2011/12/19 外国株の長期投資に、為替リスクはほとんどない
この度の東日本大震災により、犠牲になられた方がたとご遺族の皆様に対し、
深くお悔やみを申し上げます。また、被害にあわれた方がたには、謹んでお
見舞い申し上げます。
1日も早く復興し、皆様がもとの生活に戻られますことを、心よりお祈り申
し上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.178(2011.12.19)
■□
□■□ びとうファイナンシャルサービス(BFS)
■□■□ http://www.bfsc.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
======
お知らせ情報
======
☆★第11回『退職金や金融資産をしっかり運用するためのセミナー』開催!★☆
-こうすればセカンドライフを豊かに過ごすことができる-
混迷の世の中、本当のことを知ることが難しくなっています。特に資産運用は、
情報があふれかえり、中でも利益を何とか取り込もうとしてリスクの高い商品
を売り込む金融機関や証券会社、FX会社、商品先物会社の宣伝・広告は激しく
なっていて、利用者が本当に正しい資産運用の方法を学ぶ機会が限られていま
す。
これからの人生は、国の制度や周囲に頼ることはできません。自分でしっかり
判断して、人生を切り開いていく必要があります。資産運用もまさにその通り。
このセミナーで、人生を安心して過ごすことができる「正しい資産運用法」を、ぜひ
学んでください。きっとかけがいのない時間となることでしょう。
~参加無料 限定10名~
日時:2012年1月28日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室カンファレンス5(日比谷帝劇ビル地下1階)
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml
(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
申し込みは、下記メールまたは電話にて「1月28日セミナー参加希望」
として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386
講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役
講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経
CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済
新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。
◆このセミナーで「セカンドライフを豊かに過ごすための資産運用法」がわかる!◆
30年以上の経験と資産運用の頂点の資格を持つ、FP・資産運用アドバイザー
尾藤 峰男だからこそ語ることのできる「セカンドライフを豊かに過ごすため
の資産運用法」をお話します。
日本の将来が不透明で、先行き閉塞感がつのる中、老後や家族の将来はどうな
るか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口はなかなか見つかりません。
証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれません。自
分たちが売りたい商品のための情報しか話さないのです。
一度きりしかない人生を幸せに生きるためには、資産運用で失敗はできません。
金融機関から完全独立で、お客様の利益を最優先におくびとうファイナンシャ
ルサービスだからこそお話できることがあります。土曜の午後のひと時を、「
本当の資産運用とは」を学び、セカンドライフを豊かに過ごすために使ってみ
ませんか。
◆『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスのご案内 ◆
弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次
のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただき
ます。
● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。
● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。
● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。
● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。
● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。
● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
わからない。
● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。
● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。
● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたら
いいかわからない。
資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP
・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」を
お気軽にご利用ください。
『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~
なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
完全予約制ですので、事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。
E-mail: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386
◆ びとうファイナンシャルサービスのお役立ち情報源 ◆
☆★ 更新情報満載!『びとうファイナンシャルサービス公式ホームページ』★☆
http://www.bfsc.jp
☆★ 『びとうファイナンシャルサービス公式ブログ』 ★☆
http://ameblo.jp/bitofinancialservice/
完全独立のFP・資産運用アドバイザーがお金の運用を取り巻くテーマの視点・
論点をお届けします。これから日本はどうなる?どう資産を運用したらいいの
か?キーとなるポイントは?皆さんにとって役立つ情報を随時配信します。
☆★ 『毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!』 ★☆
最近のバックナンバーも掲載!登録はこちらから
http://www.bfsc.jp/mailmagazine/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!:No.178(2011.12.19)■
グローバル・スタンダードの証券アナリスト資格CFAとFPの最上位国際
資格CFPをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤 峰男です。この週刊メ
ールマガジンは、読者の皆様のおかげさまで、第178号となりました。
このメルマガは、連載形式になっています。『株式』編、『投資信託』編、
『債券』編と続き、現在第4弾『資産運用』編となっています。お知り合いや
友人の方にも、ぜひ紹介してあげてください。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その成功
へのステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融機関か
ら完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に立つ情報を
お届けできます。これからも『本当はどうなの?』『本当のことを教えて!』
に答えるメルマガにしていきます。ぜひ、ご期待ください!!
