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2025/4/21 「毎月分配型」NISAがプラチナ世代(高齢者)に解禁?

2025/4/21 「毎月分配型」NISAがプラチナ世代(高齢者)に解禁?

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-「毎月分配型」NISAがプラチナ世代(高齢者)に解禁?-

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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第554号となりました。

このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。

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-「毎月分配型」NISAがプラチナ世代(高齢者)に解禁?-

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突然「毎月分配型」NISAの構想が登場しました。この「毎月分配型」は、高齢者向けとのことです。なんだか、いつか来た道を逆戻りという感があります。岸田前首相が会長を務める自民党の資産運用立国議員連盟が、石破首相に近々提言するとのことです。この構想の愚かさを、今週はじっくりと見てみましょう。

□ 政治家の資産運用リタラシーの低さを感じる

このような構想が出てくるタイミングが、あまりにも夏の選挙対策のにおいがします。この毎月分配型は、高齢者に限定というのです。その名もプラチナNISA。高齢者特別扱いという感がしますが、高齢者の老後の資金ニーズにこたえるというのです。こういうところに、政治家の金融リタラシーの低さを感じます。まったくの小手先。「あなたがた、資産運用とはどういうものか、わかっているのですか。ステューピッド(バカ)!」と思わず、言葉が出てしまいます。この自民党グループの名前は、資産運用立国議員連盟。あなた方にはとても任せられません!

□ 毎月分配型は、そもそもNISA対象から外された!

毎月分配型で、6兆円近く集めたグローバル・ソブリンの、現在の残高は2500億円。たこ足配当を重ね、どんどん元本を取り崩し、毎月100円配当があったのが、いまではたったの5円!まさに高齢者の老後の生活設計が狂ってしまったのです。1997年設定時の基準価額10,000円が、いまでは5077円!四国の小豆島では、みんながグロソブを買い、グロソブの島と呼ばれたほどでした。その後の経過はお察しのとおりです。まさに毎月分配型は、老後の生活設計によくないとされ、現行NISAでは外されたのです。

□ 金融業界の利益をバックにしている可能性も

参議院選挙のタイミングが、あまりにも今回のプラチナNISAの提言に近すぎ、金融業界の利益をバックにしている感があります。また、高齢者の生活資金をバックアップすると謳って、高齢者の票を引き付けたい思惑も感じられます。要は選挙目当て。しかし、われわれは騙されてはいけません。

□ 毎月分配型は、いつか来た道をたどる

また過ちを繰り返すのかという感が実感です。毎月分配型は、毎月分配するため、業界側によれば、手間がかかるため、どうしても運用管理費用がかさむというのです。構造上で、そうであれば、運用管理コストはあまり下がらず、運用の足を引っ張ることは必定です。現在でも、グロソブの運用管理費用は1.375%(最大)。一方で、NISAでよく使われるインデックスファンドの運用管理費用は、0.1%未満のものがたくさんあります。業界が想定している毎月分配型は、運用管理費用がどうしても足を引っ張ります。そんなものは使う価値はありません。

いっそのこと、金融庁は、毎月分配型の販売手数料、運用管理費用に上限を設定したらいいでしょう。たとえば、販売手数料なし、運用管理費用は0.1%未満。そして、元本を削るたこ足配当は禁止。そうすると、毎月分配金は微々たるものになるでしょう。そもそも、利用者本位にすれば、毎月分配型の商品設計は成り立たないのです。「顧客本位の業務運営」は成立しないのです!

□ 毎月分配がほしければ、自分で作ろう

年1%を超えるコストがかかる毎月分配型投資信託より80%以上も安い費用で、毎月分配型NISAを、自分で作れます。現在のNISA枠を拡大して、若い人にも恩恵を与え、その枠の中で、高齢者向けに毎月分配型を作れるのです。そのほうが、長年にわたり、コストははるかに軽く、どれほど運用成果に違いがあるかは、歴然です。同じ投資額で、分配額が1:3というような、あっと驚くほどといってよいでしょう。10年、20年後になって気づいても遅いのです。なにも、業者に甘い汁を吸わせる必要はありません。また政治家の選挙目当ての神輿を担ぐことも防げます。われわれ国民が賢くふるまうことが、必要です。ぜひ、私ども、びとうファイナンシャルサービスのドアをたたいてください!

いかがでしたか、今週のメルマガ。このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。また率直なご感想・ご意見もお待ちしています!

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■ 編集後記:

万博は意味あるのか、準備は間に合うのか、観客は来るのかと、開幕まで、なにかとマイナス情報ばかり出ていましたが、始まってみれば、楽しそうな来場者が一杯。どうもメディアの情報発信がうまくないという感があります。始まる前は、行きたくなくなりそうなネガティブ(否定的)報道ばかり。ネガティブの方が、視聴率が上がるからでしょうか。もっと応援する姿勢が必要だったのではないでしょうか。そして始まってみれば、場当たり的に、人気のアトレアクションを紹介したり、来場者にインタビューしたりするだけ。もう少し、中身の濃い情報発信をしてほしいものです。

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メールマガジン発行者プロフィール:

尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役

「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。

金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。

2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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■発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)公認投資助言者(RIA) 
       米国CFA協会認定証券アナリスト
       日本証券アナリスト協会検定会員
       1級ファイナンシャルプランニング技能士
       日本FP協会CFP認定者

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