2024/08/26 日銀とFRBの練度の違い-日銀、大丈夫?
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-日銀とFRBの練度の違い-日銀、大丈夫?-
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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第538号となりました。
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-日銀とFRBの練度の違い-日銀、大丈夫?-
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日銀、植田総裁が就任して、4か月半。前任の黒田総裁からバトンを受け、市場も、新たな総裁に期待感があったのですが、どうも出だしからつまずいたようで、雲行きが怪しくなっています。総裁会見やその後の市場の動きを見ていると、大丈夫なのかと、心配になってきます。また日銀とFRBの練度の違いを感じます。そのあたりを今回はじっくりと見てみましょう。
□ 日銀総裁の発言に市場が振り回される
4月26日、植田総裁が就任して、初めての金融政策決定会合後の記者会見で、植田総裁は、次のように発言しました。
「円安による基調的な物価への影響は無視できる範囲か」という質問にたいして「はい」。この質問に対する、このあとのコメントはありません。これを市場は、円安を容認したととらえ、ゴールデンウィーク中の為替介入で1ドル153円となりましたが、その後円安がどんどん進み、7月3日には、1ドル161円台と、実に34年ぶりの円安水準に到達したのです。
そして、植田総裁の発言の二つ目。7月31日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き上げることを決定した後の記者会見で、植田総裁は今後も経済・物価情勢が見通し通りに推移していけば、追加利上げしていく方針を示し、政策金利について2006年からの前回の利上げ局面のピークである0.5%が「壁」になるとは「認識していない」と明言しました。
これを、市場は利上げに前向きなタカ派的な発言と捉え、今度は、2日で5円と急速な円高を招き、日本の株価は急落、8/1、8/2、8/5の3営業日で、日経平均は、ブラックマンデーを大きく上回って19.5%も下げたのです。米国もあおりを受けて株価は急落し、大混乱に陥りました。
さらに挙句は、内田副総裁が出てきて、「金融市場が動揺する場合は利上げをしない」と発言し、火消しに回ったというわけです。この内田副総裁の発言は、植田総裁と打ち合わせた上での発言か、単独で判断した発言なのか、はっきりしません。根幹となる金利政策に、こんなに簡単に言及していいのか、しかも副総裁が・・・。なにやら、ペンキの上塗りみたいで、大変な危うさを感じます。これからも、このようなドタバタが起きても不思議ではないという状況です。
□ 米国のFRBへの信頼度は非常に高い
かたや、米国連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長。この人物に対する、市場の信頼感は大変厚いものがあります。中央銀行の総裁の発言は、言葉のニュアンスまで含めて、聞き耳を立て、その真意を見極めようとするものなので、そのあたりを、発言する側は、非常に慎重に検討し、余計な憶測が入らないようにするのです。
ここでも、日米の練度の違いを目のあたりにしてしまいます。
いかがでしたか、今週のメルマガ。このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。また率直なご感想・ご意見もお待ちしています!
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■ 編集後記:
自民党総裁選が、派閥解消で、これまでと様変わり。なんと10人以上の候補者が出て来そうです。現在も、熾烈な推薦人集めが進んでいる模様です。そうなると、議員票が、推薦人になることで、過半が固まるので、党員票の行く末がカギを握るとのことです。自民党員は、昨年末で109万人ほど。これらの人たちが、実質的に、日本の首相を決めることになります。米国で大統領を決めるのに、優に1年をかけ、全国民が投票するのとは、ずいぶん違います。
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メールマガジン発行者プロフィール:
尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。
金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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