私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認める世界
最高峰のグローバル・スタンダード資格、米国CFA証券アナリスト資格を有し
ています。日本発では得られない情報も、このメルマガでたくさん提供してい
きます。
米国CFA協会では、このようにいっています。
-CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとやって
も得ることができない心の安心を顧客にもたらす。
-CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決して
到達することのできないレベルで、お客様の事情や状況を詳細にわたり理解で
きる能力を持っていることを証明するものである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ メルマガ『資産運用』編
-外国株の長期投資に、為替リスクはほとんどない-
――――――――――――――――――――――――――――――――――
外国株投資には為替が付き物で、ここまで超円高が続くと、為替が恐いし、もっ
と円高になるだろうから、それを待って外国株投資をやろうと考えるのも、無理
はありません。しかし、外国株投資に、ほとんど為替リスクはないとしたら、ど
うでしょう。
□ 為替レートは、2国間のインフレ率の差で決まる。
為替レートは、2国通貨の換算レートですが、その為替レートは、2国のインフレ
率の差によって決まるとされています。インフレ率の高い国の通貨は、低い国よ
り通貨安になります。今年10月の米国物価上昇率は前年比3.5%、日本は-0.2%で
すから、円高もうなずけるというものです。
□ では、通貨安を伴なうインフレは、株価をどう動かすか?
そこで、まず、通貨安をもたらすインフレは株価にどう影響するかを見てみまし
ょう。
1.インフレになると、実物資産である不動産や株式に投資資金が回り、不動産
価格や株価が上がる。
2.インフレになると、製品の売価が上がり、賃金の上昇は遅れ気味になり、収
益性が向上し、株価は上がる。
3.通貨安になると、輸出企業や国外の売上が多いグローバル企業は業績がよく
なり、株価は上がる。
このように通貨安を株価の上昇が補い、さらに、通貨安を大きく上回る株価の上
昇を期待できるようになるのです。
□ 27年で3分の1になる円高でも、NYダウは、円建てで3倍以上に
下の表は、日経平均とニューヨーク・ダウに円建てで投資した場合を比較したも
のです。どの期間を取っても、その差は歴然としたものがあります。どの期間で
も、これまで円高になっているのですが、円建てニューヨーク・ダウは、日本株
より大幅にアウトパフォームしているのです。27年経ってもマイナスというのは、
悲しいですね。始めた当時の為替は、なんと233円。現在はちょうど、その3分の1
です。それで
も、円建てNYダウは3倍以上になっているのです。こういう現実は、しっかり直
視しなければいけません。
日経平均 円建てNYダウ 開始時の為替
84/1~11/12 0.9倍 3.2倍 233.00円
93/1~11/12 0.5倍 2.3倍 124.30円
00/1~11/12 0.55倍 0.8倍 106.90円
□ 為替リスクは、どの程度外国株投資で吸収されるのか?
実際にどの程度、為替リスクが、外国株投資で吸収されてしまうかを、ニューヨ
ーク・ダウに円で投資した場合で見てみましょう。
リスク度を%で表示
NYダウ 為替 円建てNYダウ 為替による増加(吸収されたリスク)
93/1~11/12 15.1% 10.9% 17.8% 2.7% (8.1%)
00/1~11/12 15.5% 9.6% 18.3% 2.8% (6.8%)
この表の見方を説明しましょう。「NYダウ」はドルで投資した場合の株価本来
のリスク、「為替」は為替リスクです。そして、「円建てNYダウ」は、普通に
考えると、93/1~11/12の部分では、「NYダウ」と「為替」の15.1%と10.9%を
足したもの、すなわち26%だろうと思うのですが、実際には、17.8%となってい
ます。そして、ここで増えている為替リスクは、10.9%ではなく、(17.8-15.1)
の2.7%のみです。為替リスクの3/4(8.1%/10.9%)が消えてしまっています。
00/1~11/12を見ても、同じような結果が出ています。
また、93年からの円建てNYダウのリスク17.8%の内訳を見てみますと、株式リ
スクが15.1%、為替リスクは2.7%で、為替リスクは全体の15%しかなく、ほと
んどが(85%)が株式リスクとなっています。2000年1月以降の分も、まったく
同じ割合です。すなわち、長期でNYダウに投資していた場合、為替リスクは、
全体のリスクの中のほんのわずかという結果になっているのです。
過去の米国での調査でも、10年以上たつと、外国株投資の為替リスクはゼロにな
るという結果が出ています。これは、先ほどお話したとおり、通貨安をもたらす
インフレにより株価が上昇し、為替リスクを埋め合わせてしまうことを表してい
るものです。
□ デフレと円高で苦しむ日本株より外国株投資
したがって、相対的に、株価が上がりにくいデフレの時に、円高に苦しむ国内企
業に投資するより、インフレにより投資資金が株に向きやすいため株価が上がる
国の株式や、製品の値上げがしやすいため収益が改善し、通貨安の恩恵を受け輸
出採算がいい、米国などの輸出企業や国外売上の多いグローバル企業に投資する
ほうが、効率がいいということがいえるわけです。
短期では、為替レートは為替市場の投機的売買や需給関係で動きますが、10年以
上の長期では、このようなメカニズムで株価に影響してくるわけです。
□ 外国債投資は、外国株より為替リスクがずっと高い
債券のほうが株式に投資するより、為替リスクが少ないと普通は思うのですが、
これが、ちょっと違うのです。これは、どうしてかというと、株式は、上のよう
な要因から、いわば生き物のように、通貨安を株価の上昇で吸収してしまいます
が、債券の場合は、インフレが通貨安を引き起こしますから、インフレにより債
券価格は下がり、さらに通貨安で為替損も被り、為替損を吸収することなく、債
券のリスク+為替リスクを単純に足したものになってしまうからです。上の93/1
~11/12のケースで、15.1%+10.9%=26%の計算方法が、債券ですが、株式の場合、
実際にはそれが17.8%で済んでいるということです。
また、株式の場合、為替のリスクは株式のリスクの2分の1程度といわれている
(上の表では、15.1%と10.9%にあたる)のですが、債券の場合、為替のリスク
は債券のリスクの2倍程度といわれています。
□ 為替リスクを恐れて外国株投資をためらうべきではない。
為替リスクをあまりにも恐れて、外国株投資をためらうのは、効率的な資産運用
の有力な選択肢を狭めてしまうことになります。また、円高になればなるほど、
円換算で投資金額は安くなりますが、通貨安でもインフレによる株価の上昇を考
えれば、為替の水準を第一義に、外国株投資のタイミングを測るのは非合理的で
あることもわかります。
いかがでしたか、今週のメルマガ。これからも私、尾藤 峰男は、メルマガ読者
の皆さんに、真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信していきます。
ご期待ください!
