2025/5/26 政治家のレベルの低さがよくわかる
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■□ No.556(2025.5.26)
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-政治家のレベルの低さがよくわかる-
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グローバル・スタンダードの米国証券アナリスト資格「CFA」と、FPの最上位国際資格「CFP」をもつ公認投資助言者(RIA)の尾藤峰男です。このメールマガジンは、読者の皆様のおかげで、第556号となりました。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功へのステップを私、尾藤峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』に答えるメルマガにしていきます。
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テレビ出演 YouTube全編公開
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5月20日(火)午前10:15、日経CNBC「朝エクスプレス」“バフェット流投資術”に私、尾藤峰男が出演しました。その全編が、下記YouTubeでご覧いただけます。現地に今年も馳せ参じたバークシャー・ハサウェイの株主総会、そして最後にバフェットがCEO退任を電撃発表、思えば最後となったバフェットのQ&Aの模様を徹底解説しています。ぜひ、ご覧ください!
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-政治家のレベルの低さがよくわかる-
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ほかの国の政治家のレベルがどの程度かは、よくわかりませんが、日本の政治家のレベルはよくわかります。そのレベルは救いようがないほど低レベル。今週は、日本の将来について、政治家がどう足を引っ張っているかを、よく見てみましょう。
□ 「米は買ったことない、支援者が山ほどくれるので、売るほどある」
この発言には、あきれます。開いた口が塞がらないとは、このことです。政治家がこういうのは絶対にはばかれる中、現職の農林大臣が、自民党佐賀県連の会合で発した発言です。その発言を見ていると、どうも受けを狙っているように見えます。しかし、国民がコメの高騰に苦しむ中、「値上がりを止められない農水省の大臣が言う言葉か」と、まさにあきれてしまいます。実際問題として、昨年夏からのコメの高騰を抑えられず、管轄省として、何の成果も上げられないなかでの発言です。高騰が始まった昨年夏に、農水省は、9月に入れば、新米が出てきてコメの価格は落ち着くといって、何もしなかったのが思い出されます。そして、今となっては価格高騰に成すすべなし。要は、初動を誤ったのです。
この大臣、当選8回の二世議員。父親は、江藤隆美氏。亀井静香氏などと、大臣を歴任し、武闘派で鳴らした人物です。二世議員がかならずしも悪いわけではありませんが、一般的印象としては、親の地盤を引き継いで、楽々当選、あとは地元に恩恵を与え、当選回数を積み上げるというイメージです。今まで政治家として何をやってきたのか、大体推し量れます。そうした中では、われわれ庶民の苦しみはわからず、つい、あのような「家にはコメは売るほどある」発言が出るのでしょう。
□ 日本の農業は、旧態依然
日本の農業ほど、世界に取り残され、殻に閉じこもった産業は珍しいのではないでしょうか。いまだに、生産調整する中で、価格は高止まり。いまやブランド米は、5キロ5000円をはるかに超えるという、とんでもない価格に跳ね上がりました。では、輸入すればいいではないかというと、ほんのわずかなミニマムアクセス枠外の関税は1キロ341円(5キロ1705円)と、こちらも、トランプ課税に引けを取らない、とんでもない関税をかけているのです。このような状態は、まさに根底に、政治家の票目当てがあります。江藤拓氏も農林族、森山自民党幹事長も農林族のコメ議員。そういえば、石破首相も農林族。地方の1票の重みは都市部より2倍あり、当選する国会議員は、都市部1人に対して地方は2人選ばれるという構造的問題も深くかかわります。地方の議員が都市部の議員より2倍多く、地方の声のほうが政治に2倍も強く反映されるのです。投票に行ってくれる高齢コメ農家の票は、命綱。そのため、遺伝子のように、地方選出の政治家は旧態依然の農業を守ろうとします。若者が入った大規模農業は、遅々として進みません。何のためにあるのかわからない「農業委員会」なるものが、いまだに幅を利かせている状況です。このような状態で犠牲になるのは、われわれ一般消費者。「コメは支援者がくれるので、売るほどある」発言の根は深いと言ってよいでしょう。
□ いまの政策は、皆、選挙目当て
政治家の眼は、いま一斉に、7月の参議院選挙に向いています。そして、出てくる政策は皆、選挙目当て。野党は、一斉に減税合戦です。要は、一時しのぎの飴をぶら下げて、票を釣ろうというものです。岸田前首相らの自民党議員グループがつくった、70歳を超えた人を対象とする「プラチナNISA」は、票目当ての最たるものです。本来利用すべきでないものを、「税金かからないから、毎月、年金替わりにもらいなさいね」。そんなことは余計なお世話です!
族議員や既得権益にふんぞり返った層に対して、一般消費者の我々は、しっかり対抗する姿勢を示す必要があります。
いかがでしたか、今週のメルマガ。このメルマガを、お友達にも紹介して上げてください。また率直なご感想・ご意見もお待ちしています!
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■ 編集後記:
日本全体に「このままでいいや」という空気がまん延しているように感じます。若者は、海外に行かず、日本の方が、居心地がいい。コンビニに行けば、何でも買える。内向きになると、国際感覚が鈍り、他国との競争にも負けます。現在の企業活動を見ても、海外に対抗できるものやサービスは、ゲーム機、自動車(ガソリン・HV)、アニメ程度で、数えるほどしかありません。敢えて伸びているものを上げれば、観光業。過去の遺産で食べていく状況です。また増えているものといえば、外国からの労働者。人口が少なくなってくれば、彼らに頼らざるを得ません。日本の先行きがよく見えます。
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メールマガジン発行者プロフィール:
尾藤峰男 公認投資助言者(RIA)
びとうファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役
「米国CFA協会認定証券アナリスト」「CFP」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「1級FP技能士」の4つの最高難度の資格を持つ。
金融機関と全く関係がない資産運用アドバイザーとして、投資助言料のみで個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資に精通。日本経済新聞、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、ダイヤモンドなどへ寄稿・コメント多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」「バフェットの非常識な株主総会」。
2000年びとうファイナンシャルサービス株式会社設立。
投資助言・代理業登録-関東財務局(金商)第905号
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