2011/05/30 あなたの医療保険、本当に必要?
この度の東日本大震災により、犠牲になられた方がたとご遺族の皆様に対し、
深くお悔やみを申し上げます。また、被害にあわれた方がたには、謹んでお
見舞い申し上げます。
1日も早く復興し、皆様がもとの生活に戻られますことを、心よりお祈り申し
上げます。
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◆ I-O ウェルス・アドバイザーズ代表で、インベストライフ会報誌を主宰する
岡本和久さんとのジョイント・セミナーを開催します!◆
岡本和久さんは、最新刊「賢い芸人が焼き肉屋を始める理由」など、たくさんの
個人の資産運用に関する著書を出されています。今回は、岡本さんとのジョイン
ト・セミナーで、私、尾藤 峰男が「ライフプランが資産運用に果たす大切な役
割」について、岡本さんが「東日本大震災から、資産運用で学ぶこと」について
お話します。
少人数での開催ですので、お申込みはお早目に。
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日時 : 6月23日(木)19:00~21:00
プログラム : ①「ライフプランと資産運用」(尾藤峰男)
②「東日本大震災から何を学ぶか」(岡本和久)
場所 : 東京都渋谷区広尾1-8-6-7F
I-Oウェルス・アドバイザーズ オフィス
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定員 : 10名(先着順)
参加費 : 1000円(当日)
お申込は下記まで、お名前、年齢、ご連絡先をお知らせください。
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大変好評のうちに終了しました!◆
5月28日(土)に開催しました上記セミナーは、多数の方に参加いただき、皆
さんに、説明はわかりやすく、よく理解できた、内容は参考になった、ぜひ
次回も参加したいとアンケートにお答えいただきました。
質疑応答も活発で、皆さんがお互い啓発されたのでは、と感じた次第です。
また、無料相談へのお申し込みもたくさんいただき、ぜひお役に立てるアド
バイスをしようと、今から楽しみにしています。
お越しいただいた方には、雨の中大変ありがとうございました。
第6回『人生を安心して生きるための金融資産運用セミナー』をあらためてご
案内します。
その際は、ぜひふるってご参加ください!
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弊社は、皆様のために『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスをご案内
しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスを
させていただきます。
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● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。
● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。
● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
わからない。
● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。
● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
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グローバルスタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際資格
CFPをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤 峰男です。この週刊メール
マガジンは、読者の皆様のおかげさまで、第152号となりました。
このメルマガは、連載形式になっています。『株式』編、『投資信託』編、
『債券』編と続き、現在第4弾『資産運用』編となっています。お知り合いや
友人の方にも、ぜひ紹介してあげてください。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功
へのステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関か
ら完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報を
お届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』
に答えるメルマガにしていきます。ぜひ、ご期待ください!!
私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界
最高峰のグローバルスタンダード資格、米国CFA証券アナリスト資格を有して
います。日本発では得られない情報も、このメルマガでたくさん提供していき
ます。
米国CFA協会では、このようにいっています。
-CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとやって
も得ることができない心の安心を顧客にもたらす。
-CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決して
到達することのできないレベルで、お客様の事情や状況を詳細にわたり理解で
きる能力を持っていることを証明するものである。
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■ メルマガ『資産運用』編
-あなたの医療保険、本当に必要?-
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医療保険やガン保険に3つも4つも入っていて、一度ガンで入院すれば、実際の
入院費用より多く1日3万円、4万円も入院給付金が入ってくるというようなこと
が本当に必要でしょうか。そのため、患者はなかなか退院したがらないという
ケースもあるようです。また、貯蓄が十分あり、いざ入院となっても問題なく
対応できるのに、わざわざ医療保険に入る必要があるのでしょうか。
どうも日本人は心配性で「万が一に備えて」余計な保険料を払い続ける傾向が
強いようです。
また、国の制度で、多額の医療出費を抑える仕組みがあることも意外と知られ
ていません。また1年を越えるような長い入院を支える収入保障制度があること
も、知らない人が多いようです。これらを有効に活用すれば、民間の医療保険
の加入は、年齢や家族構成、資産の状況により、必要ないか最小限に抑えるこ
とが可能になります。
医療保険は、いざ請求となったときに、保険の対象外で支払われないというこ
とも多いので、あらかじめよく適用対象を確認しておくことが大切です。
□ 収入や貯蓄がある人が、医療保険に入るメリットはあるか?