それでは、皆さん、今週も充実した1週間でありますように!
このメルマガを、お友達にも紹介して上げてくださいね。
メルマガ登録はこちらから!
http://www.bfsc.jp/mailmagazine/
このメルマガへの率直なご感想・忌憚のないご意見もお待ちしています!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 編集後記:
現在ニューヨーク・ダウは年初来2.1%高。日経平均がその間16%の下落ですか
ら、うらやましい限りです。ところで、このニューヨーク・ダウの上昇を一手
に引き受けているのが、IBMであることをご存知ですか。ニューヨーク・ダウは
30企業の株価の単純平均で算出されますが、唯一100ドル台のIBM株価が、1年で
40ドル以上上がっているので、2ドル、3ドル上がったり下がったりの他の銘柄
より、最大10倍以上も、ニューヨーク・ダウへの寄与度が違うのです。
===================================
皆さまだけの利益を考えるFP・資産運用アドバイザー
BFS びとうファイナンシャルサービス http://www.bfsc.jp
===================================
■ びとうファイナンシャルサービスは、皆さまの目標や夢の実現のため、
30年を超える長い経験と知識、高い職業倫理で、お客さまの利益のみに
目を向けたサービスを提供しています。いつもお客さまのかたわらでお金
の健康管理をするホームドクターです。
■ びとうファイナンシャルサービスは、金融機関から完全に独立したFP・資
産運用アドバイザーとして、最高水準の知識と理論に裏付けられたベスト
の金融商品の紹介や助言サービスを提供して、お客様に安心して人生を過
ごしていただく資産運用をご案内しています。
お問い合わせはこちら→
https://secure70.chicappa.jp/~weblike.jp-bfsc/inquiry.html
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ おすすめメルマガのお知らせ
社会保険労務士小田一哉さんの365日毎日更新のメルマガをご紹介します。
会社員としての勤務経験や社会保険労務士としての日々の仕事を通じて、「仕
事の本質」を考えていくメルマガで、わたしたちが日々の仕事をしていく上で
とても参考になります。
「目先」にとらわれず、「長期の視点」で「仕事の本質」を考えていく、真面
目で硬派のメルマガです。購読申し込みは、こちらからぜひどうぞ!
http://www.mag2.com/m/0000230023.html
小田一哉さんのプロフィール
http://ameblo.jp/oda-sr/theme2-10006799554.html
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ メルマガ名 『毎週3分で、資産運用の成功に導くメルマガ!』
■ 発行人サイト http://www.bfsc.jp/
■ 発行人 びとうファイナンシャルサービス(株)
投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第905号
■ 発行責任者 尾藤 峰男(びとう みねお)
米国CFA協会認定証券アナリスト
日本証券アナリスト協会検定会員
1級ファイナンシャルプランニング技能士
日本FP協会CFP認定者
■ ご意見・ご感想 info@bfsc.jp
※ このメールは、お名刺の交換や弊社への資料請求、また弊社のメルマガ登
録をされた方へ、お役に立てる情報をご提供させて頂く事を目的としています。
メルマガの配信停止をご希望の方は、大変お手数ですが、このメールへの返信
または、info@bfsc.jp まで、「不要」とご記入のうえお送りください。
(重要事項)
・内容については、万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあ
りません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、発行人
は一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判
断でなさるようにお願いいたします。
・メール本文・データ等の著作権は、発行人に帰属します。
・本メルマガの内容を引用する際は、出典を明記してください。
Copyright (C) 2011 Bito Financial Service, Co., Ltd. All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━