2011/01/10 債券で最も信用度の高い「国債」は大丈夫か?
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◆ ご挨拶 ◆
新年明けましておめでとうございます。皆様にとって今年2011年が、よい
年になることを、心よりお祈りしております。
弊社、びとうファイナンシャルサービスは、おかげさまで今年は11年目に入
ります。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーとして、いまのよ
うな困難な時期だからこそ、さらにお客様の利益を最大化するサービスを提供
できるよう、全力を傾注していく覚悟です。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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お役立ち情報
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■ 毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.132(2011.1.10.)■
グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤 峰男です。この週刊メール
マガジンは、読者の皆様のおかげさまで、第132号となりました。
このメルマガは、連載形式になっています。『株式』編、『投資信託』編と続
き、現在第3弾として、『債券』編となっています。お知り合いや友人の方に
も、ぜひ紹介してあげてください。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功
へのステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関か
ら完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報を
お届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』
に答えるメルマガにしていきます。ぜひ、ご期待ください!!
私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界
最高峰のグローバルスタンダード資格、米国CFA証券アナリスト資格を有して
います。日本発では得られない情報も、このメルマガでたくさん提供していき
ます。
米国CFA協会では、このようにいっています。
-CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとやって
も得ることができない心の安心を顧客にもたらす。
-CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決して
到達することのできないレベルで、お客様の事情や状況を詳細にわたり理解で
きる能力を持っていることを証明するものである。
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■ メルマガ『債券』編
-債券で最も信用度の高い「国債」は大丈夫か?-
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2011年度予算案が固まった年末年始にかけて、多くの新聞・テレビや雑誌
で、歯止めがかからない日本の国債残高増加への懸念が指摘されています。皆
さんも本当に大丈夫なのかと漠然とした不安をもっていると思いますが、本メ
ルマガ、新年最初のテーマは、債券でもっとも信用度が高く「安全資産」とも
いわれる日本国債について、考えてみましょう。
ポイントは、以下の3つに絞られるでしょう。
1. 日本国債を持っていても、いいものか
2. 日本国債を買っても、いいものか
3. 日本国債を持っていなければ、心配ないか
皆さんはどう思いますか?
□ 国債は、国内消化で間に合っている「ガラパゴス」
現在国債は、国内で95%消化されていて、ほとんど海外からの投資を必要と
していない状況です。これは、海外への依存度がおよそ半分近い米国と好対照
になっています。
一方、貸出需要が乏しい国内の民間金融機関は、集めた預金のおよそ4分の1
を国債購入に充てています。ゆうちょは、8割を国債購入に充てていて、日銀
を合わせた国内金融機関で、国債のおよそ半分を持っている状況です。米国が
両者で10%程度、民間金融機関だけでは2~3%しか持っていないのと比べ
ても、好対照といえるでしょう。
さらに、一般政府や保険・年金基金が3分の1程度国債を保有しているので、
典型的な国内完結型といえます。このマイナス面の影響はあとでお話しするこ
ととしましょう。
とにかく、日本の場合、国債の保有者構成がいびつで、外部からの市場原理が
働きにくい構造になっているといってよいでしょう。国債の保有者構成も、ガ
ラパゴス化した状況といえます。
□ この「国債のガラパゴス状況」は、続けられるか
ゆうちょや銀行などの金融機関が国債を買い続けられれば、国債の消化に支障
をきたさず問題はないのですが、どうも、そういうわけには行かなくなるよう
です。1990年代に15%もあった貯蓄率は、現在では3%程度にまで落ち
込み、あの貯蓄をしないで有名な米国をも下回るレベルに落ちています。また
団塊世代の高年齢層化で貯蓄の取り崩しはこれから本格化し、所得の減少で金
融資産の伸びも鈍化していくことが見込まれます。
現在個人の金融資産は1440兆円ですが、住宅ローンなどの負債を除いた純
資産は1080兆円程度です。一方で国と地方の一般債務(借金)は、2010
年9月で1042兆円ですから、ほとんど糊しろはありません。いわば、いま
のままでは、日本国内だけで国債消化ができない状況が、刻々と迫ってきてい
るわけです。
「国債のガラパゴス状況」は、維持不可能ということです。
□ 国債消化を「外に頼らざるを得ない」となると、どうなるか?
