2022/02/21 お金の運用は余裕資金の範囲でやるべきではない
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-お金の運用は余裕資金の範囲でやるべきではない-
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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第478号となりました。
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-お金の運用は余裕資金の範囲でやるべきではない-
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このタイトルを見ると、「えっ?そうやってやるべきでしょう?!」と思う人がほとんどでしょう。しかしこの言葉には、重大な間違いがいくつも隠されています。「一つの言葉の怖さ」といってもよいでしょう。その間違いを今週はしっかりと解き明かします。
□ この言葉には「損してもいい範囲」という響きがある
余裕資金であれば、少しくらい損してもすぐ困ることはないからいいでしょうというトーンです。しかし、ここには、買った株が下がって損して売ってもいい範囲という意味を表していると見られます。「ロスカットルール」などという言葉が典型例です。これは損して売ってもいい範囲と読み替えられます。そうすると、下がって売るというところに、しばしば「目先あるいは短い間に下がる、そして売る」という行動が色濃く感じられます。要するに「短期売買に陥る」感が強いということです。世の中、株というと、「売ったり買ったりして儲ける」というトーンが非常に強いのですが、そういうところが、「余裕資金の範囲で」「損してもいい範囲」というところに出ているのです。誰もが陥る、大変怖い落とし穴ということです。
□ 分散投資ではなく集中投資になる怖れがある
上の趣旨から敷衍して、短期、個別株投資となると、日本だけでなく、世界の様々な資産に広く投資する「分散投資」など、どこ吹く風となりかねません。「余裕資金の範囲」という言葉には、世界の債券、株、リートなどに広く分散投資するという概念は、どうもなじみません。それより「一発株で勝負しても余裕資金の範囲」というほうが理解しやすいとしたら、これはギャンブル。いわば「余裕資金の範囲」はギャンブルへの道に導いていくといっても過言ではありません。
□ 「余裕資金」には、使った後残ったお金という響きがある
本来資産運用とは、着実にお金を積み上げていくもので、いわば支出を切り詰めて運用に回すということが大事になります。ところが、この「余裕資金」には、使った後残ったお金というような緩い響きがあるのです。言葉というものは怖いもので、これが実際の行動につながっていきます。資産運用は、余ったお金でやるというものではなく、本来は「一生懸命節約して、生活を切り詰めてでも積み上げていくもの」なので、この「余裕資金の範囲」というのは、大変な誤解を与えてしまうのです。老後に「ここまで資産を積み上げれば大丈夫」というところに到達するまでは、ぜひこのようなスタンスでいることが大事です。余裕資金の範囲でやってはいけないのです。
□ 大切な時間を無駄にする危険がある
以上の話をまとめますと、「余裕資金の範囲で」上にあげたようなやり方を続けていますと、何年、何十年もの大切な時間を無駄にしてしまう危険があります。そしてその過ぎた時間は取り戻せない。「余裕資金の範囲」という響きは、「そうよねー」と一見当たり障りなく、無難な言葉に聞こえますが、非常に危ない、間違った道への誘い言葉と捉えておくべきなのです。
いかがでしたか、今週のメールマガジン。
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■ 編集後記:
「ロシアがウクライナ侵攻」と米国が盛んに喧伝していましたが、その間、攻められる側のウクライナが、「米国はあまり危険を煽らないでほしい」というようなトーン、ヘッジファンドも「侵攻などあるわけはない」という側に賭けるスタンスをとっていますが、どうもいよいよきな臭くなっています。いわば米国の諜報活動は、ロシアの中枢まで入っているように感じます。そして、衛星写真で見れば、手に取るようにロシア軍の動きがわかる。民間衛星でそうなのですから、米国自身が持っている衛星ならば、人の動きまでつぶさに見えるのでしょう。一方で、ロシアは偽情報で戦争をでっち上げる常套手段を使っています。なにやら、北京冬季五輪のフィギュアを見ても、「だます」姿勢がロシアには見られて、気持ちいいものではありません。質の悪い国を世界が相手にしているようです。
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メールマガジン発行者プロフィール:
尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。
金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA)
米国CFA協会認定証券アナリスト
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