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2022/03/07 ロシア軍のウクライナ侵攻-資産運用でどう向き合うか 

2022/03/07 ロシア軍のウクライナ侵攻-資産運用でどう向き合うか 

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-ロシア軍のウクライナ侵攻-資産運用でどう向き合うか-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第479号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

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-ロシア軍のウクライナ侵攻-資産運用でどう向き合うか-

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昨年には夢にも思わなかったことが現実となりました。ロシア軍のウクライナ侵攻です。この軍事侵攻は、ハンガリー動乱、ベトナム戦争、アフガニスタン侵攻、イラン・・イラク戦争、湾岸戦争をはるかに超える、第2次世界大戦以来の軍事的悲劇といわれています。この突然の大惨事に、世界の株式市場が揺れ動いているわけですが、これに対して資産運用ではどう向き合うべきか、これは大変大事なことです。そこで、もう一度ここで振り返ってみましょう。

□ この世界では、どんなことでも起こりうる-ウォーレン・バフェット

ここで、改めてバフェットが発した言葉を、そのまま紹介しましょう。バフェットは2017年3月(ちょうど5年前)テレビのインタビューに答え、カメラの前でこういっています。「(自社オフィスの通路に掲げているフレームを示して)他の人はオフィスを飾ることが多いが、私は1962年ここに移ってきたとき、これを掲げた(とフレームを示す)。南オマハ図書館に行って、古い“ニューヨーク・タイムズ”の7つのコピーを確か1ドルで購入した。これは、1907年のパニック(銀行危機で、3週間で前の年の高値から半値に暴落)の見出し、こちらは明らかに1929年の大恐慌の時のもの。(残りの5つの出来事についてはここでは語られない)。ウォールストリート(日本で言えば兜町)で極限のパニックの日々のものだ。これらは、この世界ではどんなことでも起こりうることを思い出させるものだ。ここに掲げたものはいわば教訓的芸術なのだ。」

このバフェットの言は、バフェットが真剣な表情で話したものです。株式市場では「どんなことでも起こりうる。」そうなのです!予想はつきませんが「どんなことでも起こりうる」ということを覚悟しておくことは、大変大事ということです。

□ 広く分散したポートフォリオを長い目で見ている

バフェットが掲げた大暴落時のように、株式市場では、大きく下がることはよくあることです。今回のロシアによるウクライナ侵攻も、その中の一つといえます。そういうときに、我々はどう備えるか。これは、資産を築くか、なくすかの、非常に大事な分かれ道です。そこで、唯一かつ最強の臨み方。「それは資産を広く分散して長い目で見ていること」一見当たり前で、面白みもないので「何だ」と思ってしまう人も多いでしょう。しかし「真理は単純」ということを忘れてはいけません。「単純な真理を外さない」。これが何より大事なのです。

アイ・シェアーズMSCIロシア上場投資信託など、主なロシア株式の上場投資信託は取引停止となり、無価値になってしまいました。これは、ロシア株式に集中して投資していた投資家にとっては、あるいはロシアの豊富な資源などに期待して、かなりの額をロシア株式に投資していた投資家にとっては、大変な痛みです。しかし、新興国全体あるいは先進国を含め世界の株式に広く投資し、さらに世界の債券、不動産投資信託などにも広く投資していれば、ロシアという個別の国のカントリー・リスクは大幅に抑えられます。世界の資産に広く分散すれば、ロシアの影響度はコンマ以下のパーセントまで下がるでしょう。

そして、このような危機もいずれ収まります。今回のケース、私は、ロシアが内部崩壊して、ウクライナから退却すると見ていますが、そんなに長くかからないでしょう。そして、私たちの投資の時間軸は、人生の時間軸。10年、20年、30年の長い時間軸です。ロシアがウクライナ侵攻でかける時間軸とは、基本的に異なります。こういうときに、その違いを常に意識しておくことが大事です。

□ そして我々がすべきこと-ウクライナを応援しよう!

いまもっとも世界で苦難に陥っている人々は、疑いもなく、ウクライナの人たちです。平和な日々があっという間に、地獄の日々になってしまったのです。この惨状は、目を覆うものです。そして、我々にできること。それは、ウクライナの人たちを応援することです。独裁者プーチンに、自由と正義が勝つことをはっきりと示すことです。それは、世界中の力を結集して、ロシア軍をウクライナから追い出し、賠償金と復興資金を全部出させることでしょう。そして言うまでもなく、プーチンの犯罪を裁くことです。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。
これからも、私、尾藤峰男は、メルマガ読者の皆さんに真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
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■ 編集後記:

こういう内容をメルマガで書くとは思ってもいませんでしたが、実際に起こりました。バフェットが言うように、「この世界ではなんでも起こり得る」。長い人生の中ではよいことも悪いことも様々なことが起こります。しかし大事なことはそれにどう立ち向かっていくか、その心構えが求められるということでしょう。ウクライナの人々よ、頑張れ!世界中があなたたちの味方です!

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA)
米国CFA協会認定証券アナリスト
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