2023/12/11 増配を続ける銘柄に注目！
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－増配を続ける銘柄に注目！－
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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者（RIA）の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第521号となりました。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの？』『本当のことを教えて！』に答えるメルマガにしていきます。
ぜひ、ご期待ください！！
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－増配を続ける銘柄に注目！－
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来年から新NISAが始まり、配当非課税の恩恵がある高利回り配当株に注目が集まっていますが、必ずしも現在の高利回りに着目するのではなく、増配を続ける銘柄に注目することは、有力な投資方法です。増配を続ける会社は、最初は配当が少ないが、増配を続けて、配当も多くなり、株価も上がるという図式があります。そのあたりを今週はじっくりと見てみましょう。
□ 米国の高利回りファンドと増配株ファンドを比較しよう
米国に高利回り株インデックスファンドと増配株インデックスファンドがあります。この2つのファンドの運用開始来のパフォーマンスを見てみましょう。
・2007年1月～2023年12月
バンガード高利回り株インデックスファンド（VYM）
株価上昇率 2.1倍
現在の配当利回り6.5％（当初2.8％）
バンガード増配株インデックスファンド（VIG）
株価上昇率 3.0倍
現在の配当利回り5.8％（当初1.9％）
高利回りファンドは、株価が17年で2倍になり、配当利回りは2007年1月の取得時ベースで、6.5％。当初買った時の配当利回りは2.8％で2.3倍になっています。一方で、増配株ファンドは、株価が17年で3倍になり、配当利回りは2007年の取得時ベースで、増配を続ける銘柄が組み入れているため、当初の1.9％から3倍の5.8％に上がります。高配当利回りファンドの配当利回りとそん色ありません。そして株価上昇率は、高利回りファンドを40％超上回っています。
□ 増配を続ける銘柄の配当利回りの増加がすごい
今度は、米国の個別株で見てみましょう。
・2008年3月～2023年12月
ビザ（2008年上場来15年連続増配）
株価上昇率17.2倍
現在の配当利回り16.3％（当初0.6％）
アルトリア（54年連続増配）
株価上昇率2.1倍
現在の配当利回り19％（当初6.3％）
・2010年1月～2023年11月
ジョンソン＆ジョンソン（60年連続増配）
株価上昇率 2.5倍
現在の配当利回り7.5％（当初3.4％）
さらにバフェットが今年の株主への手紙で取り上げた保有株コカ・コーラ。
・1994年～2022年
コカ・コーラ（61年連続増配）
株価上昇率 19.2倍
現在の配当利回り54.2％（当初5.8％）
このように、いつも高利回りに目が行くのではなく、業績が伸び、増配を続け、将来の元本の増加と配当利回りの上昇が期待できる銘柄に着目することが、一つの有力な投資方法と言えます。現在高利回りの銘柄は、株価が下落し、結果として高利回りになっているケースもあり、その場合は減配リスクを抱えています。また、、高利回りだが、思いのほか元本が上がらないというケースも出てきます。そのあたりの見極めが、大変大事です。
いかがでしたか、今週のメールマガジン。
これからも、私、尾藤峰男は、メルマガ読者の皆さんに真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
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■ 編集後記：
自民党安倍派の裏金問題は、またか、いつまで経っても変わらないという、うんざり感を感じてしまいます。これでは、自民党は、50年前と変わらないではないか。政治改革推進、国民のためと、声高に叫ぶが、うわべだけ、口先だけの政治家や政治に、我々は50年も付き合わされてきたわけです。一度きりしかない人生をだまされて過ごしてきたという気持ちです。いつまで経っても変わらない日本、むしろどんどん悪くなっているのではないでしょうか。世界にはもっと大変な国はたくさんありますが、モラルが落ちた国はもっとたちが悪いといってもよいでしょう。
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メールマガジン発行者プロフィール：
尾藤峰男 公認投資助言者（RIA）
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。
金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局（金商）第905号
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