2023/06/09 セゾン投信、中野晴啓会長兼CEOの突然の解任は、大変残念
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-セゾン投信、中野晴啓会長兼CEOの突然の解任は、大変残念-
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-セゾン投信、中野晴啓会長兼CEOの突然の解任は、大変残念-
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セゾン投信、中野晴啓会長兼CEOの突然の解任には、大変驚きました。そして、すぐ出てきた気持ちは「残念」「どうしてこういうことになったの?」しかし、ここまでに至るには、かなりの経過があったのでしょう。よくよく調べてみれば、セゾン投信の株主は、クレディセゾン60%、日本郵政40%。資本の論理が通ってしまったということです。そういうなか、よくここまで頑張ったといえます。6000億円という残高まで伸ばしたのは、ひとえに中野会長兼CEOの尽力の賜物といってよいでしょう。
□ 親会社は、子会社の活動を暖かく見守る姿勢が必要
親会社クレディセゾンの林野会長は、SBI証券や楽天証券の投信残高は急速に伸びているが、セゾンファンドの伸びは遅い、現在の8倍に残高を伸ばさないとだめだといっているとのこと。いろいろなファンドを扱う証券会社とファンドを運用する投信会社の残高で比べるのはいかがなものでしょう。その投信会社が直接、受益者にファンドを持ってもらう姿勢は、そもそも証券会社と根本的に違うのです。
またセゾンファンドの内容を見ると、バランスファンドですから、残高を急速に伸ばせるというものではありません。テーマ型や個別マーケットの株式ファンドと違い、こつこつと積み上げていく形が最も合っているのです。
林野会長は、販売面に目が行ってしまい、資産運用はどうあるべきかという根本的な面はあまり見ていないようです。残高最優先では、顧客を向いているとは言えません。本来は、子会社セゾン投信の活動を暖かく見守り、必要なときはバックアップするというスタンスを取るべきなのです。
□ よいファンドとは、その中身とともに、持っている人の質が深く関わる
ファンドの残高を急速に伸ばしていくとしたら、これからセゾンファンドを買う人は、どういう人になるか。おのずと購入層は変わってきます。ファンドだけがよくても、だめです。ファンドの行く末は、商品と買う人が一体になっているということです。買う人の質が非常に大事です。それだからこそ、中野会長は、全国津々浦々、ファンド説明会に行き、セゾンファンドはどういう人に向いているか、持ってもらってからどういう姿勢で臨んだらいいかを啓蒙し続けたのでしょう。
どんなにいいファンドでも、それを持つ人の投資スタンスが変わってくると、おかしくなってきます。ファンドの保有期間が短くなれば、売買手数料がかさみ、安定運用ができずに、直接パフォーマンスに響いてきます。長く持っている人にも負担が増えてしまうという現象が出てきます。
今回の親会社による解任劇は「えらいことをしたもんだ」というのが実感です。
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■ 編集後記:
2020年7月に金融庁長官を退任した遠藤氏が、ソニーフィナンシャルグループの社長兼CEOになるとのこと。その前任の森元長官は、米国保険大手アフラックの取締役に2020年に就任しています。がん保険のアフラックは、日本で収益の大半を上げている会社です。日本郵便傘下のかんぽ生命はアフラックの保険を販売しています。そもそも監督官庁の金融庁の元トップが、監督先に天下りするのは、いかがなものでしょう。監督行政の公正・中立性の確実な担保という面を忘れてはなりません。
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メールマガジン発行者プロフィール:
尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。
金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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