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2022/9/20 利上げで激しく動く米国市場をどう見るべきか

2022/9/20 利上げで激しく動く米国市場をどう見るべきか

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-利上げで激しく動く米国市場をどう見るべきか-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第492号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

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-利上げで激しく動く米国市場をどう見るべきか-

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8月26日、世界の金融首脳が集まるジャクソンホールでのFRB(米連邦準備理事会)パウエル議長の講演は、そこでの会議より、よほどマーケットは注目していました。パウエル議長の「インフレ抑え込みをやり遂げるまでやり続けなければならない」というそこでの発言に、ニューヨークダウはその日1,018.38ドル、3%以上も下げました。その後やや戻しましたが、今度は9月13日、8月の消費者物価指数が、マーケット予想の前年比8.0%を上回る8.3%となると、また急落。ニューヨークダウは-1,276.37ドル、-3.94%となりました。全くもって激しい動きです。20日から始まるFOMC(連邦公開市場委員会)での大幅な利上げの可能性を嫌気したわけです。さて、こういう米国市場の激しい動きをどう見るべきか、今週はじっくり見てみましょう。

□ インフレ加速は、経済が生き生きしている証拠

まさに経済は生き物、だから物価は上がる。こう見ると、物価上昇は経済サイクルから言って避けられないものです。翻れば、物価が上昇しているのは、経済が活発な証拠。むしろ上げられないのがよくないのです。こう見ると、日本とアメリカの違いがはっきりしてきます。値上げを受け入れやすいアメリカ。値上げを受け入れにくい日本。アメリカのインフレは、まさに経済の強さを表しているのです。

□ FRBの明確な金融スタンスは、次の成長を生む

FRBのタカ派の金融政策は、まさに経済原則に則ったもので、政治の思惑が入っていません。ここに、FRBの透明性と信頼性が確保されているといえます。政治を横目に見る日銀とは、大きく違います。大幅な金利上げは、株式市場の下げなど、一時的に痛みを伴いますが、痛みがあるからこそ、次の成長につながるのです。そこは非常に重要なポイントでしょう。先進国唯一、金利を上げられない日本が気の毒に見えてきます。

このような背景での米国株式市場の下げは、一時的なものと捉えられ、新たなステージへのスプリングボードとも言えます。

□ 寂しいのは日本

世界の先進国すべてが金利上げを実行する中で、いまだに金利を上げられない日本。これはまさに、日本の経済力の衰えを示しているといってよいでしょう。金利を上げられないから、円安にいく。メカニズムは簡単です。円安には円買いで介入すると政府、日銀が盛んに牽制していますが、市場は介入の効果を疑問視、警戒する空気はほとんど出ていません。かえって足元を見られ、介入することがきっかけで、円安がどんどん進むことにもなりかねません。最近は、日本の体力低下の著しさが取り上げられるようになりました。構造改革、財政再建、既得権益の撤廃などの努力を怠ってきた付けは、いよいよこれからますます顕在化してくることでしょう。

□ インフレは、強いものが伸び、弱者は退くメカニズムと捉えるとよい

インフレに対抗できずに退いていく会社もあれば、値上げをしても買わなければならない商品やサービスを扱っている会社は生き残り、成長していきます。バフェットがここのところを非常にわかりやすい表現で言っています。

「インフレはだれにとっても厄介者だ。株式投資家、債券投資家にとって、さらに現金で寝かせている人にとっても。インフレが進むと、資本投下がさらに必要になり、値上げによって収益を確保するのは、思ったよりむずかしい。それに対抗する最も良い方法は、自らのスキル、収益力を磨くことだ。社会にとって価値あるものを提供できれば、インフレは怖くない。値上げしても買ってくれるような商品やサービスを提供することだ。」

こうして切磋琢磨して、企業が成長し、経済が発展していくのです。新陳代謝、強者発展、弱者退場という言葉が浮かんできます。米国経済は、さらなる成長のために、果敢にインフレに立ち向かっているといってよいでしょう。

いかがでしたか、今週のメールマガジン。
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■ 編集後記:

今週は、3連休が前後に2回あります。19日月曜日が休みだったので、ずいぶんゆったりと過ごせましたが、この週末、もう一度3連休。こんなに休んでいいのだろうかと、ハタっと考えてしまいます。果たして、日本は今そんなに休んでいられる状況か?政府は、消費喚起、生活に豊かさを、などと言っていますが、なにか、ちょっと違うような気がします。来年のカレンダーを見ていたら、5月のゴールデンウィークは、1日、2日を休めば、9連休。これで、世界のマーケットについて行けるのかと危惧しながらも、どう過ごそうかといまから楽しみにしている私がいます。

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA) 
       米国CFA協会認定証券アナリスト
       日本証券アナリスト協会検定会員
       1級ファイナンシャルプランニング技能士
       日本FP協会CFP認定者

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