海外に頼っている国債残高の比率が5%程度の日本は、いわば特殊な世界です。
いよいよ外に消化先を求めなければならなくなると、どうなるのでしょう?い
ままで働かなかった市場原理が働くようになります。世界の投資マネーに、厳
しく財政状況をチェックされ、2011年にGDPの2倍を超える見通しの政府債
務に対し、条件面で厳しい要求をしてくることは明らかです。今回のユーロ危
機の発信元、ギリシャの政府債務/GDPは137%、アイルランドでさえ112
%です。
そのギリシャの10年国債金利は、2009年12月に5%程度だったのが、
いまでは12.8%、ポルトガルの6ヶ月国債も1年前の0.6%が、この年
明け3.7%に急騰しています。先進国の英国の例を挙げれば、1972年に
8%程度だった国債金利が、英国病から74年には18%を越えた例がありま
す。
このように、外に頼らざるを得ない状況になりますと、市場原理が働き、投資
マネーにより、過度の金利変動まで起こしかねないリスクが高くなるのです。
□ いよいよ金利上昇となると、どうなるか?
国債の金利を上げざるを得ないようになると、どうなるのでしょう?日本の国
債の長期金利が、現在のレベルから3%程度まで上がると、利払い費が税収の
半分に当る20兆円まで膨らみ、その利払い費用を調達するため、さらに国債
を増発するという悪循環が生まれます。一度この循環が生まれますと、なかな
かこれを断ち切るのがむずかしくなり、財政破綻というリスクが高まってしま
います。
「国債は、発行体である日本国政府の信用状況の悪化等により、元本や利子の
支払いが滞ったり、支払い不能が生じるリスクがあります。」
これは、財務省作成の「個人向け国債」パンフレットに書かれている文句です。
免責条項として、文字通り、元利金が還ってこないリスクを、国が指摘してい
るのです。
一方、国債金利が1%上がるだけで、大手銀行・地銀は、6.6兆円もの損失
を出すとの試算もあります。国債の40%を保有するゆうちょ、民間金融機関
の財務状況の悪化が想定されるわけです。そうなると、預金として預けた資金
がリスクにさらされ、1000万円しか保護されないペイオフ発動という最悪
の事態も視野に入れなければなりません。
また、われわれの保険や年金基金も、国債残高の20%以上を持っていますの
で、こちらの財政状況の悪化が想定されます。そうなれば、程度の差はあれ、
保険金や年金のカット、あるいは金利上昇によるインフレに追いつかないとい
うような事態も想定されます。これまで国債のほとんどを国内で消化してきた
構造が、かえって事態を悪い方向に向かわせることになってしまうのです。こ
のように、国債の金利上昇は、われわれが深く関わるさまざまな面に影響を及
ぼすことになります。
ここまでで、最初にあげた3つのポイント、国債をもっていていいか、買って
もいいか、もっていなければ心配ないかという点に答えられていると思います。
ことほど左様に、国債をもっていないからといって安心していられるわけでは
なく、お金が円で国内にある限り、国債リスクからは逃れられないということ
です。
さらに、ギリシャやアイルランドが経験したような、大幅な増税、社会福祉・
年金の大幅カット、IMF管理下入り、激しいインフレというような推移をたど
ることを想定しなければならなくなります。IMF管理下に入れば、有無を言わ
さず、公的年金の2~3割の大幅カット、消費税は15~20%が当たり前
です。いまアイルランドでは、教会の炊き出しに、昨日まで家やクルマをも
っていた人が長蛇の列をなしているそうです。
おそらく、ここ1,2年がこうならないようにするために残された最後の猶
予期間といって決しておかしくないゾーンに、日本は入ってきていると考え
るべきでしょう。そのために取るべき方策を、弊社公式ブログに掲載しまし
た。ぜひご覧下さい。
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安心して豊かに過ごしていただけるよう、全力でお手伝いします。このような
厳しい時代だからこそ、ますます、その役割が重要になると考えております。
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■ 編集後記:
年初冒頭に、国債の話をしましたが、日本の状況を調べれば調べるほど、その
深刻さがわかってきます。これまで国家が経験したことのない事態を、これか
ら迎えるのかもしれません。
このような事態に対し、その存在に気づきながら無策でいることは、あまりに
もリスクが高いといわざるを得ません。その事態になって「だから言ったでし
ょ。」では遅いのです。
手前味噌になりますが、そうならないための適切な方策があります。ぜひ、冒
頭でご案内しているセミナーに参加ください。
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