トップページ > メールマガジン > 2023/07/10 衰退する会社と成長し続ける会社の見分け方

2023/07/10 衰退する会社と成長し続ける会社の見分け方

2023/07/10 衰退する会社と成長し続ける会社の見分け方

━━━━━━━━━━━━━━━━━

□あなたの資産運用を成功に導くメルマガ!
■□ No.511(2023.7.10)
□■□
■□■□ びとうファイナンシャルサービス
□■□■□ http://www.bfsc.jp

-衰退する会社と成長し続ける会社の見分け方-

━━━━━━━━━━━━━━━━━

グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第511号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

ぜひ、ご期待ください!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━

-衰退する会社と成長し続ける会社の見分け方-

━━━━━━━━━━━━━━━━━

長期投資が株式投資をする場合に最も大事なことは論を待ちません。その長期投資をする場合に、もっとも肝心なのは、長く持っている間に、成長し続けるということです。そこで、大事になって来るのは、この会社は成長し続けるか、あるいは衰退しないかという見極めです。そこで、今週は、衰退してしまう会社と成長し続ける会社を、ソフトの面(経営者の資質、企業カルチャー、企業理念)から、じっくり見てみましょう。

□ 衰退していく会社はこういう会社

長い年月にわたる企業の変遷は非常に興味深いものがありますが、その会社への投資は、自分の大切なお金が関わってくるのですから、まさに他人ごとではありませんそこで、まず避けたい「衰退して行く会社」の特徴を上げてみましょう。

● 実力者が権力をふるう会社
たとえば昔「社員が働かないからダメなんだ!」と思わず記者会見で言ってしまった、社長を退いた顧問がいましたが、その時の印象は「この人が陰の実力者だったんだ!」ということでした。そしてその会社は、最近でも国を巻き込むトラブル続きです。世界のIT企業に比べ、大きく後塵を拝しています。また社長が「ストレッチ!」と体育会のリーダーのようにいって、社員に無理なノルマをかけていましたが、その会社は今や迷走状態です。

● 官僚主義がはびこる会社
GEのトップだったジャック・ウェルチが口を酸っぱくして言っていましたが、会社が大きくなると、官僚主義がはびこってくる、これが最も企業が恐れなくてはいけないことというのです。官僚主義の特徴は「前例にとらわれる」。これがはびこっているのが、日本企業の特徴といってよいでしょう。前例にとらわれていては、イノベーションなど生まれるわけがありません。EVや衛星事業で世界を席巻するイーロン・マスク、かたやEVでどんどん後塵を拝しつつある日本メーカーと衛星事業。官僚主義の特徴がみられる典型的な風景といってよいでしょう。

● 果敢・迅速な意思決定ができない会社
海外が見る日本企業の特徴は、「意思決定が遅い」ということです。いつまでたっても返事が来ない。これは現地に権限がなく、本社の決済を待っているからです。その間に、中国や韓国のメーカーが割り込んできて、現地決済でビジネスを奪っていくというケースが頻繁に起こっています。これは、本社がなんでも決める「中央集権」ということですが、地球全体がグローバル化が進んでいるなかで、それでは通用しないのです。またしがらみにとらわれているから、どんどんマーケットが侵食されていく例が、東南アジアのEVです。日本がガソリン車で圧倒的なシェアを誇っているがために、かえってEVへの展開が遅れる。そしてマーケットをひっくり返される。こういうパターンが危惧されます。

□ よい会社とはどういう会社か

では、よい会社とは、どういう会社か。まさにそういう会社が成長を続けられる要素を含んでいて、長期投資の対象になる会社といえます。

● 社員の満足度が高い会社
社員が働いていてハッピーな会社ほど、強いものはありません。実際にアメリカでの調査によれば、1984年から2020年までの37年間で、社員をもっともよく遇した米国の会社で構成したポートフォリオの株式リターンは、年率で、市場平均リターンより2%から2.7%高かったというのです!年率2.7%というと、大したことないと思ってしまってはいけません。たとえば、市場平均リターンが6%で、社員を大事にする会社のポートフォリオの年率リターンが8.7%とすると、37年間で、前者は1000ドルが8600ドルに、後者は1000ドルが21900ドルになるのです!過重労働やノルマで社員を鞭でひっぱたいてばかりいては、疲弊してしまいます。そういう会社が、いつまで続くはずがありません。

