2025/1/14 誰も教えてくれない長期投資の威力とは
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-誰も教えてくれない長期投資の威力とは-
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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第547号となりました。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。
ぜひ、ご期待ください!!
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-誰も教えてくれない長期投資の威力とは-
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長年、資産運用アドバイスをやっていると、その運用パフォーマンスの推移が、まさに目の前でよくわかります。そして、その前提は、長期投資。その長期投資の恐ろしいほどの威力が、よくわかるということを意味します。しかし、世の中で、一般的に出回っている「うまく売り抜けたり、市場予測をして、その予測通りにやったりする」というようなやり方では、その威力は発揮できません。その差も、今週はじっくりと見てみましょう。
□ バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの株価は2024年もS&P500を上回ったが・・・
バークシャー・ハサウェイの株価は、2024年も、わずかにS&P500(配当込)を上回りました(バークシャー+25.5%、S&P500(配当込)+25.0%)。過去60年で、年率利回りが約20%で、S&P500の年率利回りをほぼ2倍も上回っているのですから、驚くべきことです。しかし、ここで皆さんにお伝えしようとすることは、そのことではありません。バークシャー株を長く持っていると、どうなっていたかということを示しましょう。
1965年に10,000ドルをバークシャー株に投資していると、その後の10年で、33000ドルになりました。10年の長期投資で3.3倍になれば、それは大成功の投資です。しかし、バークシャーの株主は個人が多く、そのままタンスに入れておく人が非常に多いのです。これはバフェットも常々言っています。そして、65年に10,000ドル投資してそのまま持ち続けていると、2014年には1億8,225万ドルになっています。そこからさらに10年持っていると、2024年末には、なんと5億4、900万ドルになり、この10年で3億6,675万ドルも増えたのです。当初の10年で増えた額23,000ドルと、同じ10年で大きな違いです。
まさにこれが、長期投資で持っていることによる複利効果。時間が経てばたつほど、増える金額が増幅していくのです。これが、毎年売ったり買ったりしていたら、とてもではありませんが、このようにはなりません。
□ 卑近の例で見てみよう!
これは、実際に私どものお客様が持っている事例です。このお客様は、クレジットカード、ビザの株を、2008年3月公開時に、初値で買いました。その時の投資額は150万円。それが、2024年末には、33.1倍の4970万円になりました。米ドル株価ベースでは21.2倍。したがって、簡単な計算で出ますが、買った当時に10%上がれば、15万円増えますが、現在10%上がれば、497万円増えます。まさに増える額が増幅するのです。このパワーを感じられる人は、中々いません。なぜかというと、株は上がったら売って利益を取るものだと見る人が非常に多いからです。そして、そういう人たちは、あまり儲からず、こうして長く持っている人が、利益を全部持って行くというわけです。
さて、株価の上昇ばかりに目が行っていると、見落とすことがあります。それは配当金。実際、バークシャーは、配当を出していないので、配当金のパワーはわかりません。そこを、またビザで見てみましょう。ビザの2008年当時の配当利回りは、0.7%。まさに、これぽっちという利回りです。しかし、ここで見切ってはいけません。ビザは、ここから、これまで16年間毎年増配を続けています。その年率の増配率は11.4%。毎年11.4%増配している計算です。そして、現在では、当初の投資額ベースで、21.6%の配当利回りになっているのです。150万円の投資額で、1年で32万円の配当金をもらえています。ビザは、これまで16年間増配を続けているので、これからしばらくは、増配を続けることでしょう。たとえば仮に、これから16年間、同じ率で増配を続けると、16年後には1年で208万円の配当金(為替が現在と同じ157円とする)になり、投資額より多い額の配当金を1年でもらえるということになります。
経済統計を読んだり、チャートを見たりして、利益を取ったりするのが、バカらしくなりませんか。そして、こういうやり方は持続可能ではありません。往々にして損が出ます。証券会社は売ったり買ったりしてもらわなければ、手数料は入ってきません。また、マスコミも「どんなニュースがあっても、動じるな」では、商売になりません。
長期投資の威力とは、こういうものです。ぜひ、一度ご自分の投資の仕方を振り返ってみるとよいでしょう。そして、自分ではなかなか難しいという方は、ぜひ、びとうファイナンシャルサービスのドアをたたいてください!
いかがでしたか、今週のメルマガ。このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。また率直なご感想・ご意見もお待ちしています!
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■ 編集後記:
トランプ次期大統領の就任が、来週月曜日に迫り、トランプ自身もさまざまなメッセージを発していますが、世界中の政治家、企業家、金融関係者が、その就任を、固唾を飲んで見守っているようです。トランプ自身の型破りで、何をしでかすかわからないという面が、耳目を引くのですが、トランプの言動や政策が、アメリカ一強の中、世界に与えるインパクトの大きさを如実に示すものです。さぁー、いよいよトランプ劇場の始まりです。
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メールマガジン発行者プロフィール:
尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。
金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA)
米国CFA協会認定証券アナリスト
日本証券アナリスト協会検定会員
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