60歳で、ある民間の医療保険(終身型、70歳払い込み満了)に加入した場合の
保険料総額は、10年で240万円にもなります。保障は、入院給付金は1日1万円、
手術給付金1回20万円です。なお医療保険は、入院と手術のみが給付対象です。
通院はカバーされません。
この場合、3度の手術(20万円×3回)と、それぞれ上限の60日ずつの入院(
60万円×3回)を経験して、やっと240万円の元が取れることになります。
医療現場では、入院期間の短縮がすすんでいて(2008年平均入院日数35.6日)、
払い込んだ保険料以上の給付金が受け取れるか、この医療保険の場合、かなり
検討の余地があります。
公的医療保険や、のちに説明する「高額療養費」や「傷病手当金」制度などを
活用し、手持ちの貯蓄や金融資産で医療費をまかなえば、民間医療保険で支払
った保険料より、大幅に低い出費ですんでしまうということが、十分考えられ
るのです。無駄な出費を抑えるために、ぜひ、医療保険の見直しも検討する価
値はあるでしょう。
□ 「高額療養費」や「傷病手当金制度」を知っている?
このありがたい制度「高額療養費」は、仮に1ヶ月あたりの医療費(差額ベッド、
食事費を除く)が100万円かかっても、一般的な所得の世帯なら、自己負担が月
に9万円弱で済み、直近1年で3回以上高額療養費の支給を受ければ、4回目から
は自己負担が4万4400円に下がるという制度です。また「高額療養費」には世帯
合算という仕組みもあり、夫婦や家族で合算できます。地方自治体や保険の種
類によっては、さらに療養費を軽減する制度もあります。
また、会社員なら病気で会社を長期間休んでも、健康保険の「傷病手当金」と
いう制度で最大1年半は収入の3分の2が給付されます。
これらの制度を知らないで、民間の医療保険に入っているとしたら、余計な保険
料を支払っている可能性は十分あります。なぜなら、高額療養費や傷病手当金に
より、還付金や手当金が入り、さらに加入する民間の医療保険から、入院給付金
や手術給付金が入ると、受け取る手取り金のほうが実際に支払った医療費より多
くなるということが考えられるからです。
病気で収支がプラスになるというのは、どこかおかしいのです。それが何を意味
するかといいますと、余計な医療保険に入っている、保険料を払いすぎていると
いうことに他なりません。
民間の医療保険は、公的医療保険を使い、これらの制度「高額療養費」「傷病手
当金」を使い、残る自己負担をカバーしなければならない部分を補充するために
保険料を払うというスタンスを持つべきです。
そのときに、収入や貯蓄があれば、高い民間の医療保険料を払い続けるより、よ
ほどそのたくわえから充当する方が、収支はよいでしょう。そもそも民間の医療
保険は、収入や貯蓄が少ない人が、これらの公的制度を使い、それでも自己負担
分を払わなければならないとき、利用する保険といってもよいでしょう。
□ 「誰でも入れるけど、誰にも払わない」医療保険
民間の医療保険は、いざ保険金請求しても、保険金が支払われないケースが大変
多いです。そのため、上のように揶揄されてしまうのです。
たとえば、契約前から発病していた病気は支払いの対象外、契約から90日以内に
発病した病気にも支払われない、既往症として高血圧があった場合、それが原因
での心臓疾患、脳血管疾患も対象外、腫瘍も悪性でなければ支払われないケース
が大半、扁桃腺手術も対象外、検査入院は対象外、3大成人病も急性心筋梗塞と
脳卒中については、働けない状態が60日以上継続したと診断が出た場合に初めて
支払われるなど、われわれが保険に入る時の認識と実際の支払い条件は、ずいぶ
ん違います。
また、古い医療保険になりますと、医療技術の進歩によりミスマッチが生じてき
ます。例えば、結石。最近は手術せずに、超音波破砕術を使うのですが、古い保
険ですと、開腹手術でないと、保険の対象になりません。まさか、「それでは保
険がきかないから、開腹してくれ」というわけにはいきません。
また、保険の営業セールスによっては、「告知しないで大丈夫」ということもよ
くありますが、告知義務違反では、保険金は支払われません。
そのため、当然払ってもらえるだろうと思って請求しても払われないということ
になるのです。
われわれ利用者は、テレビの派手な宣伝、営業セールスの巧みなトークにだまさ
れてはいけません。本当に必要なのか、保障内容はどうなっているか、支払う金
額は保障に見合うものか、現在のたくわえから充当できないか、慎重に考えなけ
ればなりません。
今回の保険シリーズは、週刊ダイヤモンド、2011/4/30、5/7合併号「安心の保険」
によるところ大であることをお伝えしておきます。
それでは、皆さん、今週も充実した1週間でありますように!
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■ 編集後記:
関東地方も入梅ですね。今年は、一週間ほど早い入梅とのことです。さらに早
くも台風まで到来とは、ずいぶん前倒しです。
政治は、震災・原発対応で手一杯。それも、地に足をつけて進んでいるかとい
うと、止めただの、いや実は止めていなかったといったレベル、不信任案を出
すのも、党利党略、足の引っ張り合いで、国民不在。
あとの大事なことは、すべて後回し。本当にこれでいいんでしょうか。時を刻
む「チクタク、チクタク」の音は、いずれくる時にどんどん近づいているとい
う気がしてなりません。
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