● 権限委譲が進んでいる会社
すべて上にお伺いを立てないと進まないというのが、もっとも悪いパターンです。すべてが遅くなり、よいイノベーションが生まれない。権限委譲には、委譲されたほうが責任が伴うわけで、それに対して応えようとする意欲が醸成される効果があります。また創造性や独創性のある発想が生まれます。なんでも上にお伺いをたてていて、意欲が高まるとはとても思えません、上役の顔色をうかがうヒラメ社員、上役の権力をバックにする社員ばかりになってきます。権限移譲は分権経営にもつながりますが、そういう会社ほど自己増殖していく経過をたどるのでしょう。

長期投資をする場合に、この会社は10年、20年成長し続けるかと見るわけですが、その会社のソフトの面(経営者の質、企業カルチャー、企業理念)が非常に重要な要素になってくるのです。「企業は人なり」です!

いかがでしたか、今週のメールマガジン。
これからも、私、尾藤峰男は、メルマガ読者の皆さんに真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
ご期待ください!

このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。
メルマガへの率直なご感想・ご意見もお待ちしています!

―――――――――――――――――
■ 編集後記:

いよいよ暑くなってきました!関東はまだ梅雨明けとはなりませんが、もう夏!という感じです。あの冬の寒さから、この暑さに。これが日本の四季というものですが、それは良しとしましょう。それにしても、これから2か月以上続く夏。暑さ対策には、くれぐれも注意して対処しなければいけません。

―――――――――――――――――

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

=================

びとうファイナンシャルサービス株式会社
http://www.bfsc.jp

=================
■びとうファイナンシャルサービスは、皆さまの目標や夢の実現のため、40年の長い経験と知識、高い職業倫理で、お客さまの利益のみに目を向けたサービスを提供しています。いつもお客さまのかたわらでお金の健康管理をするホームドクターです。

■びとうファイナンシャルサービスは、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、最高水準の知識と理論に裏付けられたベストの金融商品の紹介や助言サービスを提供して、お客様に安心して人生を過ごしていただく資産運用をご案内しています。

  お問い合わせはこちら↓
  https://secure70.chicappa.jp/~weblike.jp-bfsc/inquiry.html

=================
◆ びとうファイナンシャルサービスのお役立ち情報 ◆

☆★情報満載!『びとうファイナンシャルサービス公式ホームページ』★☆
http://www.bfsc.jp

☆★『あなたの資産運用を成功に導くメルマガ!』★☆
http://www.bfsc.jp/mailmagazine/ バックナンバーもすべて掲載!

☆★『月刊ニュースレター』★☆
http://www.bfsc.jp/newsletter/ バックナンバーもすべて掲載!

━━━━━━━━━━━━━━━━━
■メルマガ名  『あなたの資産運用を成功に導くメルマガ!』

■発行人サイト http://www.bfsc.jp/

■発行人 びとうファイナンシャルサービス(株)
     投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第905号

■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA) 
       米国CFA協会認定証券アナリスト
       日本証券アナリスト協会検定会員
       1級ファイナンシャルプランニング技能士
       日本FP協会CFP認定者

■ご意見・ご感想 info@bfsc.jp

(重要事項)
・内容については、万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても発行人は一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
・メール本文・データ等の著作権は、発行人に帰属します。
・本メルマガの内容を引用する際は、出典を明記してください。

※このメールは、お名刺の交換や弊社への資料請求、また弊社のメルマガ登録をされた方へ、お役に立てる情報をご提供させて頂く事を目的としています。メルマガの配信停止をご希望の方は、大変お手数ですが、下記のURLから登録解除をお願いします。

登録・解除はこちらから↓
https://d.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=bfsc

Copyright (C) 2023 Bito Financial Service, Co., Ltd. All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━

びとうファイナンシャルサービス(株)

〒105-0022
東京都港区海岸1-2-20
汐留ビルディング3階 リージャス内
Tel: 03-6721-8386
Fax: 050-3156-1072
Mail: info@bfsc.jp

ホームページ制作,杉並区高円寺,ノーブルウェブ