税金が上がるとなると
強硬に反対しますが、国がにっちもさっちも行かなくなれば、税金を上げざる
を得ないのです。そして、そこに活路を見出さなくてはなりません。そうなの
です。徴税権が国の信用力のバックにあるのです。
要は返せなくなる前に、税金を上げるということです。
□ 国の借金の金利が上がると
あまりにも国の財政が厳しくなり、国債発行が増えてくると、借り入れ金利が
上がらざるを得なくなります。いまのように、金融機関や年金がたくさん国債
を買っている場合には、需要が強く金利を上げる必要はありませんが、いよい
よこれらの買い入れ先だけでは持たなくなり、海外に活路を見出すなどとなる
と、海外からは「もっと金利を上げろ」となってきます。さて、そこからが、
怖い話の始まりです。
国債の金利が上がると、新たに出てくる国債の金利が上がるだけであれば、い
いのですが、これまで発行された国債の金利も上がるのです。おっとと。ちょ
っと、むずかしくなってしまいました。固定金利で発行されていた国債の金利
が上がるということはないのですが、実質的に金利が上がるように、調整がさ
れるということです。その調整は、その国債の価格が下がることによってなさ
れます。
要するに、国債だから安心ということはないということです。金利が上がれば、
持っている国債の価格は下がるため、評価損やその時売ろうと思えば実現損ま
で出るということです。
さて、この続きは、まだまだ奥が深いので、来週号以降にいたしましょう。
今週のメルマガ、いかがでしたか。それでは皆さん、来週以降のメルマガ「債
券」編を、是非ご期待ください!!
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の濃い情報を紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげて
くださいね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間
になりますように!
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編集後記:
日本株の不振には、目を覆うものがありますね。このごろは、わたしのようなプ
ロでも、動きに活力がないし方向感もいったりきたりで、面白くないため、あま
り見なくなりました。どうしてこうなのでしょう。はっきりいいますと、いくら
日本株だけやっていても、ずるずる深みに入るだけで、財産を失う危険が大きい
です。
「いまこそ始めよう外国株投資入門」は日本の皆さんに新たな活路を開いていた
だくために、上梓しました。皆さん、日本人には、このあたりにしか、資産運用
の面での活路はありません。ぜひ拙著「いまこそ始めよう外国株投資入門」を手
にとっていただければ、やはりそうだったかという思いを強くすることでしょう。
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