2014/06/09 将来の年金は大幅に減り、支給開始は先延ばし。
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－将来の年金は大幅に減り、支給開始は先延ばし。－
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Tel: 03-6721-8386
講師：尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役
プロフィール：
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定
会員、1級FP技能士の4つの最高難度の資格を持つ唯一の日本人。
金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーとして、個人の金融
資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資
への造詣が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへの
コメント多数。TV東京・日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始
めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。
投資助言・代理業として関東財務局登録。
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■ 毎週３分で、資産運用の成功へ導くメルマガ！：No.288（2014.6.9）■
グローバル・スタンダードの証券アナリスト資格ＣＦＡとＦＰの最上位国際
資格ＣＦＰをもつFP・資産運用アドバイザーの尾藤峰男です。この週刊
メールマガジンは、読者の皆様のおかげさまで、第288号となりました。
このメルマガでは、大切なお金の運用で皆さまのお役に立てるよう、その
成功へのステップを私、尾藤 峰男がわかりやすくお話していきます。金融
機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーだからこそ、本当に役に
立つ情報をお届けできます。これからも『本当はどうなの？』『本当のことを
教えて！』に答えるメルマガにしていきます。ぜひ、ご期待ください！！
私、尾藤 峰男は世界の金融業界・法曹界・会計士業界など誰もが認め
る世界最高峰のグローバル・スタンダード資格、米国CFA証券アナリスト
資格を有しています。その資格管理団体である米国CFA協会は、次の
ようにいっています。
－CFA資格保有者といっしょにやることは、他のどの資産運用のプロとや
っても得ることができない心の安心を顧客にもたらす。
－CFA資格を保持しているということは、他のどの資産運用のプロでも決
して到達することのできないレベルで、お客様の事情や状況を詳細にわた
り理解できる能力を持っていることを証明するものである。
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■ メルマガ『資産運用』編
－将来の年金は大幅に減り、支給開始は先延ばし。－
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このタイトルを見ると、初っ端から、なんと暗ーい話かと思ってしまうかもし
れませんが、これはまさにこれから間違いなく来る現実です。「いまは様子
を見ながら程ほどの生活をして、退職する頃になって考えよう」と悠長な見
方をしていると、人生が大きく狂うことになります。今回の厚生労働省の
「年金財政検証」をみると、現在の受給世代も将来の世代も両方に大きな
影響が出てくる姿が見えてきます。ますます自助努力による資産形成の必
要性が高まるといえるでしょう。
□ 30年後の年金は、楽観的シナリオでも2割減る！
現在の年金は、現役給与の62.7％の水準の年金が支給されているとのこ
とですが、このたび厚労省が出した経済の高成長を見込む楽観的シナリオ
でも、30年後には50％程度になり、支給額は2割も減ります。現在会社員の
夫と専業主婦が受け取る平均的年金額は月額21.4万円で、これが17.1万円
に減って合格点としているのですから何をか言わんですが、さらに女性の労
働参加が進まず、経済成長が低成長なら、年金支給はさらに減り、最悪で
は40年後に39％まで落ちる（現在の年金月額で13.3万円）というのです。現在
の支給水準でもやっと生活ができると感じている人が多いなかで、さらに年
金が大幅に減るとなれば、とても生活できず、生活保護に頼る以外にないと
考える人も多いでしょう。
□ 現在受給世代の年金減額が避けられない。
これまでデフレで年金の減額ができなかったのですが、「マクロ経済スライ
ド」という仕組みで、物価の上昇より年金支給額の増え方を抑える措置を
取る必要性が急速に高まっています。この「年金財政検証」は2015年度か
ら「マクロ経済スライド」を発動する前提です。この措置は現役世代に付け
を残さないため長期にわたり継続する可能性が高く、物価の上昇に年金
額が追いつかずに現在受給世代の実質支給額の目減りとなり、ボディー
ブローのように効いてきます。
□ 将来受給世代の受給開始は70歳になる可能性も
今後ますます少子高齢化が進むため、現在の年金満額受給65歳開始は、
間違いなく維持不可能となるでしょう。格付けがトリプルAのドイツが29年ま
でに65歳から67歳に、同じくトリプルAの英国が46年までに現在の65歳から
68歳に支給開始を引き上げました。格付けがAAマイナスの日本の場合は
少子高齢化がさらに進んでいて、国の財政状況が一段と厳しいこともあり、
30年後に67，68歳からの支給開始は確実で、70歳支給開始の可能性も大
いにあると見ておく必要があります。
□ 今後退職年齢は70歳にも
現在でも65歳まで雇用義務があることとなっていますが、年金受給開始ま
で働くことになれば、70歳まで働くことも覚悟しておく必要があるでしょう。
現在では、男性の平均寿命は80歳となり、昭和30年代にできた現在の年
金制度が想定した退職後の寿命が10年という仕組みは、すでに無理なこ
とは明らかです。今後の労働力減少から、働ける限り働くということは、年
金財政を維持し、国の経済力を確保する上でも、むしろ国家の大事なテー
マとなるでしょう。
□ 今後の最も重要なテーマは、自助努力による資産形成
「年金だけでは生活できない」ことは今後はっきりしてきます。退職する頃
になって「なんだ、俺の年金こんなに少ないの？」では遅いのです。退職後
30年、40年にもなる第2の人生を豊かで充実したものにできるか否かは、
その人の人生の成功か失敗かを決めることにもなります。無駄な出費を削
り、若い人は早くから積み立てによる資産運用、ある程度資産が貯まってき
た人、退職金をもらい「さてどうしよう」と考えている人は、その資産を適切な
資産運用で殖やしていくことは、今後ますます重要になってきます。金融機
関や証券会社の役割は大きいものがありますが、現在の状況ではとても
相談するのに信頼が置ける状況ではありません。ノーベル経済学賞受賞
者のシャープやシラーが強調するとおり、お客様から投資助言料を受け取
るだけでアドバイスをする資産運用アドバイザーの必要性は、日本でも、今
後ますます高まるでしょう。
いかがでしたか、今週のメールマガジン。これからも私、尾藤 峰男は、メル
マガ読者の皆さんに、真に役に立つ「資産運用を成功に導く」情報を発信して
いきます。ご期待ください！
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■ 編集後記：
今回の「年金財政検証」をみても、国や役人の無責任さを強く感じます。2004
年の年金改革で打ち出した「100年安心プラン」は10年後に早くもほころびだ
し、今回出した8つのシナリオのうち３つは「安心でない」支給水準となってい
ます。100年安心といっておきながら「経済次第で年金制度は変わるんです
よ。」といっているようで、当事者意識がなく、他人任せの感を禁じ得ません。
いざそのときになってだまされたと思わないように、今から十分な心構えと自
助努力による具体的な準備をしておかなければなりません。その意味でも、
冒頭でご案内している「退職金や金融資産をしっかり運用するためのセミナ
ー」にぜひお越しください！
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３０年を超える長い経験と知識、高い職業倫理で、お客さまの利益
のみに 目を向けたサービスを提供しています。いつもお客さまの
かたわらでお金 の健康管理をするホームドクターです。
■ びとうファイナンシャルサービスは、金融機関から完全に独立したFP・
資産運用アドバイザーとして、最高水準の知識と理論に裏付けられた
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