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2020/10/12 いまの確定拠出年金の中身では老後の生活が危うい

2020/10/12 いまの確定拠出年金の中身では老後の生活が危うい

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□ あなたの資産運用を成功に導くメルマガ!:No.448(2020.10.12)
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-いまの確定拠出年金の中身では老後の生活が危うい-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの
最上位国際資格「CFP」をもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤峰男で
す。この週刊メールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第448号とな
りました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、そ
の成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。
金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に
役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当
のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

ぜひ、ご期待ください!! 

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メールマガジン発行者プロフィール:
尾藤峰男
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会検
定会員」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。金融機関と
全く関係がない資産運用アドバイザーとして、個人の金融資産や退職金
の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投
資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経
済、週刊エコノミストなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBCなどTVに
も登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非
常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業-関東財務局登録。
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-いまの確定拠出年金の中身では老後の生活が危うい-

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確定拠出年金(DC)は、国民年金や厚生年金とともに、老後のために大
切な資産づくりのツールです。401Kともいわれます。ところが、この運
用の仕方が、かなり問題含みなのです。今週は、この確定拠出年金に皆
さんがどう取り組むべきか、じっくりとみてみましょう。

□ 元本確保型では、老後の資産作りにならない

確定拠出年金(DC)の拠出金は、現役でいる間、ずっと運用されるわけ
ですから、長ければ40年も運用されるものです。このDC資産全部の運
用先の半分強(19年3月末で34.4%が預金、保険が16.2%)が、定期
預金や貯蓄型保険などの元本確保型になっているとのことです。これは
いけません。今の金利では、ほとんど利息も付かない状態です。元本確
保型にしておくのは、まるで種を土にまかないで、種のまま袋に入れた
ままにしておくようなものです。長ければ40年にもなる、資産運用で
大切な時間をむだにしているのです!

会社は、リーマンショックやコロナショックの時のように市場が急落し
たりして、従業員からクレームがきたりするのを恐れ、元本確保型であ
れば、そういうクレームへの対応も逃れられるとか、あるいはDCの運
用管理機関の銀行や保険会社が、まずは自分たちの取扱商品(預金や保
険)をプロモートするような余地も十分あります。会社や年金の担当者
の多くは、会社の取引先の運用管理機関への配慮や資産運用のいろはを
知らないことが、このような状態の背景にあると考えられます。また付
け加えますと、DC資産の運用対象に、信託報酬が高い投資信託もかな
り入っています。運用管理機関の銀行や保険会社が、手数料確保のため、
こちらを優先して勧めるケースもあるでしょう。

□ DCの運用は、自己流ではなく、しっかりとした方針を持つべき

自己流でDCの運用をしている会社員も多いようです。コロナで株が急
落したのを契機に、預金から外国株投信に移し始めたとか、移す間隔を
速めたとか、自分の読みで運用する傾向があるのです。これでは、その
時々の相場を読みながら、資産の移動(株から預金、預金から株、日本
株から外国株、外国株から日本株など)を行いかねません。老後の大切
なお金が、自己流の運用にゆだねられてしまう危うさを感じます。この
ようなやり方では、資産が増えず、むしろ減らしてしまう危険性も大い
にあります。

本来はしっかりとした長期の運用方針のもと、それを一貫して続けるこ
とがもっとも真っ当なやり方です。こうして複利効果を発揮させること
が可能になります。

□ 標準提供(デフォルト)商品を作るべき

確定拠出年金の拠出金は、会社が運用に関わらず、従業員がどのような
運用にするか選ぶ形になりますが、これまで見てきたように、ほとんど
預金や保険において置いたり、その時々の相場に影響され、資産を動か
したりして、そもそも運用の形になっていません。また、そのほかの投
資信託や金銭信託等でも、コストの高い投資信託に偏っていたりして、
適切な形になっていないことが大いに危惧されます。

そうであれば、従業員が何を選んだらいいかわからないという場合には、
標準提供(デフォルト)商品を用意して、「これにしておけばいいでしょ
う」というように、従業員を仕向けることが求められます。「よくわから
なかったら、リストにあるターゲット・デート・ファンド(退職する時
期に合わせた資産配分で運用するファンド)やバランス型インデックス
ファンドにしておけばいいでしょう」というようにアドバイスするので
す。このやり方が、米国では通常のこととして行われています。会社は、
出すべきお金は出したのだから、あとは自分で考えてくださいというよ
うなスタンス、取引先の銀行や保険会社への遠慮、下がった時の従業員
のクレームにはかかわりたくないというような姿勢は避けるべきです。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。これからも私、尾藤 峰男は、
メルマガ読者の皆さんに、真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報
を発信していきます。ご期待ください!
このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。
このメルマガへの率直なご感想・ご意見もお待ちしています!

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■ 編集後記:

この週末、上越新幹線に乗る機会があったのですが、私が乗った自由席
車両はGo Toトラベルキャンペーン期間中ながら、行きも帰りも4,5
人程度の乗客しか乗っていませんでした。これには驚きました。寂しい
限りですが、JRは、こういう状況でも減便することなく、スケジュール
通り運行していて、心強く感じました。業務にあたるJR従業員の心持
ちが察せられます。JRに限らず、コロナ禍の中、赤字になっても、しっ
かりと公共の役割を果たしている存在が、鉄道だけでなく、航空会社な
ど数多くあります。こういうところは、大いに応援したいものです。

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■発行人     びとうファイナンシャルサービス(株)
         投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第905号

■発行責任者   尾藤 峰男(びとう みねお)
         米国CFA協会認定証券アナリスト
         日本証券アナリスト協会検定会員
         1級ファイナンシャルプランニング技能士
         日本FP協会CFP認定者

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