2010/09/27 外債とは? こういうことをご存知ですか?
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このメルマガは、『株式』編、『投資信託』編と続き、第3弾として、『債券』
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さて、今回は、外債についてのお話です。これも、皆さんが知っておくと大変
役に立つ情報が詰まっていますよ!決してこれまで投資雑誌やメディアで取り
上げられなかったあるいは知られていない、役に立つ情報を覚えていただける
ことでしょう。ご期待ください!!
□ 外債とは?
そこで、皆さんにまず「外債とは」という初歩的質問をしましょう。ここで、
皆さんは、「なんだよ、これが役立つ情報かよ?」と感じる方もいらっしゃると
思いますが、何ごとも基本が大事。ご辛抱ください。
さて、外債とは、外国債券の略です。では外国とは何をさして外国というので
しょう。発行者が外国なのでしょうか。あるいは発行する場所が外国なのでし
ょうか。発行する通貨が外国なのでしょうか?一言で外債といっても、さまざ
まな解釈があります。たとえば、日本で発行される円建ての世界銀行債は円建
て外債といわれ、一応外債です。また、世界銀行が外国で円建て債を発行して
も、外債と呼べます。
しかしながら、ここでは説明をわかりやすくするために、発行する通貨が外国
通貨の債券を外債と呼ぶことにしましょう。
□ どうして外債を買うか?
外国債を買う人が日本にもたくさんいますが、どうして外国債を買うのでしょ
う?それは、実は簡単なのです。「金利が高いから」、ただそれだけです。では
どれだけ金利が高いかといいますと、次の通りです。
各国国債金利(9月24日)
日本 米国 独 豪州 ブラジル 南アフリカ
1年 0.12% 0.25% 0.56% 4.72% 11.09% -
5年 0.29% 1.35% 1.48% 4.92% 11.75% 7.15%
10年 1.01% 2.6% 2.34% 5.05% 11.62% 7.94%
このように、国によって金利はずいぶん違います。ブラジルや南アフリカは大
変魅力的です。日本の金利がいかに低いか、は歴然としています。この日本の
低金利状態は、10年以上の長い間続いています。日本の個人の皆さんが、高
金利の外債を買ったり、グローバル・ソブリン・オープンなどの外債ファンド
を買ったりする気持ちが痛いほどわかりますね。
□ 金利が高いのはいいが、リスクはないのか?
ただ、皆さん、忘れてはいけないことが一つあります。それは、金利が高い分
を埋め合わせるリスクはないのかということです。実は、皆さんあるのですよ。
当然外債を買っている人はわかっていると思いますが「為替リスク」です。実
は、外債には、債券特有のリスク、すなわち元本が返ってこない債務不履行リ
スク、金利変動リスクのほかに、大きなリスク要因である為替リスクがあるの
です。これを忘れてはいけません。
そして為替は、短期では投機的な売買や需給関係で動きますが、長期ではイン
フレ率の差で決まるといわれています。たとえば、日本と豪州で比較して見ま
すと、日本のインフレ率が-1%、豪州が3%とします(両国は、現在ほぼこ
の水準)と、その差は4%です。この4%分、毎年豪ドルが安くなるというの
が、インフレ率の差によって為替が決まるという意味です。
そのため、上の表で5年の国債の両国の金利差、4.63%のうち4%分は豪
ドル為替が安くなることにより差し引かれ、年あたり0.63%しか儲けがな
いということです。皆さんは、外債に投資する場合には、長期ではこのインフ
レ率の差により為替レートは決まるという理論を覚えておきますと、ちょうど
債券を保有する期間に合う(長期という点で)ので、有力な根拠になるのです。
いってみれば、高金利の分は為替損を覚悟せよ、ということです。
どんなに金利が高くても、その裏側にはその高い金利を帳消しにする為替損の
リスクが控えていることを忘れてはいけません。そのため、為替損が出るのは、
外債の場合、いわば当たり前程度の気持ちで臨むべきなのです。
□ 思わず買いを誘う、証券会社の外債の新聞広告に気をつけよう!
たとえば、「AAAの最高格付け 欧州復興開発銀行のブラジルレアル建て債
金利12%」という証券会社の新聞広告。これを見て皆さん、どう思われます
か?「AAAの国際機関の債券なら返ってこないリスクはほぼないし、金利が
ものすごく高いから買ってみよう」と考える人もいるでしょう。そう考えるの
は、無理もないのです。実は、私が見るに、この広告は、AAAと高金利を強
調する広告の表示形態になっていまして、「為替リスクがものすごく高い」と
いうべきところは、下のほうに「為替リスクがあります」と本当に小さく書い
てあるだけなのです。おそらく気がつかない人も多いでしょう。
元本が返ってこないリスクはありませんが、為替リスク(たとえばブラジル
レアルでは、理論的には5年で円建て元本が60%近く減る)があるという
ことを心すべきなのです。いやー、証券会社のセールスは怖いですよ。くわば
ら、くわばら・・・。実は、こういう通貨を組み込んだ外債ファンドがもの
すごく売れているんですね。一本のファンドで七、八千億円と・・・。証券
会社にだまされて、個人の皆さんがものすごいリスクを負っているというこ
とに、大変な危惧を覚えます。
さて、外債といっても、気をつけなければならないことが多いことをお分か
りいただけたことと思います。次回は、少しお話しましたが、外国債を購入
する場合の注意すべき点をお話します!すでに買っている人も、これから購
入しようとする人にも、必ず役に立つ内容です。ご期待ください。
では、次回をお楽しみに!!
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の濃い情報を紹介していきますので、お友だちやお知り合いにも教えてあげて
くださいね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの一週間が、すばらしい一週間
になりますように!
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編集後記:
いやー、尖閣諸島の海保巡視艇衝突の中国漁船船長の解放には、びっくりしま
した。対中国外交で、大きな失敗と今後への計り知れない禍根を残したといっ
てよいでしょう。フィリッピン、インドネシア、ベトナムなど、中国と海域の
領有権問題をかかえる国々も、日本の対応に大きな落胆を覚えているのではな
いでしょうか。
民主党、素人集団の「愚かな対応」としか言いようがありません。政府は、検
察の決めたことといっていますが、誰もそんなことは信じません。もしそうで
あれば、さらに問題です。しれっと、検察のせいにすることが、そもそも政治
感覚を疑います。こんなことでは、中国に増長され、今後ますます振り回され
ます。菅総理がイニシアティブを取って、今回の問題に対応した節も見えませ
ん。菅さんは市民運動家であって、政治家ではありません。
来年3月の予算成立の帰趨に向け、政治が大きく動くのは、目に見えていると
いってよいのではないでしょうか。
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