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2022/04/08 同じ投資信託で、手数料にこれだけの差が!

2022/04/08 同じ投資信託で、手数料にこれだけの差が!

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-同じ投資信託で、手数料にこれだけの差が!-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第481号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

ぜひ、ご期待ください!!

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-同じ投資信託で、手数料にこれだけの差が!-

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先日、日経新聞に「投信、手数料統一の波」と題した記事がありましたが、まだこんなことをやっているのかと、いつも通りあきれる思いでした。とにかく、金融機関のやっていることは、子供だましも甚だしいです。われわれ最終投資家が虐げられていること、この上ありません。そこで、今週は「投信の手数料」について、われわれ最終投資家が、いかに被害を被っているか、じっくり見てみましょう。金融庁、投信協会、証券業界、銀行業界など、コップの中で議論がなされていますが、肝心の最終投資家がどこに行ったのか、わからないのには、ほとほと呆れます。

□ 全く同じ中身の投資信託で、これだけの手数料の差が!

あるメガバンク系の投信運用会社の外国株式インデックスファンドには、中身が全く同じで、分配金再投資型、タイプも同じ投資信託が3つもあります。そのいずれの投資信託も販売手数料がなしで、解約手数料もなし。ただし信託報酬(運用管理費用)がそれぞれ違うのです。信託報酬は、投資信託を持っている間、毎日日割り換算で差し引かれる費用です。一番初めに出たものの信託報酬は年率0.66%、2番目に出たものは0.22%、最後に出たものは0.1023%。まさに「一物多価」。他の投資信託でもこのような例は枚挙にいとまがありません。「おいおいどうしてこんなに違うの?」と、思わずこの投信運用会社の窓口に、この信託報酬を低い方に合わせられないか、聞いてみました。帰ってきた言葉は振るっています。「販売会社がたくさんいて、それらの同意を得るのはむずかしい」というのです。言い訳だけは一丁前ですが、下げようとする努力はせず、販売会社のせいにして頬かむり。その気質にはあきれます。

□ 「顧客本位の業務運営」を徹底すれば、手数料は下げて当然

顧客からすると、最初に買った投資信託でかなりの利益が出ていると、売って安い方に乗り換えるには、税金をたくさん取られるので、事実上できないのです。販売会社はそこを見越して下げようとはしないのですが、それでは、自分たちの利益を優先して顧客利益はないがしろ。まったく「顧客本位の業務運営」ではないのです。どこもかしこも、顧客本位の業務運営を謳って「フィデュシャリー宣言」していますが、言葉と実際とは大違い。「フィデュシャリー宣言」はまがい物です。

□ 金融機関が横向いていること自体が、顧客本位ではない

「顧客本位の業務運営」と標榜しながら、はや5年。看板だけはいいのですが、中身が全くなっていないという状態は、私が証券界に入ってから40年以上変わっていません。ということは、われわれ最終投資家は、人生は短く、これからも変わらないと見ておいた方がいいのです。「顧客本位の業務運営」に期待していると、これまで通りはしごを外されることになります。このような環境を我々はよく認識して、われわれ自身が賢くならないといけません。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。
これからも、私、尾藤峰男は、メルマガ読者の皆さんに真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
ご期待ください!

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■ 編集後記:

ロシアのウクライナ侵攻のニュースを見ると、現実とは思えない光景が連日続きます。あらためて人間はこんな残酷なことが平気でできるのかと、ぞっとします。どうしてそこまでやる動機があるのか、全くわかりません。この侵攻には、大義がなく、ロシアは孤立状態に陥るでしょう。ロシアがキーウから退却したように、ウクライナ全土から退却を迫られるのはそう遠くないでしょう。ウクライナの人たちよ、あなたたちの敢闘精神、国を思う気持ちに感服します。世界中の人々はあなたたちの側にいます!

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA) 
       米国CFA協会認定証券アナリスト
       日本証券アナリスト協会検定会員
       1級ファイナンシャルプランニング技能士
       日本FP協会CFP認定者

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