2008/12/08 株価が上がらない会社とは、どういう会社?その5.-配当金を意味なく出し惜しみしたり現金のまま溜め込む会社
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■ 株価が上がらない会社とは、どういう会社?
その5.-配当金を意味なく出し惜しみしたり現金のまま溜め込む会社-
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配当性向(配当金/利益)が低い会社というタイトルで、メルマガNo.20
にお知らせしましたが、上のタイトルに変更させていただきました。この変更
について、少し説明させていただきますが、必ずしも一律に配当性向が低いと
株価が上がらないかというと、そうではありません。今配当性向が低くても、
利益が伸びていて配当金がどんどん増えていけば、株価は上がっていくでしょ
う。また利益をすべて投資にまわし、その投資がうまく収益を生み利益がさら
に増えれば、配当性向が低くても、株価は上がっていくでしょう。しかしなが
ら、なかなかそうはうまくいきません。そのあたりのことをこれからお話します。
□ 株価は、将来の配当金合計の現在の価値と同じ
理論的に現在の株価は、将来の配当金の合計の現在の価値と位置づけられます。
ということは、将来配当金をたくさん出しそうな会社がいいということです。
前回で、会社に現金がたくさん溜まっている会社は株価が上がりにくいとお話
しましたが、こういう会社は、往々にして配当金として出そうと思えば出せる
現金を出したがらないのです。ということは、将来配当金をたくさん出しそう
にないから株価は上がりにくいということになります。
□ 配当金を着実に出す会社の株主は、優良な長期株主が多い
配当金を、いつも少しずつでももらえるとうれしいものです。たとえ株価がか
なり下がっていても、配当金がもらえているから少し我慢しようかいうことに
もなります。株価が下がっていてももし配当金が増えていれば(武田薬品や花
王はそうです。)、さらに状況はよくなります。こういう会社は、利益が下が
っていても配当金には手をつけないとか多少無理しても配当金を増やすという
行動に出るわけです。こうなりますと、安定して配当金がもらえてしかも増え
ていけば、これが楽しみになり株を離さなくなり、結果として長い間株を持つ
いい株主が増えてくるということにつながるのです。
特にそれが、金融機関や取引先との持合で安定株主をつくるのではなく、会社
の配当政策に魅力を感じて投資してくる投資家は、少数株主である個人投資家
が多くなります。そしてその層が株主構成として非常に大事な部分を占め、株
主民主主義が会社経営に反映され、いわば会社として健康体の会社になります。
一方で、配当が少ない会社には、配当金を当てにしない投資家が集まりがちに
なり、配当金を当てにしない投資家は、会社の利益だけに目を向けて投資判断
をするわけです。多くの投資家はそうでしょうし、私も利益の判断は非常に重
要だと思いますが、その判断がいく危険性に、短期的な見方をする株主が多く
なるということがあります。これは、逆に言えば、安定して株式を保有する株
主の比率が低くなり、株価の変動が大きくなりリスクが高くなるということに
つながるわけです。
□ 配当金として株主に返さないと、緊張感が薄れ、投資判断や経営に緩みが出てくる。
会社にお金がたくさんあると、余計なものにそのお金を使ったり、設備投資の
判断のときに甘い決定をしたり、経営全般にわたり緩みが出てくることが、よ
くいわれます。統計的に出すのはむずかしいのですが、ふつうに考えても、だ
ぶだぶのメタボリックの体と筋肉質の体では、動作や健康面、あるいは思考的
判断でもずいぶん違うでしょう。それと同じことが会社のお金についても言え
るということです。どのような体つきの会社に投資するかという具合に見ると、
きっと面白いでしょう。
一方で、配当金を適切に株主に返す会社は、いわば筋肉質の健康体の会社とい
え、経営に緊張感があり、あまり会社にたくさん現金があるということでなく、
又は借金をして投資するとなれば、その投資判断は過ちがゆるされない緊張感
を伴ったものとなるでしょう。あるいは、配当金を出し続けなければならない
となれば、投資や経営判断は、長期的視野にたった戦略的判断ともなるでしょ
う。これが株価にもいい影響を与え、安定して着実な上昇をたどるような動き
につながっていくわけです。
また配当金は、会社に投資してくれているあるいは長く持ってくれている株主
へのお返し、感謝の気持ちともいえます。会社と株主の関係も、こういういい
関係をもっていれば会社の永続的成長が保たれるというものでしょう。
□ 配当金が少ない会社、利益が出ても配当金を増やさない会社は、株価が上がらない。
このような会社の経営者は、結局は株主をみていなくて、自分たちの利益のみ
を見がちになっているということです。こういう会社は、短期的には上がるこ
ともあるでしょうが、長い目で見て株価が上がり続けるとは、とてもいえません。
今週も最後まで読んでいただいて、大変ありがとうございます。ご質問、ご意見
大歓迎です!!
このメルマガは、株式編に入ってきています。これからも、中身の濃い情報をご
紹介していきますので お友だちやお知り合いにも教えてあげてくださいね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さんの1週間が、すばらしい1週間に
なりますように!
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